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ヨーロッパに住んでいる人は同じ日本人でも不調の種類が違う?

今日は。イギリスにお住いの51歳の女性のカウンセリングでした。

私のメルマガ「究極のエイジングケアは現代版西太后だ!」(2022.7.13配信)を読んで、ご自身もそれを目指したいとお申込みくださったのです。

私もヨーロッパに住んでいたことあるので、夏でも日本のような湿気が無いのは経験していました。

きっと、更年期世代とは言っても不調の種類が若干違うのではないかと予測を立てて、予め彼女のお住いの地域の気候や平均降水量、平均気温などを調べて、いざカウンセリングの時間です。

有料カウンセリングの方には、予めカウンセリングシートやチェックシートに記入していただいているので、それを見ながら進めて行きます。

体調に現れていた気候の特徴

更年期の不調は世界各国どこの国の女性にも起こります。
海外で暮らしていれば更年期の不調が起こらない訳でも閉経しない訳でもありません。

体の変化のベースはどこの国の更年期世代の女性も同じですが、やはり気候の特徴が彼女にも表れていました。

彼女の暮らす場所は夏でも日中の最高気温が21℃前後。

寒ければ朝はストーブを点けることもあるとか。

汗をかくほどの気温ではないので、夏でもほとんど汗をかかない。

イギリスのイメージです

そして、食事もやはり違います。

どこのスーパーでも日本でお勧めする食材が買えるわけではありません。

現地の方が利用されるスーパーでは、肉や魚、野菜や果物は日本よりも豊富かもしれませんが、日本のような大豆加工食品や発酵食品が手に入りにくいのは私も経験したことです。

現地のスーパーで買えるものの他、日本人の体質に合うもので現地のスーパーでは買えないものは中華食材を扱うスーパーで買うようお勧めしました。

中華スーパーはだいたいどこの国にもあり、そこには中華食材だけでなく、広くアジア系の食材を置いていることが多いのです。

今まで、あまり食べて来なかったものが多いと言われていましたが、中華スーパーに行けばありそうだと、楽しみにされていました。

どんなに長く暮らしていても、日本人特有の体質が100%変わる訳ではありません。

彼女も本当なら現地で和食か和食に近いものが食べられると良いのですが、そうもいかないですよね。

なので、代替えになるものもいくつかお伝えしていくと、面白いことが分かりました。

日本のスーパーでは見かけることがまだ少ないビーツは普通に買えるそうですし、ザクロも同様に買えるとのこと。

ビーツもザクロも本来更年期世代の女性が積極的に食べて欲しいものなのです。

イギリスでは手に入りにくいものもあれば、日本では手に入りにくいものがイギリスでは手に入りやすい。

それなら手に入りやすいものを使って行けば良いのですから。

どのクライアントの住む地域でも、スーパーではどんなものが売られているのかを調査したい衝動に駆られてしまいました(笑)。

日本でも北海道は東京や大阪とは分けて考える

講座をオンラインで開講するようになってから、北海道から受講してくださる方がいらっしゃいます。

最近の北海道は以前より暑くなり、今までエアコンを持っていなかったご家庭でもエアコンを買おうかと思うほどの暑い日もあるようです。

それでも、東京や大阪より夏の時期も短いですし、何より冬の寒さと長さが違います。



梅雨のような日が増えているとは言っても、湿度80%を超えることはまれでしょう。

そのため、北海道の方には北海道仕様でお伝えするようにしています。

薬膳では、一人一人の体は違うので、その人に合ったものを選び適切な調理法で調理することが大切だとお伝えしています。

それに加えて、その土地の気候や天気が体に影響することも加えてお伝えします。

彼女一人の事例ですが、気温や天候の影響はその土地に住む人の体質やよくある不調と関係するものです。

私にとってもとても興味深いカウンセリングでした。
と同時に、海外で暮らした経験も誰かのお役に立てるのだと改めて経験はどれ一つとっても無駄にはならないと感じました。

キーリー聡美さんは、今年の晩秋に何年振りかで帰国されるそうです。
日本でセミナーやセッションもされると思うので、ツヤツヤの髪の聡美さんにお会いできるのを待っています。

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