中学に上がりシニアに入団 慣れない硬球
中学に上がると、もともと声をかけていただいてたシニアリーグのチームに入団しました。
僕が入団したチームは層が厚く、人数も多かったこともあり、2年生までほとんど試合に出ることはありませんでした。
しかし、試合以前に硬球に怖がっていた自分がいました。
打てば痺れる。投げれば重い。捕球すれば痛い。この三拍子は、硬球に変わるときに誰しも味合う経験だと思います。
克服するために、とにかく数をこなしました。
3つ上の兄に手伝ってもらい、何度も投げ何度も捕り、何度も打ちました。慣れってのは怖いですね。
1ヶ月もすると、恐怖心はどこかに消えてました。
硬球に慣れてからはとにかくがむしゃらに練習しました。
中学1年生と3年生では体の大きさがかなり違い、体格で大きく差が生まれます。
その差を少しでも縮めて、少しでも早く試合に出られるように、自主的にトレーニングも始めました。
地元のトレーニング施設に通い、柔軟性を失わないようなトレーニングを続けました。
その努力が身を結んだのか、2年生になると一つ上の3年生より体が大きくなったんです。
成長期ということもあり、身長175センチ、体重75キロまで大きくすることができて、硬球にも先輩にも力負けすることがなくなりました。
一つ上の学年が引退し、自分たちの代になるとレギュラーとして、投手・一塁手で試合に出られるようになったんです。背番号1をつけることができて、嬉しさでいっぱいでした。
2年の秋、全国大会の出場権を獲得できる東北大会に出場します。
準優勝までが全国大会の切符を手にすることができるんです。
大会が始まると、ベスト32まで順当に勝ち上がりました。
しかし、ここで大きな問題が起きたんです…!
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