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更年期世代に、端午の節句の菖蒲湯の効果と香りを活かすおすすめ温度

今日は春の土用最後の日で、五月五日の端午の節句です。

最近は男の子の居るご家庭でもこいのぼりより五月人形を飾る家庭が増えたのか、あまりこいのぼりを見かけなくなりました。

ひな祭りケーキのように子供の日にちなんでケーキを買われる家庭も増えていそうですが、もともとは柏餅やちまきを食べる習慣がありました。

同時に、お風呂に菖蒲の葉を入れる菖蒲湯の習慣があります。

最近は、菖蒲湯もしないようになっているかもしれませんが、スーパーや花屋さんで買える束の菖蒲を買い、根元の方を洗ってお湯に入れるだけなので今夜は菖蒲湯にしてみてください。

菖蒲の葉の香りが更年期世代以降の女性におすすめの効能があるからです。

菖蒲湯の効能

花を楽しむ方は、アヤメ科のハナショウブ。


菖蒲湯にする菖蒲は紫の花を咲かせる菖蒲とは別物で、お風呂に浮かべるものはショウブ科。

真っすぐに伸びる葉と爽やかな香りが邪気を払うと考えられていて、男の子の健やかな成長を願う気持ちと合わさり、伝わって来た風習の一つです。

その芳香には、テルペン系の成分が多く含まれていて、リラックス効果や合うとレス解消、高血圧予防、炎症抑制などの効能があります。

ゆず、オレンジ、レモンの皮にも含まれている芳香成分です。

また、クローブなどに含まれるオイゲノールと言う成分も含まれていて、これには、殺菌・鎮静作用が言われています。

フルーツポマンダーに刺すのがクローブです

菖蒲の葉を入れた菖蒲湯に入ると、リラックスできてストレス解消になるだけでなく、上がりやすい更年期世代の「気」を鎮めると考えると良いでしょう。

連休も終盤、家族がみんな休みで家に集合となり、一人で忙しく動かなければならないことでイライラしている人は、菖蒲湯にぜひ使ってリラックスしてください。

香りの成分は中医学で言う「気」を巡らせる効果があるもの。

「気」が巡らなければ、水巡りも血巡りも良くはならないので、気を巡らせることはとても大切なことなのです。

リラックス効果を高める菖蒲湯にするコツ


こんな効能のある菖蒲の効能を効率的に活用するには、お湯の温度がカギ。

熱いお湯によって、芳香成分が溶け出しやすくなるため、買って来た菖蒲の葉はさっと水洗いして、根元土や泥がついていることがあるのでよく洗います。

その後、浴槽に入れたら43℃程度の普段より熱めのお湯でお風呂を張ります。

入浴時は、39℃~40℃程度に少し冷まして入ってください。

湯温が高いと交感神経が優位になり、リラックス効果が薄れます。

少しぬるめのお風呂にゆっくり浸かると副交感神経優位となり、リラックスできて良い眠りに繋がります。

お湯に浸かりながら、葉をそっと触るとより芳香が楽しめます。

明日は立夏。
二十四節気では夏の始まりです。

急激に暑くなり熱中症も出ているようなので、GW残り2日間で体調を整えて連休明けを迎えるためにも、菖蒲湯に浸かって良い睡眠をとるようにしてくださいね。

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