顔のむくみと脚のむくみ

こんにちは!

北海道の中医薬膳師、みやこです。

日々のちょっとした不調を整える薬膳などを紹介しています。




第7回(立春)はむくみについてです。

春とむくみがすごく関係あります!というわけではなく、今回は最近むくみを感じたからという私的な理由からテーマを選んでみました。


むくみは、簡単にいえば、不要な水分が体内に停滞している状態です。

中医学では人体を「肝・心・脾・肺・腎」という五つのはたらきにわけて考えますが、このうち主に「脾・肺・腎」がむくみと関係しています。

「脾」のはたらきは、飲食物を栄養と老廃物に分け水分を肺に上げること。

「肺」は、脾から受け取った水分を捌いて全身に散布し身体を潤します。

「腎」は全体の水の巡りの管理をしており、余分な水分は尿として排泄し、必要があれば再吸収しています。

これらのどこかで不具合があると水分の停滞が起こりむくみを引き起こすのです。

むくみが気になったら、どこが不調の原因なのかを探って対策をとりましょう。


風邪をひいたときや、顔など上半身から広がるむくみは、肺の不調が原因であることが多いです。

そんなときは発汗させてむくみを解消します。

軽い運動や入浴で汗をかくのもよし、発汗作用のある生姜やネギ、大葉などを摂るのもよし。

柑橘類やカルダモンのような香りのよいものも湿を乾かすとされているので合わせて摂るのもオススメです。


脾や腎のはたらきが低下しているときは、下半身にむくみが目立ったり身体のだるさを感じたり下痢をしたりといった症状がみられます。

脚が浮腫んで夕方ブーツが入らない!というのもこれですね。

この場合は、山芋や穀類、かぼちゃなどで胃腸の調子を整えつつ、利尿作用のあるとうもろこしや冬瓜、豆類などで水分を排出をします。


雨の日はなんとなくだるいし身体が浮腫むなぁという方もいらっしゃるかと思います。

環境は身体に影響するので、湿気は体内に侵入して身体の中で湿が滞り、むくみの原因となりますよ。

まだ少し先のことになりますが、梅雨時には、湿気とうまく付き合って、むくみ知らずの身体を目指したいですね。





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☆次回は雨水(2/19〜)に更新です!

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