中医学で考えるポジティブ思考のコツ~心のバランスの整え方
心と体は繋がっていると言われます。
メンタルが不調だと体の調子も上がらず、体の調子がすぐれなければ気づくとやる気が出なかったり悲観的に考えてしまったりします。
中医学を使ってもっと具体的に心のバランスの整え方、ポジティブ思考のコツをお伝えしますね。
中医学の秘訣!ポジティブ志向で心のバランスを整える方法とは?
先に書いた通り、心と体は繋がっていると言いますが、中医学で言う五臓の一つ一つはそれぞれ異なる感情と繋がっています。
ある感情を持つことが多いとそれと呼応する五臓のどこかに不調が現れます。
その逆で、五臓のどこかの不調があるとそれに呼応する気持ちになりやすいとも言えます。
人は誰でも怒ったり喜んだりくよくよ考えたり憂鬱になり悲しんだり、驚いたり恐ろしいと感じます。
これは誰にでもあるものですが、この感情の変化が強すぎるとメンタル的にしんどくなりませんか?
多少のアップダウンはあったとしてもなるべく穏やかでいることが誰もが持つ元気、生命力を輝かせてポジティブな気持ちでいられる方法なのです。
それでは、アップダウンを減らすにはどうしたらよいのでしょうか?
中医学が伝える!心のバランスを整えるポジティブな食事術とは?
中医学が基になるものには、漢方薬の処方、鍼灸、薬膳などがあります。
私は薬膳講師なので、日々の暮らしの中で体や心のバランスの崩れが小さいうちにバランスを元に戻す方法をお伝えしています。
心のバランスを整えるポジティブな食事術とは、まず、あれダメ!これダメ!と決めつけ過ぎないことが大切だと考えます。
中医学ができた今から2000年前の中国には、現代のような化学物質は無かったでしょう。
けれど、冷凍技術やまして冷蔵庫もなかったので腐敗したものを食べてしまうこともあったでしょう。
特効薬等のなかった時代です。ちょっとしたケガから破傷風になり場合によっては命を落とすことや風邪から肺炎になり今なら治せても治らなかったこともあったと思います。
もちろん添加物や農薬を使わない材料から作られた物を食べた方が良いことは多くの人が知っています。
遺伝子組み換えのものも避けたいところです。
ですが、現状として今の日本ではすべてをゼロにするのは難しいことも、多くの人が感じている事でしょう。全ての材料を自給自足して調味料も全てそろえるのはほぼ無理ですね。
どこかの住宅メーカーのCMにもあった通りに。
子供のうちは、体の機能が大人より未熟なためにできるだけ添加物や農薬を避けて欲しいですが、大人になればある程度は肝臓が解毒できます。
一切の農薬や添加物を排除して暮らすことを目的としていると、ダメなものが多くなり、それが実現できないことがストレスになってしまいます。
現代の不調の原因の一つは日本人の気質からしてもストレスによるものが少なくありません。
自律神経の乱れもこれです。
中医学では元気や生命力である「気」が体の中を循環していることで、血巡りや水巡りも伴うと考えられています。
ストレスがある状態は「気」の巡りが悪い「気滞」です。
今日も添加物が入っているあれを食べてしまったとか、砂糖を摂っちゃダメなのに食べちゃったとか気にしている事こそ「気滞」になる原因なのです。
気の巡りは五臓の「肝」のシステムが担当していて、気滞になると肝の不調が起こります。
少しの事でイライラしたり、自分の価値観と違うことを攻撃したくなったり興奮しやすくなったり。
肝を例に挙げましたが、体は全てそれぞれが連携し合って機能するのでどこかが不調になれば他の機能にも不調が出ます。
ストレスがあると胃腸の調子が悪くなるのもよくある例です。
まずはあれダメ!これダメ!とせずにたまには食べたとしても、その影響をできるだけなかったことにする食材を摂り、早めにバランスを元に戻すようにします。
添加物などは、いくつまでなら良いと許可するとか、外食の時は良いことにする等ルールを決めれば良いのではないでしょうか。
そして、よく感じる感情から五臓のどのシステムのバランスが崩れているかを知り、バランスを元に戻す食材を選んで食べて行くことで体のバランスが整い、心のバランスも取れて行きます。
この記事の最後に、五臓のどこのバランスが崩れているかが自分のキャラクターからわかり簡単なアドバイスを解説するチェックのリンクを貼っておきますので、試してみてください。
中医学で学ぶストレス対策!ポジティブな生活習慣のススメ
中医学では五臓それぞれがバランスを崩しやすい動作も体系立てられています。
全ての事に関して中庸(ニュートラル)であることが健康と考えるため、どんなことでも過ぎるのが良くないのです。
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」と言いますが、同じ動作を続けていると関連する体のシステムが弱るとされています。
歩きすぎると「肝」が弱る
目を使い過ぎると「心」が弱る
座ってばかりいると「脾」が弱る
寝たきりだと「肺」が弱る
立ちっぱなしだと「腎」が弱る
例えば、パソコン仕事で何時間も座り続けていると消化器系のシステムである「脾」が弱り消化力が落ちていつまでもお腹が空かないとか、逆にさっき食べたばかりなのにすぐに空腹を感じる。
便秘や下痢になりやすいなどです。
「脾」が弱るとくよくよと思い悩みやすくなります。
何か気になることがあり、検索しまくっているとすぐに何時間も経っていたということはありませんか?
スマホやパソコンを見続けていると「心」が弱り、夜眠れなくなったりしっ歳にないことにおびえたりすようになると言われています。
同じ動作をし続けることなく、気分転換に立ち上がって外の景色を見たり
長い時間の立ち仕事でも時々座ったり歩くなどを。
同じ動作は続けないという心がけだけでもストレス対策、メンタルの中庸を保つ第一歩です。
中医学の心の健康法!体と心を中庸に保ち、ポジティブな思考でストレスフリーな日々を送ろう
中医学で言う「心と体は繋がっている」の具体的な意味は、五臓の一つ一つと感情や動作をトータルで考えることになります。
健康の基準が中庸(ニュートラル)であること。これがバランスです。
体の構成要素は過不足なくバランスが取れていて、体の中を巡っていることが健康とされているので、食事と生活習慣で崩れたバランスをできるだけ早めに元に戻せば体も健康を保てて、思考もおのずとポジティブになるのが中医学の心の健康法です。
具体的に何が不足か?何が巡っていないか?は個人差がありますので、カウンセリングや講座でお伝えしています。
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