症状別のケーススタディでも戻るのは基礎講座
丁度1年前の今頃「パーソナルで対面で薬膳講座を受けたい。」とお問合せをいただきました。
「きちんとわかる薬膳の基礎(全5回)」「季節の薬膳(全5回)」までしか連続講座がなかった4年以上前に二つの連続講座を終了された方です。
その後、骨格の勉強をされ、フィットネスインストラクターからさらにお仕事の幅を広げて活動されています。
今日で個人向け講座の上級コースの、この連続講座全12コマを終了されました。
今日は復習ができなかったと言って来られましたが、なんの、なんの。
これまでの学びが蓄積されて来たのを感じて嬉しくなりました。
学びを止めると、ストップではなく学んだ時間より遥かに早いスピードで忘れてしまいます。
これからもお客様の体調を中医学の視点からも観察され、薬膳のアドバイスまでできるようになっていただけたらと思います。
今日のテーマは「めまいと薬膳」でした。
めまいの原因は「肝」にあり
「諸風晫眩皆肝に属す」と言われます。
この意味は、あらゆるめまいの原因は「肝」に原因があるということ。
めまいを起こすのは男性より女性に多いのも、「肝」が血(けつ)を溜めるシステムで、女性の一生は血(けつ)を失うことの多いものだからということに繋がります。
「肝」をが弱る原因は、わかりやすく現代的に言うとストレスや貧血。
これを日頃から食事で整えるのが、めまいのための薬膳となります。
要らない水分が粘ったものが流れを妨げる
「肝」だけでなく、要らない水分を溜めているとそれが体温やストレスからの熱で粘度を増してドロドロになったものをイメージしてください。
これが粘性で凝滞性があるため、脳への血流を妨げるということもめまいの原因の一つです。
要らない水分は早めに出すのがやはり得策なのです。
糖質オフなどによっても起こるめまい
糖質オフダイエットをしている人がいるのを1年前あたりから聞くようになりました。
糖質はもちろん摂りすぎは避けたいですが、全く摂らないのは「気」を作る素を摂らないということ。
「気」の不足からのめまいもあります。
戻るのは中医学基礎講座
五臓と体の構成要素「気・血・津液」それぞれがどのような役割をしているのかを分かっていると、めまい一つでも、それが何を原因としためまいなのかが理解できるようになります。
どんなに複雑な症状でも、中医学の基礎が分かっていれば考え方の道筋ができます。
これから、いろいろなケーススタディに出会うでしょうが、そんな時でも、基礎講座で学んだことをいつも思い出して欲しいです。
現在、この講座を受講されている方もいらっしゃいますが、その都度基礎を思い出す場面があります。
土台がしっかりしていれば、上に積み上げる時、高いものができます。
薬膳も中医学の基礎を学ぶことをお勧めします。
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