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講師をしていてSNSで発信したことに、コメントで質問されることはありませんか?

簡単に答えられることなら、返信で答えても良いとは思うのですが。

そこでは答えにくい、込み入っているという時どうしていますか?

気をつけた方がいいこととおすすめの答え方について書いてみます。

不特定多数の人の目に触れるのがSNS

SNS発信に関して気をつけた方が良いことは、まず、相手が直接1対1で会話していると錯覚することです。

中には、プライベートなこと(さすがにご本人に関することではなく友人、ご家族など)をコメントで質問される方がいらっしゃいます。

SNSは投稿設定が変えられても、1対1ではありませんよね?
不特定多数の人の目に触れるもの。最初はそこを意識することが大前提です。

SNSのコメントに来た質問の答えで気をつけた方が良いこと

今まで講師をして来て、気をつけた方が良いと感じて来たことは、上に書いた大前提の上で大きく分けると3つあります。

1. 詳しく質問しなければわからないこと
2. 個別に対応することの弊害
3. 無料で訊こうとする人がいること

こんなことに気をつけないと、講師として様々な問題が起こりやすいです。
一つ一つ説明して行きますね。

1. 詳しく質問しなければわからないこと

これは、体調に関することを聞かれるケースが多いです。
「〇〇の時は何を食べたら良いのですね?」「(書いた記事にプラスして)では、△△なら何を食べたら良いですか?」など。

はっきり言って、それだけでは正しくは答えられないのが薬膳です。
頭痛には〇〇、△△・・・などこれにはコレと対処療法をするためのものではないからです。

もっと詳しく相手の状況を知るための質問が必要になるケースですね。
それをコメント欄で往復するのはどうでしょうか?

その往復をためらうがゆえに、無責任に答えるのは講師としての信用に関わりますよね?

そして、相手が薬のような感覚で質問されているのだとしたら、法律の問題も絡みます。医師のように答えることは医師法に抵触するかもしれません。

質問される方のリテラシーの問題ではありますが、質問されることもありますので、気をつけたいことの一つです。

2. 個別に対応することの弊害

誰かの質問に答えているのを見た別の誰かが、他の投稿に質問のコメントを書き込むことがあります。

投稿の内容をそれだけ興味を持って読んでくれているということですよね。

この先生、答えてくれるんだ!と思ったからというのもあると思います。

誠意をもって対応しようという姿勢は良いのです。
けど、プロとしてお答えするので、きちんと答えようとすれば、調べる時間が必要な場合があります。

答えるのが嫌になってしまうかも。

一人の人にだけ答えて、他の人には答えないのもどうかと思いますし。

毎回、これをやっていると質問に答えるだけでかなりの時間を取られてしまいます。

3. 無料で訊こうとする人がいる

込み入った内容、直ぐに答えられない内容の場合、質問される方が困っているのを感じた場合、お答えしたくなりますよね?

でも、責任を持って答えたいならカウンセリングでじっくりお答えしたほうが良くないですか?

けど、それを無料で訊こうとする人が一定数いらっしゃるのです。
誠意をもってその方のお悩みに答えたい、そのためにはもっとヒヤリングしてその方の体のことを知る、そして考え、調べる、その時間は無限の時間ではないです。

人は誰でも1日24時間。
予定の中でその時間を作ることになります。

なので、気軽にSNSのコメントで訊こうとする人の中には、あなたの時間を無料だと思っている人がいるのかもしれません。

または、こちらが思うよりもっと気軽に聞いちゃおう!というノリかも・・・

SNSのコメントに対する対処法

対処法に正解はありません。

どんな時もいつでもウエルカムの人はそれでも全く問題はないですが、仕事としてやって行くなら、他にもやらなければならないことは山ほどあります。

なので、Twitter、インスタ、Facebook、SNSのコメント欄に質問が来た時、どのように対応するのかを考えておくと良いですね。

このように考える方法があります。

■ 一度メッセンジャーやDMへ
「この漢字の読み方は何ですか?」(薬膳や中医学では、普段使わない漢字が使われることもあります。)のような簡単に答えられる質問以外は、一度DMに行くのも一つです。

質問と回答が不特定多数の目に触れないからです。特にプライベートなご質問の場合は1対1でやり取りできるところに行くという方法があります。

ご質問者の方のプライバシーを守る意味もあります。

■ 体調、体質に関することはカウンセリングを勧める
文字のやり取りだけでは、きちんとご相談にお答えし辛いご質問です。
薬膳を知っていたら納得できることですよね?

質問を何度も繰り返し、答えを見てまた質問するという時間もかかります。
コンテンツにカウンセリングを準備しているなら、正式にお申込みしていただき、そこでじっくりお話を伺えば良いですね。

中医学では体の表面に出ているあらゆることがヒントになります。
できるなら対面で直接会ってカウンセリングする。

その方がDMの往復よりもっと適切なアドバイスができますから。

■ 講座を受けて下さっている方と区別する
すでに受講されている方がいらっしゃるのであれば、誰だかわからない方とは分けて考えたらよいと思います。

カウンセリングに正式にお申込みを下さる方とも。

区別しなければ、あなたを選びお金を払って申し込んでくださった方に失礼ですもの。

ここはしっかり考えて線を引きましょう。

SNSのコメントに書かれた質問が、講座のポイントとしてお伝えしていることなら簡単に答えては受講してくださる方に失礼になります。

■ 質問とその答えをブログに書く
DMに移動すれば、不特定多数の人の目に触れることはなくなっても、毎回ここで答えていると結局負担が増えて来ます。

そこで、ご質問をブログ記事として書いておきます。

一人の人が知りたいこと、お困りごとは、他の誰かも知りたいことだったりお困りのことが多いのです。

なので、記事として書いてストックしておきます。
これがあると、同じようなご質問が来た場合その記事のURLをお知らせするだけで、毎回DMでお答えしなくてもよくなります。

一人の人の助けになるだけでなく、多くの人の助けになる方が良いですよね?

情報は気軽に無料で貰えると言う考えを卒業しよう!

これだけ、インターネットが発達した時代、わからないことは調べたら答えが見つかります。

けど、自分で調べる習慣がなく何でも誰かに聞いていると「調べる」という行為自体を忘れてしまうのかもしれません。

SNSで交流するのは、講師としての活動を知ってもらうためにとても良いことなのですが、その場は質問コーナーではないですから(笑)

形のある物を得る、食べるにはお金がかかることは誰でも理解しているし、髪を切ってもらう、マッサージしてもらうなども無料でやってもらえるとは思っていないのに、日本には何かを聞き出すことはタダだと思っている文化があるように思います。

私達のような、知識や情報を提供している講師がもっと認められて、もっと本当に必要としている人の役に立てるように、情報は気軽に無料で貰えるという考えをお互いに卒業しましょう!

これをお読みいただいている方が、薬膳講師や講師を目指している方でない場合、まずはネットで調べてみてください。

意外と簡単に答えは見つかるかもしれません。
検索している時、私が書いた記事がもしヒットしたら、お役に立てたことをとても嬉しく思います。

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