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【農業】こどもたちの給食が地元有機米100%の町

当社の取扱い食材に、千葉県いすみ市の「いすみっこ」という有機栽培米があります。先日、その「いすみっこ」を栽培している田んぼを訪問しました。

いすみ市役所農林課、JAいすみ、農事組合法人みねやの里の方々に、美味しい有機栽培米を生産してくださっていることへの感謝と、今後も継続してよい関係を築きながらより一層の連携をしていきたいという当社の気持ちをお伝えし、その他のお打合せを終えた後に、田んぼを案内していただきました。

田んぼ見学2

お打合せさせていただいたみねやの里事務所前は、一面に田んぼが広がっていて、しっかりと育った稲が力強く青空に向かって凛と伸びていました。最初は2株しかない稲も、成長すると30株以上になるそうです。命のたくましさを感じます!!

プレゼンテーション2

有機作物を育てるというのは、農薬や化学肥料に頼らない分、とても手間のかかることであり、農作業をする方への身体的な負担も大きく、また、害虫などの被害を受けやすく、そういった理由から有機栽培を断念せざるを得ない農家さんも多い中、いすみ市では市をあげて有機栽培の生産を促進しています。

「いのちあふれる豊かな自然と、子どもたちの未来を支えるために」
という市のスローガンを掲げて、無農薬・無化学肥料の栽培に取り組んでいるいすみ市の姿勢は本当にすばらしいと思います。

「いすみっこ」を栽培している田んぼ一つ一つに旗が立っていて、「いのちあふれる豊かな自然と、子どもたちの未来を支えるために農薬と化学肥料を使用しない農法に取り組んでいます」とメッセージが書かれていました。

いすみっこ旗2

田んぼを見学させていただいた後、学校給食についてのお話を伺いました。

いすみ市の学校給食では、現在、野菜8品目に関して20%はいすみ市産の有機野菜を提供していて、それにより保護者が支払う給食費用をあげることはせず、いすみ市で予算を確保し、そこから生産者さんへ費用補填をしているそうです。そこには、こどもたちが安心でより健康的なごはんを食べて育てば、食への興味関心が芽生え、未来に有機農法をつなげていくことにもなるという考えがあり、こうして市が旗振りをして有機栽培に積極的に取り組んでいるのだそうです。

生産者組合の中には、新たに有機栽培に転換する生産者さんもあり、そういった田んぼは市が年間とおしてしっかりとバックアップ体制をつくり、市と生産者さんが一緒に有機栽培に取り組んでいる。お話を聞けば聞くほど、いすみ市と生産者さんの本気度が垣間見えます。

有機栽培をがんばっている生産者さんを支援させていただき、美味しくて安全で健康的な食を多くの方々にお届けすることが当社の使命なんだと、改めて身の引き締まる思いです。こうして生産者さんと直接お話をしたり、産地訪問させていただくことは、お客様にお届けする商品への理解を深めるために大切なことだと感じました。

当社の農場も、羽生市の学校給食に有機栽培の野菜を提供しています。羽生市は、地産地消を活性化させることを目標に掲げていて、羽生市内の多くの農家さんはお米を作っていることから、当社が羽生で野菜の有機農場を運営することをとても歓迎してくださいました。このお話はまた後日に書きたいと思います。

記事作成/薬糧note編集部 小林

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