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余裕のない朝、駅まで走っている時、シャトルランを思い出す

おはようございます。
みなさんは学生時代にシャトルラン(往復持久走)をした記憶ってありますか?

体育館で20mの距離を、チャイムのような電子音に合わせてひたすら往復で走らされる———。
そう、まるで拷問のようなアレです。

今となっては聞くだけでトラウマの音声。
「5秒前……3、2、1、スタート!デデデンデン🎶」の合図に合わせて一斉に走り出す。

体育館@フリー素材

20mシャトルランは、有酸素運動能力に対する体力測定の方法。往復持久走とも言う。1982年に European Journal of Applied Physiology に Leger と Lambert によって、その方法と結果を報告されたことにより周知された。

Wikipediaより

リズムは1分ごとに速くなり、最後の音が鳴り終わるまでに反対側のラインに到達しなければ終了。何往復出来たかで得点が変わります。

十数年前のことで、もはや記憶が曖昧なので調べてみたところ、4〜7月に行われる全国体力テストの一環だったようです。
体力テストのことはうろ覚えですが、シャトルランのことだけは毎年のトラウマ・一大イベントとして強く印象に残っています。

この記事を書くにあたり、YouTubeで音源を探して改めて聞いてみました。

「5秒前……3、2、1、スタート!」
「デデデンデン🎶ド……レ…ミ…ファ…」

辛かった思い出が一気に蘇りました。
心拍数が上がり、動悸が止まらず吐き気がしてきたのですぐに止めました。

それくらい私にとって脅威の存在だったシャトルラン。手を抜けばよかったのに、負けず嫌いで自分の限界を知りたかった学生時代。

余裕のない朝、息を切らしながら駅まで走っていると不意にシャトルランの記憶が鮮明に蘇ります。はち切れそうなほど苦しい心臓の鼓動、上手くいかない息づかい、覚束ない足元。

もうあんな思いはしたくない。
けれど、あのとき限界まで走り抜いたから私は今日も駅まで全力で走ることができる。そう信じています。

「今日は絶対電車に間に合わない」と思っても、希望を捨てない。不可能は可能になり得ます。

そんなことより朝は余裕を持って駅に向かいましょう。


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