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やくのしま⑧

やまもも(山桃)
島内にヤマモモは2種類あり、写真のような小振りな果実がつくものと、一回り大きなものがあります。大きな実はよく利用されているそうで、うちになる小さなものは果実が小さく、酸っぱいです。「高級料亭にも登場する上品な大人の味」「幻の果実」と称され、市場にあまり出回りません。
この土地に暮らして今年で4回目になりますが、沢山の果実を活用できませんでした。一般的にはジャム、缶詰、砂糖漬け、リキュール等に加工され、伊豆では「やまももドリンク」というヤマモモの清涼飲料水として、中国では果実を漬け込んで「楊梅酒」が作られています。
ずっと「コケモモ(苔桃)」だと思っていましたが、調べると、違うようです。

ヤマモモの実には疲労回復の栄養素、ブドウ糖・クエン酸・カリウム・アントシアニン・フラボノールが含まれます。フラボノールがアレルギーを抑えてくれるので、花粉症、アトピー性皮膚炎、その他のアレルギー性の疾患効果があり、抗酸化作用もあり、活性酸素の生成を抑制し、細胞や血管の老化防止の他、血液をサラサラにして、肝機能向上、血圧を抑制する効果があります。

ヤマモモの葉は抗酸化作用、抗アレルギーの効果があり、ヤマモモ茶として利用できます。

樹皮は楊梅皮(ようばいひ)という生薬で、タンニンに富むので止瀉作用があります。消炎作用もあるので筋肉痛や腰痛用の膏薬に配合されることもあるというので、トレーニングやダイエットに利用できそうです。

なんと、この大きな木も薬草になるんですね。

ゆっくりとツリーハウスを作るつもりでいました。
酸っぱい果実は酵素ジュースやかき氷シロップ、チョコレートソースにぴったりでしょう。

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