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寒くなって来たら腎のために良い食べ物を食べよう

五臓六腑、どれも不要な物はありませんが、年齢を重ねるとその中でも「腎」が健康であることを講座でも強くお伝えしています。

今日は薬膳の基礎講座『きちんとわかる薬膳の基礎(全五回)』の4回目。

前回に引き続き、五臓それぞれの働きと食材の選び方をお伝えしました。

後半の今日は「肺」と「腎」です。

肺はバリアを担当する

五臓の「肺」は体のバリア機能を担当します。
目には見えませんが、皮膚の表面にバリアを張って体を守っているのです。

それだけではなく、水巡りにも関係していることをお伝えしました。

次に出て来る「腎」と「肺」は連携して水巡りを担当しています。

水巡り以外もある腎の担当

「腎」を腎臓だと思ってしまうと、水巡りは納得できたとしても、それ以外に中医学で考えられていることがわからないかもしれません。

中医学で考える「腎」は腎臓機能を含む人が生まれて成長老化、次世代を生み出す生殖に至るシステムを指します。

一人の人間の一生の年表のようなものですね。

例えば歩くのが遅かったり、永久歯の抜け替わりが遅いと腎の発育が遅いかも?となり、足腰の弱りや白髪や抜け毛が多いと、腎の老化が始まったという感じです。

脳も「腎」と繋がるので、記憶力の低下や認知証なども腎の弱りと考えます。

冒頭で、年齢を重ねるとその中でも「腎」が健康であることを強くお伝えしているのは、「腎」が老化と深い関係があるからです。

冬は寒さで腎が弱る時期

腎は寒さが苦手なので冬は腎が弱りやすい時期です。
腎が弱れば、それはその人の老化。

中医学が発達した古代の中国では、年を取り亡くなることを恐れた皇帝が
医師たちにより、抗老化の食事や生活の知恵を研究させました。

そのため、今でもエイジングケアの方法は食事でも生活習慣でも中医学ではごく普通の事として学ぶことができます。

丁度雨が降り、寒くなって来た時期に開講された四回目の今日。
「肺」と「腎」のケアについてお伝え出来たことは印象に残ったと思います。

今期は、初めて学ぶ方と再受講で二回目の「きちんとわかる薬膳の基礎(全五回)」を学ぶ方でしたが、初めての方はご両親のお体の変化で「腎」について理解でき、再受講の方は今までハッキリ理解できていなかった部分の点だったところが線として繋がったとおっしゃっていました。

次回が基礎講座の最終回です。
次回もよろしくお願いします。

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