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寒暖差についていけない人がするとよい2つのこと

週末は春のような暖かさだというのに、週が明けるとまた真冬に逆戻り。

これは体にとってはかなりのストレスです。

こういう状況を繰り返していると自律神経が乱れて、様々な不調となって現れます。

原因がよくわからずなんとなく不調と言うものですね。

人によって様々なので、来週寒くなって体調がイマイチになったら、気温の変化からかも?と思ってみてください。
(病院へ行くのが一番ですが、それで原因がわからなければ)

気温の変化についていけず不調になる時、中医学の考えでは二つやって欲しいことがあります。

1.血の消耗を減らす
2.気を巡らせる

です。
これは、五臓の肝が自律神経と関わり、肝が担当する二つのことが上手く機能せずおこると考えるからです。

一つずつ説明しますね。


1.血の消耗を減らす

肝は蔵血と言って血(けつ)を貯蔵する働きを持ちます。

人間は出血しなくても、生きている間中血(けつ)を消耗すると考えられていて、食事で血(けつ)を補うものを食べると、消化器系にあたる脾が栄養(気や血(けつ))に変え、それを体全体に流すことで人の身体は機能していると言われます。


普通の生活をしていても血(けつ)は消費され続けますが目を使うことや激しい運動を続けると、普通の生活以上に血(けつ)を消費します。


そのため、アスリートや細かい作業をする人、パソコンやスマホを長時間見る人は意識して血(けつ)を補給できる食べ物を食べるようにします。

ただ、それだけでは不十分。

血(けつ)は寝ている間に肝に戻り浄化されてまた体全体を巡るようになるのです。

言い方を変えると、寝ている間に肝で血が再生産されると考えます。

自律神経と関わる肝を正常に保つためには、血(けつ)の材料になる食べ物を意識して摂り、しっかり寝る時間を取ることなのです。


2.気を巡らせる

肝のもう一つの働きは、食べ物呼吸で得た気を巡らせることです。

気が巡ると、それに乗って血巡りや水巡りも正常になると考えられています。

そのため、気が巡らないことで起こる不調はとても多いのです。

気が巡らない状況は、言い換えればストレスを体が感じている時。

そんな時は、体を軽く動かしたり、深呼吸をしたり、香りのよいものを嗅ぐことなどで気を動かすことができます。

具体的には、温かい日は外に出て歩いたり、軽くジョギング。お風呂に浸かる。普段からできるだけ人と話す。花の香りを嗅ぐ。香りのよい香味野菜や柑橘類を食べる。アロマを使う。香りのよいお茶を飲む・・・など。


香りのよいお茶と言うとフレーバーティーを思い浮かべるかもしれませんが、自律神経が乱れている時は香料で気分が悪くなる人もいます。

気に入った香りなら何でも良いのですが、普通のお茶でも香りのよいものは気が巡ります。

紅茶の香りが好きなら紅茶、日本茶の香りが好きなら日本茶でも。


お気に入りのほうじ茶でも


肝の働きを高めるためにお勧めすること


肝の働きを高めるためにお勧めすることをまとめると次のようになります。

●23:00までに寝る。
これは、中医学の体内時計で血が作られる時間帯だからです。

●赤い色・黒い色・緑の濃いもの・青背の魚を食べる。
血を作る食べ物の色は赤と黒。
肝の働きを正常に保つ色は緑(青)です。

●酸味のあるものを食べる。
肝の働きを正常にするために少し酸味も取り入れます。

●香りのよいものを深く嗅ぐ。
気を流すため。

●じっと同じ姿勢をしないで時々歩いたり、ストレッチする。
気を流すため


春の不調を招かないために

春は肝が乱れやすい季節です。

気温の変化で自律神経が乱れると、次に来る春の不調を招きやすくなってしまいます。

今から少しずつ春の準備を始めましょう。
それには、肝のケアのために、血(けつ)の消耗を減らす、気を巡らせるためのアクションを心がけることをお勧めします。



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