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忙しい人、更年期世代以降は同じ食材でも選択基準はコレ!

更年期世代になると体の潤い不足の陰虚という状態になって来ます。

潤いが十分無いと、今年のような暑さの夏は汗が出て止まらない(なかなか体温が下げられない)、顔が真っ赤になる、頭や首筋から大量の汗をかく、冷たい物ばかり欲する・・・などの状態になりがちです。

今年は熱中症対策にも例年より気を遣ったのではないでしょうか?
(まだ暑さは続いていますが)

普段はそこまで冷たい物を食べたり飲んだりしない人でも、今年は冷飲食をしたという声を聞きます。

仕方がない部分ではありますよね。

でも、胃腸がもともと弱めの人は冷飲食の摂りすぎにより、食欲不振や下痢などから夏バテになるケースもあります。

梅雨時からおすすめしている湿気対策の食材はまだ意識して摂っていますか?

豆類や、とうもろこし、かぼちゃなどの瓜類です。

これを組み合わせると、湿気対策と胃腸の調子を整える薬膳になります。

けれど、何種類もの食材をピックアップして下ごしらえしたり買い物に行くことが難しい多忙な方や更年期真っただ中で買い物に行くのが億劫な時はこんな食材の選び方をしてください。


何種類も食材を使うのが億劫な時の食材の選び方

薬膳では食材には、性質と効能があると考えます。

性質はそれを食べると体にこもった熱が冷まされるのか、温められるのか、どちらでもないかです。

効能とは性質とは別で、パワーをつけるとか胃腸の調子を整える、水分代謝を促す等です。

例えば、日に当たった日は抗酸化作用の豊富なフィトケミカル(植物が紫外線や有害物質、害虫などの害から身を守るための色素や香り、辛味、苦味などに含まれる成分)のひとつ、リコピンが豊富なトマトやすいか等、風邪のシーズンには抗酸化作用と抗菌作用などがあるカテキンを含む緑茶や紅茶などをお勧めします。

先ほどの豆類の中で枝豆ととうもろこしとトマトでサラダを作ったり炒め物などにすると、水分代謝促進・胃腸の調子を整えてパワーアップ・抗酸化作用などの効能のある薬膳になるということです。

三種類の食材を選んで作ることが難しい日は、一つの食材に二つ、三つの効能のあるものを選んでしまいませんか?

抗酸化作用が必要な時は色の濃いものを選ぶ


一つの食材で二つ、三つの効能のあるものを選ぶ時は、エイジングケアのために、色の濃いものを選ぶと抗酸化作用が豊富なもののケースが多いです。

大豆で言えば普通の大豆より黒豆、白ごまより黒ごま、白米より黒米や赤米等。

今回、岡山県のひるぜん高原から赤紫のとうもろこしを購入してみました。
『大和ルージュ』というスイートコーンの種類です。

数年前に初めて見て購入した赤紫のとうもろこしは、甘くなくて正直おいしくありませんでした。その時は、色は綺麗だけれど観賞用だと思ったほど。

ですが、今回のは甘くておいしいとうもろこしです。


髭もしっかり紫色です。


蒸すのは茹でるより時短で栄養も逃げにくい。蒸したら沸かしたお湯がグレープジュースのような鮮やかな紫!

大和ルージュには、一般のとうもろこしには無いポリフェノールが豊富です。

つまり抗酸化作用があるということです。

そこで、大和ルージュを使ってとうもろこしご飯を作ったら、黄色いとうもろこしの効能である、胃腸機能を整える、水分代謝の促進、「気」を補うことに加えて抗酸化作用が加わるのです。

もともと白米には「気」を補う効能があります。

白米と豆やとうもろこし、抗酸化作用の豊富な他の食材を使っておかずを作れない時は、一つの食材でも他の効能を持っている食材を選べばあれこれ作る手間が省けます。

たまには、そういう日があっても良いと思うのです。

今回は、白米に黒米と大和ルージュ、はと麦を入れて炊飯器で炊いてみました。


小豆は入れていないのにお赤飯のような色に炊きあがりました。
摺った黒ごまと白ごまをトッピング

【材料】
無洗米 1.5合
黒米 10cc 
大和ルージュ 半分(実を外して)
大和ルージュの芯
炊飯用はと麦 10cc
水2合の分量

この炊き込みご飯の効能


この炊き込みご飯の薬膳の効能は、

白米・黒米・大和ルージュ⇒気を補う(パワーをつける)
大和ルージュ・はと麦⇒水分代謝を促進
大和ルージュ・はと麦⇒胃腸機能を整える
はと麦⇒肌トラブル抑制・美肌
大和ルージュ・黒米⇒抗酸化作用(エイジングケア他)
黒米⇒血行促進

のように、使った三つの食材の効能が合わさったものになります。


髭も紫。干して乾煎りしてお茶に入れて。
こちらも普通のひげの効能に抗酸化作用が追加。

とうもろこしの胃腸の状態を整えて水分代謝を促進し要らない水分排泄効果とパワーをつける効能はそのままに、エイジングケアが加わります。

今回はその上、はと麦を入れたので、水分代謝と胃腸機能を整えお肌ケアの薬膳ごはんになりました。

忙しい人、更年期でしんどい時は、一つで二つ三つの効能を併せ持つ食材を使って「エイジングケア」と自分のベースの体調に必要なもので簡単な薬膳ごはん(おかず)を作ることをお勧めします。

2023年9月開講の『身近な食材で本格的な薬膳メニュー作りが学べる!食材の使いこなし講座』で具体的な使い方をお伝えします。

詳しくは、メルマガ『モーリーの簡単エイジングケア薬膳』でご覧ください。

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