見出し画像

目が疲れるアラフィフにおすすめの簡単な一品は食べる目薬

私の周りには長時間PCを使ってお仕事をされる方が大勢いらっしゃいます。
私もその一人と言えば一人。

一日PCに向かっていると夜には目が疲れて来ます。視力も低下してくる感じ。

目の焦点を合わせるのは筋肉です。筋肉がゴムのようにしなやかに動くために「血」が関係しています。

中医学では「血」が足りないと筋肉がしなやかに動かくなくなるので、目のかすみや疲れ目が起こると考えられているのです。

目を開けている間じゅう、人は「血」を失っています。
実際に出血していなくても、生きているということは血の栄養や酸素を体中に送っていて「血」を消耗し続けているということ。

不足してくると目が疲れて来るし、かすみ目にもなるのです。

足りないなら補う

薬膳の考え方はいたってシンプルです。

足りないものは補えばいい!!

「血」を増やすと言われている食材を食べて「血」を増やしましょう 。
そしてしっかり巡らせることで目の疲れを予防する。

それにはおすすめ食材があります。
「食べる目薬」と言われるものです。

レシピというほどのものではありませんが、パソコン作業の多い人は週に何度か食べると良いのでご紹介しますね。

【目が疲れたら食べる基本のにんじんしりしり】
○人参
○くこの実
○ちりめんじゃこ
基本はこの3つ。
米油で炒めて味付けは塩と胡椒のみ。
ちりめんじゃこは無くても良いです。

画像1

食べる目薬に血流改善食材をプラス

スーパーで買えるものを選ぶなら、食べる目薬はこの二つ。

■にんじん
■クコの実

にんじんは「血」を増やすと言われる赤い色の食材で、輪切りにするとその断面が瞳のようだから、目に良いと言われるのです。
にわかに信じがたいけれど、薬膳では似類補類(にるいほるい)と言って、似たものはそれを補うと考えられているのです。にんじんは目、くるみは脳の形に似ているからそれぞれ目と脳に良いと言われているのです。

画像4

くるみは、健脳の実と言われて物忘れ防止や記憶力低下予防などに良いと言われるのもここから来ています。

クコの実も赤い食材で、必要な潤いを与え血を増やします。
アンチエイジングにも効果があると欧米でも人気です。

■ちりめんじゃこ
ちりめんじゃこはカタクチイワシの稚魚ですね。
青背の魚は血流改善に良いとされています。
この3つを合わせると血を増やして巡らせる、目に良い薬膳の一品になるという訳です。

これが基本の目に良い薬膳にんじんしりしりです。
基本にいくつかの食材をプラスしても良いですね。

応用編、行ってみましょう!

【目が疲れた時のにんじんしりしり応用編】
○にんじん
○クコの実
○春菊
○陳皮パウダー
米油で炒めて味付けは塩と胡椒のみ。
ちりめんじゃこが魚臭いと感じる方は、さわやかなこちらのバージョンをお試しください。

画像2

■陳皮パウダー
香りの良い、浮腫み改善とお腹を温める、巡らせ食材を加えました。
それが陳皮です。無農薬でノーワックスの温州ミカンの皮を干した手作りです。

3~4か月天日干しをして、からからで皮がポキっと折れるほどになったらミルで砕いて粉状にしたものを使います。

ネットでも「陳皮パウダー」で検索すると出てきますので探してみてください。

■春菊
血と関わるのは五臓の肝ですが、肝は春に弱りやすく、その肝の補強ができるのが緑の濃い葉野菜です。

葉野菜の中でも香りのよい春菊を使って上がりやすい「気」を下に下げることで体の中で上にある目の不調を和らげて目の充血にも対応します。

香りは気を巡らせる食材とされ、自律神経を整えるためにも薬膳ではよく使います。

アラフィフ女性は血が足りない人が多い

日頃の睡眠不足や食習慣などから、アラフィフ女性は血が不足している人が多いです。

私達日本人女性は、月経後も、出産後も「補血する」ということを意識せずに来ています。

今からでも遅くはないので、目がかすむ、目が疲れたと感じた時は簡単にできる一品をぜひ足してみてください。

にんじんに含まれるカロテンは脂溶性なので油で調理する炒め物がおすすめです!

薬膳と漢方の違いがイマイチ分からないという方は、コチラをお読みくださいね。薬膳って簡単に始められると分かっていただけると思います。

目の不調 (18)







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?