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人生を振り返る

今年は50歳になりました。
人生100年ならば折り返し。
自分の感覚的にも人生を折り返した気がします。

なので、今までの自分を振り返ることにします。
自己満足ですので長い文になってしまいますがお許しを。

私の幼い頃の記憶・・・
私の家はあまり裕福ではなかったけど、父は喫茶店の雇われマスター。母は保険の外交員とか内職とかいろんな仕事をして家計を支えていました。
長屋暮らしでご近所さんも「家族」みたいな環境でした。
子供たちは周りの大人に見守られ、育てられてて
私はおとなしい性格で1人の友達と静かに遊ぶことが好きだったのですが
近所では年は上の方で数人の子供たちは兄弟みたいに育っていたので
遊びたいように遊び、制限されることもなく否定されることもなく
穏やかに自由奔放に育っていたとおもいます。

そんな子供時代から思春期の頃になると私の周りでは友達関係であちこちで「イジメ」が起きていました。
そのイジメは順番にターゲットにされるといういじめ方で、
次は誰だろうみんながビクビクしていて、そんな状況が何年か続き
私の番もやって来たのです。
すると・・・
私の母親はイジメのターゲットが私になった途端にリーダー格の子供達を
うちに呼び集めました。2階の部屋に5・6人だったかなあ?いわゆる気の強い子たちが私の目の前に勢揃い(^^;;
気の弱い私にとっては絶体絶命の修羅場です
母は、「話し合いなさい」とだけ言ってドアを閉めて、いなくなってしまいました。(えぇ〜〜〜〜〜っ!!!)
私はてっきり母がこの場を仕切ってくれるのかと思っていたのでパニック(*0*)
でもそこで腹が座ったようです。
「私、何か悪いことしたのかな?何をしたのか言ってくれる?」
その子たちに率直に質問をしました。それしか思いつかなくて。
すると、その子達は理由が特になかったようで口ごもり・・・

私のイジメられるターンは半日で終わったのです。
”いじめている子たちは凶悪犯でもなく昨日まで一緒に遊んでいた友達だったのになんであんなに怖かったんだろう”
私の中で何かが変わったのです。
その後もイジメが終わることはなく、他の子へと順番が回っていくだけでしたが。

そんな経験から私は
自分だけはイジメみたいなことをする人間にはならないぞ。
と心に強く決めて、その後の私の価値観の重要な核になっています。

高校を卒業する時は
家庭の空気感を読んで、自ら就職を選んで・・・
就職して数年たって急に京都で一人暮らしをするって決めて、仕事を辞めて引越しをすることも自分1人で決めてしまうという感じ。

自分のことを決めるのに誰かから反対されることがなかったので、立ち止まって悩みを誰かに相談することもなく生きていました。
その頃付き合っていた彼と結婚し、実家とは遠く離れた地へ嫁にいくという人生最大のイベントも、流れのままにあまり考えることもなく決めていきました。
正確に言うと多少立ち止まろうとしたけど、強い流れに流されてしまった感じでした。

結婚生活は価値観の違いに驚くことばかりの日々でした。
同居ということもあり、商売人の家に育った私がサラリーマンの兼業農家の田舎の家に嫁ぐということがどうゆうことなのか全くわかっていなかった。
180度ほど違う家庭環境と価値観の中で自分の考えを伝えようとしても全く受け入れてもらえず。
口下手な私は全部受け入れることで話し合いを諦めてしまいました。
子供が2人産まれて、子育てに一生懸命になりながら日々が過ぎていきましたが、私は義理の両親に対して心を完全に閉ざしてしまいました。
夫に話しても全くうまく伝わらず、やがて夫にも伝えることをやめてしまい、子供と私の3人対夫と両親3人の分裂状態です。

ある時からだんだんと歪みが大きくなり、私も精神的にとてもしんどくなっていきました。「もういつ死んでもいいや〜」くらいに思っていました。
私の体も限界を感じていたのか、原因不明の強い頭痛に悩まされる日々が半月以上続き、その中でなんとか自分を保つために必死に改善策を探していた時にヒプノセラピーというヒーリングワークに出会いました。
そこで自分の心と向き合うことに深く取り組み始めました。
「まずは自分のことをちゃんと大切にしよう」
今まで自分のことは後回しで我慢させて生きていたのです。
そのことにも気づいていなかった。

そうして別居という決断をすることになりました。
私の日々の行動は自分勝手で理解不能な状態に映っていたでしょう。
私は、まるで鎖に繋がれそうになって抵抗している猫のような感覚でした。
家を出てからは、生活の不安はあったけど解放感を感じていました。
それからだんだんと心も体も元気になっていきました。

「どうせならこれからの人生は本当に私が生きたいように生きよう」

人生を振り返って辛いことだけ書いてしまいましたが、辛い人間関係以上に私の周りにはいつも優しくて親切で楽しくって心を許せる人たちがたくさん居ました。
その人たちの存在があったからこそ辛いことがあっても毎日楽しく、温かい気持ちを感じることが常にありました。
日々を感謝して頑張ろう!って思いながら乗り越えてこれた。

ここ数年の人生最大の辛い経験の時にも今までにないくらいに最強のサポートをしてくれる人たちに新たに出会いました。
人とのご縁って本当に素晴らしい。
人との関わりの中で成長して生きているって思います。

まず自分を整えて幸せにしてあげてから、
今度は私が誰かをサポートできるような人になっていきたいと思います。

人生の後半戦に突入していきます。
「まだまだ生きていたい」と思えるよう、
この瞬間を楽しんで生きていこうと思います(^^)/

最後まで読んでいただいてありがとうございます!

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