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法律に従った記載をしたら来なくなった迷惑なコメント
個人で起業して講師をするなら、一つの会社の社長やお店のオーナー店長と同じです。
何かものを買う時に、その会社やお店から買うのを決めた理由って考えたことがありますか?
商品そのものの品質が良さそうだという以外に、広告が素敵だから、社員や店員の接客が良かったから、ホームページがきちんとしていてわかりやすいから・・・etcなどいろいろあると思います。
ホームページがきちんとしていてわかりやすいというのは、ネットショッピングやネットでのお申込みが主流になっている今日この頃、大切なことですよね?
その中で、気をつけてみたことがあるでしょうか?
✅プライバシーポリシーが書いてあるか
✅特定商取引法に基づく記載が書いてあるか
これらは、私程度の仕事の規模では関係ない!では済まされない法律で定められたものなのです。
プライバシーポリシーとは
個人情報保護法により定められたお客様から預かる氏名・住所・電話番号などの個人情報の利用目的や、コラボセミナー開催や、物販などで直接工場から商品を発送してもらうなど第三者への提供などの取り扱い方を記載したものです。
個人情報保護方針とも言います。
別の記事に書いた、お申込みがSNSのDMから受け付けの場合、その時知りえたお客様の個人情報の取り扱いはどうなっているんだろう?と疑ってしまいます。
この法律が施行された当初は5,000人以下の個人情報のみを取り扱う中小企業・小規模事業者(←私達はコレ)には適用されていなかったのですが、法改正されて、個人情報を取り扱うすべての事業者に適用されるようになりました。
全ての事業者とは、会社などの法人のことを指すのではないのです。
個人情報保護法ハンドブックによると、個人情報を紙の印刷やデータで管理している全ての事業者が「個人情報取り扱い事業者」となります。
「事業者」には、法人に限らず、マンションの管理組合、NPO法人、自治会や同窓会などの非営利組織も含まれます。
ということなのです。(個人情報ハンドブックによる)
なので、自治会でも名簿を取り扱うのであれば本来プライバシーポリシーが必要なのです。うちの自治会にはなさそう(;^_^A
ネットで探すとプライバシーポリシーのひな型がありますが、本来は自分の事業内容に合わせて作った方が良いです。
その場合は、弁護士や行政書士に依頼してチェックしてもらうか、最初から作って貰うという方法もあります。
特定商取引法に基づく記載とは
特定商取引法は、事業者による違法・悪質な勧誘行為等を防止し、消費者の利益を守ることを目的とする法律です。 具体的には、訪問販売や通信販売等の消費者トラブルを生じやすい取引類型を対象に、事業者が守るべきルールと、クーリング・オフ等の消費者を守るルール等を定めています。
これは、特定商取引法ガイドからの抜粋です。
対象となる分類には、訪問販売、通信販売、電話勧誘販売、特定継続的役務提供(エステティックサロン、語学教室、パソコン教室、学習塾など7つの役務が対象)など7分類がそれに当たります。
この中で、講師が対象になるのは、通信販売ですね。
ほとんどの個人で起業している講師はメルマガやLINE公式、ブログ、ホームページなどのネット上の媒体で募集広告を出し、それをネットで申し込んでもらうという形でしょう。これは通信販売になります。
通販ってテレビショッピングだけではなく、自分がやっていることだと知るとビックリしませんか?
なので、特定商取引法に基づく記載はしなけば法律違反ということになります。
では、どんなことを記載すればいいのかというと、こちらもネットでググればひな形が出てきます。表示義務項目はこんな感じです。
■販売業者(屋号があれば書く)
■代表責任者(自分の氏名)
■所在地(自宅で住所を公表したくない場合は途中まで書き 請求があった場合は遅滞なく開示します。と書き加える。)
■電話番号
■メールアドレス
■ホームページURL
■販売価格(商品記載ページをご参照ください。でもよい。)
■商品代金以外の必要料金(送料など)
■営業時間・問い合わせ受付時間。休業日
■お支払い方法
■代金のお支払い時期
■返品に関わる条件(キャンセルポリシー)
■返品送料(物販の場合)
キャンセルポリシーは法律に基づくものではありませんが、トラブルにならないために、講座開催当日からさかのぼって何日前からキャンセル代が発生するのかを、別のページに書いておくと良いですね。
法律に基づく記載をしたら来なくなった怪しげな営業
以上の法律に基づいた記載は、私もホームページに載せて貰っています。
貰っていますと書いたのは、ホームページ制作をプロにお願いしたからです。
ホームページを外部に依頼しても法律のことが分かっていないと、記載をスルーされてしまうことがあるので必ずお願いしてください。
まだホームページが無い場合は、アメブロにプライバシーポリシーの記事と、特定商取引法に戻づく記載の記事をそれぞれ書いておきます。
1ページに両方載せてもOK!とにかく記載されていることが重要です。
そしてアメブロのテーマに「プライバシーポリシー」「特定商取引法に基づく記載」と挙げておきます。
実は私も、まだホームページが無かった時は、このようにしていました。
すると、コメントに変化があったのです。
こんな営業が来なくなったのです!!
・怪しげなビジネスのお誘い
・無料で雑誌に載せてもらえそうな書き方だけど、実は有料広告のセールス
・おすすめ商品の記事を書いて欲しいと美味しそうなお誘い(実は手間がかかるのに割に合わない)etc
こういうことを整える前に、集客したくて変な動き方をすると狙っている人から見ると○○です(;^ω^) クワックワ!!アヒルじゃないよ(笑)
学んだことを使って、誰かに教えることを始めたい人、始めたばかりの人は
ホームページができてからと思わずに、整えてください。
〇〇になってから、〇〇ができてからと思っていると〇〇はいつまで経っても実現しません。
整えると素人感が少し減ります←狙っている人のターゲットから少し外れる(;^ω^)
お客様からの信頼が得られます。それより何より、法律に従ったお仕事のしかたになるのでビクビクしなくて良くなります。
みんなやっていないから!ではなく、みんなで整えて行きましょう。
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