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2023年の大学球界を盛り上げるドラフト候補にインタビュー!

どうも、やまけんです。
2020年より続いたコロナ禍も徐々に収束が見え始め、今年の3月13日からはマスクの着用が原則的に個人の判断に委ねられるようになるなど元の日常を取り戻しつつあります。

今年の大学4年生は入学と同時に新型コロナウイルスの影響を受け、部活動の練習はおろか、キャンパスに通い講義を受けるという大学生活そのものすらままならず、大変辛い思いをしてきたのではないかと思います。
今回はそのような環境下でも着実にレベルアップし、上のステージを目指す大学生選手にお話を聞いてみました。いずれの選手も今年の大学野球を、そして今後の野球界を語る上で欠かせない期待の選手なので、是非最後まで読んでいただけると幸いです!

※紹介に使わせていただいた写真は選手ご本人から提供いただいたものです。

質問項目

①自己紹介(今までの野球歴、ポジションなど)
②なぜ今の大学を志望したか
③自身の能力の5段階自己評価
[投手] 直球 変化球 コントロール スタミナ 精神力
 球速(自己最速)、球種(持ち球)
[野手] ミート 長打力 走力 守備力 精神力
④「ここを見てほしい!」という注目ポイント
⑤ライバルや意識する選手、自チームの注目選手
⑥最終学年での意気込み

今回は各選手に上記の質問をさせていただきました。今の大学の志望理由、自身の能力の5段階評価、注目ポイントなど、決して他の媒体では読むことのできない貴重なお話をお伺いすることができたので、どうぞ最後までじっくりご堪能ください!

下村海翔(右投手・青山学院大)

①自己紹介(今までの野球歴、ポジションなど)

青山学院大学4年 下村海翔
小学校:甲武ライオンズ(軟式)
中学校:宝塚ボーイズ(硬式)
高校:九州国際大学付属高校
大学:青山学院大学
ポジション:投手

②なぜ今の大学を志望したか

青学の少人数体制特有の雰囲気や自主性を大切にしているところに惹かれたからです。


③自身の能力の5段階自己評価

直球3 変化球3.5 コントロール4 スタミナ3.5 精神力3
MAX153キロ ストレート、スライダー、カットボール、カーブ、フォーク

④「ここを見てほしい!」という注目ポイント

躍動感・安定感

⑤ライバルや意識する選手、自チームの注目選手

青山学院大学 常廣羽也斗投手(大分舞鶴高)

⑥最終学年での意気込み

チームの目標である東都優勝・日本一を達成することです。

高校時代から評判だった下村投手。大学入学後も1年時からリーグ戦の先発を任されるなどチームからの信頼度は高く、現在では同級生の常廣投手と鉄壁の2枚看板を形成しています。最終学年ではより一層の飛躍に期待がかかります!

工藤泰成(右投手・東京国際大)

①自己紹介(今までの野球歴、ポジションなど)

工藤泰成
小学校:渟城西小学校(軟式)
中学校:能代第一中学校(軟式)
高校:明桜高校
大学:東京国際大学
野球歴は10歳から約11年、投手を本格的に始めたのは中学3年生の頃から

②なぜ今の大学を志望したか

施設が整っていたから

③自身の能力の5段階自己評価

直球4 変化球4.5 コントロール2 スタミナ3 精神力5
MAX 153キロ  ストレート、スライダー、カット、カーブ、チェンジアップ、フォーク

④「ここを見てほしい!」という注目ポイント

ここぞという時の勝負心

⑤ライバルや意識する選手、自チームの注目選手

注目されている選手全員から刺激を受けています。もちろんリスペクトもありますが負けたくないという思いもあります。

⑥最終学年での意気込み

何としても春の大学選手権に出場して結果を残すこと。また去年とは違った姿を少しでも多くの方に見ていただけるように精一杯頑張ります。

昨年のリーグ戦から頭角を現してきた工藤投手。最速153キロのストレートは打者の手元まで球威が衰えず、そこに武器のスライダーを織り交ぜ奪三振を量産します。チームメイトの三浦克也投手や荒木隆之介投手、4番を打つ青木蓮太朗選手なども非常に能力の高い選手ですので、是非リーグ戦へ足を運んでみてください!

冨士隼斗(右投手・平成国際大)

①自己紹介(今までの野球歴、ポジションなど)

小学校:大宮パワーズ(軟式)
中学校:さいたま市立桜木中学校(軟式) ショート、ピッチャー
高校:埼玉県立大宮東高校 野手兼ピッチャー
大学:平成国際大学

②なぜ今の大学を志望したか

監督さんに呼んで頂いて選ばせていただきました。野球をやる環境が整っているから。

③自身の能力の5段階自己評価

直球5 変化球3 コントロール3 スタミナ5 精神力5
大事な試合・場面でいつも通り以上のパフォーマンスを発揮できる。
MAX 155キロ  ストレート、スライダー2種類、スプリット、ツーシーム、カーブ

④「ここを見てほしい!」という注目ポイント

ストレートの強さ、伸びを見て欲しい。

⑤ライバルや意識する選手、自チームの注目選手

高校が同じ上武大学の島村大樹選手は意識しています。

⑥最終学年での意気込み

上武大学に勝ち全勝でリーグ優勝し、チームを選手権に連れて行くことです。

昨年12月に行われた大学日本代表の強化合宿で、参加した投手の中で最速となる155キロを計測し大きなインパクトを与えた冨士投手。控え選手だった高校時代から急成長し、現在ではドラフト上位指名が有力視されるまでになりました。同じリーグの上武大学や白鷗大学といった強豪を倒し、全国大会出場に期待がかかります。

山田怜卓(右投手・白鷗大)

①自己紹介(今までの野球歴、ポジションなど)

山田怜卓
小学校:向日ウイングス(軟式)
中学校:京都東山ボーイズ(硬式)
高校:八戸学院光星高校
大学:白鷗大学
ポジション:投手

②なぜ今の大学を志望したか

当時の黒宮寿幸監督に声をかけていただいて、この監督と野球がしたいと思ったから。

③自身の能力の5段階自己評価

直球 4 変化球4 コントロール3  スタミナ2.5  精神力5
最速148キロ カーブ、スライダー、スプリット、チェンジアップ

その中でも真っ直ぐに自信があります!!
先発でも長いイニングではなく繋いで投げてきたので、スタミナをつけて終盤でも落ちない球を投げることが課題。

④「ここを見てほしい!」という注目ポイント

ピンチでギアが上がるところ

⑤ライバルや意識する選手、自チームの注目選手

打倒上武!!
自チームではずっと共に切磋琢磨してきた池田康平(鶴岡東高)です!活躍します!

⑥最終学年での意気込み

自分が大学に入ってから全国大会に出場出来てないので、なんとしてでも出場したい!
周りに「曽谷(龍平、オリックス)がいなくても白鴎大学のピッチャーはいつも抑えてるぞ」と思って貰えるようなピッチングをすること!

サイドスローから球威で押す投球が魅力的な山田投手。全国的に見ても希少性が高く、注目を集めるのではないかと思っています。同期のサウスポー池田投手とともに曽谷投手が抜けた穴を埋め、全国大会出場を目指します!

中澤嶺(左投手・龍谷大)

①自己紹介(今までの野球歴、ポジションなど)

龍谷大学 中澤嶺です。

小学校:八幡シャークススポーツ少年団(軟式)
中学校:竜王ジャガース(硬式)
高校:比叡山高校
大学:龍谷大学
滋賀県出身、ポジションは投手です。

②なぜ今の大学を志望したか

高校時代は結果も残してないなかで、龍谷大学に声をかけてもらって進学を決めました。

③自身の能力の5段階自己評価

直球 4 変化球2 コントロール4  スタミナ2  精神力3
最速145キロ ストレート カットボール チェンジアップ 

ストレートの球速はまだまだですが、質と回転数には自信があります。なので球速をもっと上げていきたいです。

④「ここを見てほしい!」という注目ポイント

奪三振率とコントロールを見て欲しいです。ゾーンでどんどん勝負してます。

⑤ライバルや意識する選手、自チームの注目選手

意識する選手はいません。自分自身どうやって成長していくかを常に考えています。

⑥最終学年での意気込み

最終学年では負けない投手になります。

昨年の春に現地で見た際、澤井廉選手(ヤクルト、当時中京大)相手に直球でバットをへし折り、その球威に度肝を抜かれました。少ない球種ながら高い奪三振率を記録しており、球質の良さには非凡なものがあります。昨秋は故障で登板がありませんでしたが、最終学年での復活に期待がかかります!

辻本倫太郎(内野手・仙台大)

①自己紹介(今までの野球歴、ポジションなど)

小学校:東札幌ジャイアンツ(軟式) 北海道日本ハムファイターズJr.
中学校:札幌南シニア(硬式)
高校:北海高校
大学:仙台大学

中学生からショートを始め、今に至ります。

②なぜ今の大学を志望したか

5歳上の兄(勇樹、NTT西日本)が仙台大学でプレーをしていてそれに影響を受けました。

③自身の能力の5段階自己評価

ミート4 長打力3 走力3 守備力4 精神力5

④「ここを見てほしい!」という注目ポイント

勝負強い打撃、スピード感のある守備、楽しそうに全力で野球をする姿

⑤ライバルや意識する選手、自チームの注目選手

日体大の松浦佑星選手(富島高)!仲も良くて刺激をもらってます!

⑥最終学年での意気込み

日本一!支配下指名!

ショートでの高い守備力とここ一番に強い打撃が持ち味の辻本選手。明るいキャラクターでチームを鼓舞する一方で必要な声かけも怠らず、チームの引き締め役も担える選手です。最終学年ではチームの勝利とともに2年連続の大学日本代表選出、そして仙台大の野手として初の支配下指名を狙います!

三原力亞(外野手・仙台大)

①自己紹介(今までの野球歴、ポジションなど)

三原 力亞 (みはら りきあ)
福島県出身 外野手
小学校:福島リトル(硬式)
中学校:福島シニア(硬式)
高校:聖光学院高校
大学:仙台大学

②なぜ今の大学を志望したか

高いレベルの野球、整った良い環境があり夢に近づけると思ったからです。

③自身の能力の5段階自己評価

ミート3 長打力4 走力3.5 守備力3 精神力4

高校時に比べ体重が20キロ近く増加したこともあり、長打率は増えたと思いますが、好投手に対してのアプローチが打撃面での課題です。
守備は肩には自信があります。
精神力は学年が上がるにつれ強くなったと思います。

④「ここを見てほしい!」という注目ポイント

全部見てほしいですが、自分が大切にしている打席での雰囲気と試合前のキャッチボールです。

⑤ライバルや意識する選手、自チームの注目選手

チームメイトの辻本倫太郎です。
リスペクトしている部分が沢山あるからこそ、練習や試合に関わらず、常に負けたくないという気持ちが強いです。

⑥最終学年での意気込み

東北福祉大学を倒して「日本一」を目指します。
個人的には常に結果にこだわり、本塁打と打点の2冠を目指します。
そしてプロになれるように頑張ります。

辻本選手とともに仙台大を牽引するスラッガー三原選手。昨春のリーグ戦では1試合3本塁打を記録するなど、長打力は全国的に見ても屈指のものがあります。
最終学年では同じリーグのライバル校であり好投手が揃う東北福祉大を倒し、全国でその打棒を発揮していただきたいです!

村田怜音(内野手・皇學館大)

①自己紹介(今までの野球歴、ポジションなど)

村田怜音
小学校:てい水野球少年団(軟式) ショート、キャッチャー
中学校:久保中学校(軟式) キャッチャー
高校:相可高校 ファースト
大学:皇學館大学 ファースト (サード ライト)

小学校3年から野球を始め、キャッチャーを中心に守っていたが、高校の入学初期に右肩肋骨を骨折した後にファーストを守るようになり、大学四年春から将来のことも考えてサードとライトに挑戦している。

②なぜ今の大学を志望したか

地元の大学で神宮を目指したいという気持ちと、地方の大学で異次元な成績を残した方が多くの人にインパクトを与えられると思ったから。

③自身の能力の5段階自己評価

ミート3.5 長打力5 走力3 守備力3 精神力4.5
公式戦通算16本

長所
当たればボールが果てしなく飛んでいくパワー
低めのボールへの対応力
ファーストでのハンドリング
ここぞの場面で一本出せる力

短所
150kmを超えてくる球を弾き返す力
甘い球を一振りで仕留める力
高めのボールへの対応力
スローイングの強さ、速さ、正確性

④「ここを見てほしい!」という注目ポイント

打撃面
積極性とスイング速度、打球速度の速さ、飛距離

守備面
周りに対する声掛け、ハンドリング

⑤ライバルや意識する選手、自チームの注目選手

岡林勇希選手(中日)
小学校中学校が同じで、小さい頃から野球の話をしたり、今でもオフシーズンになったら食事に行ったりする機会があり、憧れの部分と幼馴染として負けたくないという部分があり、まずは同じ土俵に立ってプレーをしたいと思っているからです。

廣瀬隆太選手(慶應義塾大)
面識もなければ喋ったこともないんですけど、世間的には大学No.1スラッガーと言われていて、とにかくスイングが速くて飛距離が異次元で度肝を抜くパフォーマンスを披露しているのが凄くて、やはり同じ右のスラッガーとしては負けたくない、追い越したいという気持ちが強いからです。

⑥最終学年での意気込み

度肝を抜くような圧倒的な成績を残して、インパクトを与えられるように頑張ります。

また、大学に入る前に定めた4つの目標
1.公式戦通算30本放つ
2.神宮で放り込んで勝つ
3.大学日本代表候補合宿メンバーに選出され参加する
4.プロ野球選手になる
これらを達成できるようにチームとして、また、個人としてベストを尽くします。

毎試合ホームランを打つので、三重県まで観に来てください。

「規格外」という言葉はまさに村田選手を表現するためにあるではないかと思うほど、存在感を放つ選手です。捉えた際の飛距離はメジャーリーグの選手にも引けを取らないのではないかと思うほど。目標設定にも明確なものがあり、今後更に大きく成長する姿も想像ができます。

高橋隆慶(捕手兼外野手・中央大)

①自己紹介(今までの野球歴、ポジションなど)

小学3年の冬くらいから野球を始めました。
小学校:ダックス野球スポーツ少年団(軟式)
中学校:総和北中学校(軟式)
高校:明秀学園日立高校
大学:中央大学
大学は入学時に捕手をしていましたがコンバートして今は外野手になりました。

②なぜ今の大学を志望したか

東都1部という高いレベルでやりたかったのと、牧(秀悟、DeNA)さんや森下(翔太、阪神)さんなど右打ちの強打者がいたので自分の成長に繋がると思い中央大学を選びました。

③自身の能力の5段階自己評価

ミート3 長打力4 走力3 守備力3 精神力4

④「ここを見てほしい!」という注目ポイント

常にフルスイングを意識しているのでそこを見てほしいです。

⑤ライバルや意識する選手、自チームの注目選手

リーグ戦で対戦する投手には絶対に負けたくないです。

⑥最終学年での意気込み

自分自身の結果にもこだわりながらチームとしてリーグ優勝します。

全国的に見てもレベルの高い「戦国東都」で2年春に打率.3433本塁打を記録し新人賞を受賞した実力の持ち主である高橋選手。登録は捕手ですが、新チームでは阪神に入団した森下翔太選手の穴を埋めるべく外野の守備にも挑戦中です!攻守ともに目が離せません。

石毛大地(外野手・筑波大)

①自己紹介(今までの野球歴、ポジションなど)

石毛大地 神奈川県出身
小学校:緑園ラービー(軟式)
中学校:横浜市立万騎が原中学校(軟式)
高校:県立相模原高校
大学:筑波大学

高校3年生春までは内野一筋。春の大会後から外野転向して、それからはずっと外野です!
高校3年生夏の神奈川県大会準々決勝で横浜高校に勝利し、創部初のベスト4に進出したことは上のレベルで続けようと思ったきっかけになりました。

②なぜ今の大学を志望したか

文武不岐を達成出来ること。
国立大学として、野球エリート集まる私立大学に立ち向かうことにロマンを感じたからです!

③自身の能力の5段階自己評価

ミート4 長打力1.5 走力4 守備力4 精神力3

④「ここを見てほしい!」という注目ポイント

足を活かしたプレーと高い出塁率です。
力強くなった打撃にも注目して欲しいです。

⑤ライバルや意識する選手、自チームの注目選手

日本体育大学の松浦佑星選手(富島高)です!
自分と似た俊足好打の選手ですが、彼の方がすべての能力が上だと思っているので追い越せるように意識しています。

自チームでは永戸涼世(新3年/八千代松陰)が今年はやってくれると期待しています。
センス抜群で頼もしい後輩ですし、彼と組む1・2番はとても安心感があります!

⑥最終学年での意気込み

2006年秋以来となるリーグ優勝を果たすべく、最上級生として泥臭く頑張ります!
ぜひ筑波大学の応援よろしくお願いします!

バットコントロールと脚力を武器に筑波大の攻撃の起点を作る石毛選手。昨春は好投手が揃う首都リーグで打率.462を記録し首位打者を獲得すると、6月に行われた大学日本代表の選考合宿にも選出されました。最終学年では目標のリーグ優勝を果たし、全国に「国立大旋風」を巻き起こすような活躍に期待がかかります!

まとめ

今回、10人の選手にお話を聞かせていただきました。
それぞれバックボーンは違いますが、不規則な大学生活の中でも成長を重ね、レベルアップを遂げてきたことに変わりはありません。そして、最終学年でも更なる飛躍に期待がかかります!
今回紹介させていただいた選手のうち、早い選手は4月1日(土)から春季リーグ戦が開幕します!少しでも興味を持っていただけましたら、是非リーグ戦へ足を運んでみてください。以下に各リーグの日程がわかるリンクを掲載いたします。

東都大学野球連盟(青山学院大学、中央大学)4月1日開幕

首都大学野球連盟(筑波大学)4月1日開幕

東海地区大学野球連盟三重県リーグ(皇學館大学)4月1日開幕

関西六大学野球連盟(龍谷大学)4月1日開幕※龍谷大は4月8日初戦

東京新大学野球連盟(東京国際大学)4月6日開幕※東京国際大は4月15日初戦

関甲新学生野球連盟(平成国際大学、白鷗大学)4月8日開幕

仙台六大学野球連盟(仙台大学)4月8日開幕

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