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薬膳の基礎講座『きちんとわかる薬膳の基礎(全五回)』が本日終了しました。

最後の総まとめとプラスして、体のバランスの崩れ方を見る基準の一つ虚実
についてと最後に食材事典に載っていない食材の特性についてをお伝えしました。

食材事典に載っていない食材の特性

薬膳では、食材にはそれを食べると体が温められる・冷やされる・どちらでもないの大きく分けると三つの性質があると言います。

それをさらに詳しく分けたものが五性。

熱・温・平・涼・寒の5つになります。

その性質を持つものには、それぞれ疲れた時や体のバリアが弱った時に、それを補うもの(補気)、生理の後や寝不足続きの時など特に女性が足りない血(けつ)を補うもの(補血)、要らない水分(これを私はどぶの水と呼んでいます。)を排泄させるものなどの効能があるのです。

これは、食材事典にも載っています。

食材事典の選び方についてはこちらの記事をご覧ください。

ところが、その他に食材事典に載っていない食材の特性があるのです。

気の向きがどの方向に向くか

その食材を食べると、気の向きがどの方向に向かうかを表す言葉があります。

昇降浮沈 (しょうこうふちん)というもの。

昇と浮は上や外に向くもの。降と沈は下と内側に向くものです。

この特性を知っていると、なぜ花粉症の症状が出ている時に、コーヒーやチョコレート、唐辛子やにんにくなどを控えた方が良いのかが分かります。

コーヒーやカカオなどは気を上に上げるため、目や鼻の炎症が強くなってしまうからです。

また、消化が悪く胃もたれする時に大根おろしなどの生の大根がよいのは、降ろすと言うこと。

逆に、お腹の調子が悪い時に大根おろしのたっぷり使われた冷たいおろしそばを食べたらどうなるか?も事例を挙げてお伝えしました。

食材は生で食べるものばかりではない

五性は食材を生で食べた時に、直接体に働きかけるものです。

でも、食材は普通調理して食べるものが殆ど。

調理すると食材の性質は変わります。

それも調理のしかたによって熱がたくさん入る調理とそれほどでもない調理法があるので、それに左右されるわけです。

そして、季節によってその時弱りやすいシステムに合わせての調理法があります。

これを学べるのが次のステップ『季節の薬膳(全五回)』です。
明日は、夏の薬膳講座。

本当はここまでまだ暑くなっていないと想定して、暑くなる前のこの時期に設定したのですが、今年はこの状態ですね。

それでも、明日の講座を受講されて暑さ対策が上手くできるようにしっかりお伝えしますよ。

『きちんとわかる薬膳の基礎(全五回)』を受講いただきありがとうございました。

『季節の薬膳」』またお会いしましょう!

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