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住まいの選択 賃貸or購入

こんにちは。妻のショウガです。

初めて自己紹介記事を書いてから、2度目の投稿です。

さて今日は、私たちのような夫婦だけでなく、ある一定の年齢に到達した方なら、一度や二度は同じ悩みを持ったことがあるのではないだろうかという、住まいについてです。

特に、20代後半から30代では重要なトピックとして、自分の住居として、賃貸か購入かについて考えるのではないかと思います。

生活スタイルにあわせた、家探しをしたくなった

もともと私たちは、3DKの間取りで部屋はそれなりに広いけれど、築年数が古い家に住んでいました。同居生活を始めてから2年くらいその家に住んでいましたが、生活の仕方や家事の分担などにも慣れ、次第に「もっとこんな生活がしたい」「こういう家に住みたい」という想いが明確になってきました。

それから、真剣に引越しを考えるようになり、最初の関門となったのは、まず、借りるのか・買うのか、ということです。

私は長らく賃貸派でしたが、2人で一緒に、ないしは今後は家族が増えるかもしれない、ということを念頭に置いて、一から考えてみることにしました。

住みたい部屋・理想の暮らしを考える

私は、(人からそういったイメージを持たれることはほとんどありませんが、)実は家事全般が大好きで、かつ得意です。なかでも料理をすることが大好きで、友人を招いて家で食事もしますし、週末には作り置きをして、平日のお弁当も準備します。美味しいお店の料理を真似して作ってみることも多いです。

私たち夫婦にとっての理想の暮らし・住みたい部屋は、まさに料理を中心とした家事が思う存分できて、清潔さや快適さを保ちやすく、健やかに安心して暮らすことができる、ということです。

具体的に示すと、

・キッチンが広く、水まわりが充実していること
・ある程度は築年数が浅く、今どきの気が利いた設計になっていること
・災害に強いエリアであること
・通勤がしやすいこと(当時はこんなにリモートワークが普及していなかった)
・保活に有利であること

が必須条件でした。

マイホーム購入について徹底的に考える

最初に必須条件を定めることで、選択肢がぐっと絞られました。条件が決まれば次は、どのくらいの出費が可能なのか、という点です。

まず、賃貸にするか、購入するかを決めるにあたり、予算面で、自分たちの収入からどれくらいの月額出費が可能か試算しました。その上で、キャッシュも含めるとどれくらいの価格帯のローンが組めるのか概算し、購入になった場合の物件の住み替えやローンの返済期間を軸に検討することにしました。

・新築と中古で購入時の初期費用やローン減税等を含めた試算
・何回ぐらい、住み替えが発生しそうか?もしくは発生しても大丈夫そうか?(その都度、本当に売れる物件を見極められるか?)
・35年ローン(=35年間の借金を背負う)なんてありえない。実際には何年くらいで返済できそうか?

ここを2人で徹底的に議論しました。

試算については、新築か中古かで大きな差が出るというよりも、長く資産価値が見込める物件を見つけられるかどうか、の方が重要という結論でした

その上で、住み替えの度に、再度、売れる物件を見極められるか、という点は、おそらく難しいだろうということと、その度のコストが見合わない、と判断しました。

ローンをどれくらい短縮できるか、という観点では、おそらく20年が限界という計算で、この時点で、私は購入する気が失せていました。

ローンを組むということは、その土地に少なくとも10年くらいは住みますよ、という意思表示になると思います。結婚して、子どもが生まれて、保育園や小学校にも通うようになれば、身動きも取りにくくなりますし、現実的な考え方かもしれません。

でもそれは、私たちにとっては想像しにくいことでした。

10年後、私たちはともに40代になり、その時の日本や東京、自分たちの仕事や暮らしを想像するのはとても難しいことに思えたのです。

地方に住みたくなるかもしれないし、海外で仕事をしたくなるかもしれない。親と同居することになるかもしれないし、思ったよりもたくさん子どもに恵まれるかもしれない。大きな災害に見舞われ、生活の基盤を全て失うかもしれない。日本円の価値は、本当にこのまま?

何より、無事にこの先10年生きられるのか、誰にもわからない。

ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、35年ローンでマイホームを買うという選択肢には、必ず議論されて然るべき項目でもあると思うのです。

10年後の未来が想像できないのに、35年後の未来の想像などできるわけがありません。

10年前の私が夫のショウガくんとの出会いも、結婚も予想できなかったし、自分の仕事もまさか人事をやるなどとは思っていなかったように。

世界規模の感染症がここまで拡大し、命を落とす人々が発生してしまうことを誰も予想できなかったように。

キャッシュが潤沢にあり、資産運用のための購入ならいいでしょう。10年程度で返済に目処がつく気軽なローンなら私たちもやったかもしれません。

ただ、これほど不安定な時代に生きる私たちにとっては、マイホーム購入はあまりにリスクが大きく、まったくもって私たちの生き方にはフィットしないと判断しました。

コロナ禍での引越し

私たちは、マイホーム購入を見送ったので、賃貸で物件を探したのですが、思いのほか、都心エリアに好条件な物件を見つけることができ、無事に今年の3月の頭に引越しを終えました。美味しい飲食店巡りをたくさんするぞ!と意気込んでいましたが、あっという間に緊急事態宣言が出され、今もまだ気軽に外を出歩けるような状況ではありません。

都心暮らしを謳歌できないと嘆いていましたが、1つ、良いことがあったとすれば、当時、マイホームを購入しなかった、ということです。時期としては、2020年を迎えた頃ですから、そこから内見⇒申込⇒審査⇒引き渡し、までを実施していたとすれば、ちょうど今頃が引き渡しの時期でしょう。まさしく最悪のタイミングです。

住まいや暮らしかたを考えるということ

住まいの選択は、生き方の選択です。何が正解、これが間違い、ということはなく、それぞれの生活や生き方そのものに合わせて、自分たちで考え、決断することです。

私たちはなるべく身軽に、リスクを少なく、今の自分たちにフィットする住まいを見つけるために賃貸という選択をしました。5年後、自分たちの状況が変われば、マイホーム購入をすることも、もちろんありえると思います。

大切なことは、どう生きるか、何にプライオリティを置くか、ということで、それらを自分の頭でしっかり考え、決断するということなのだと思っています。

それでは、また次回の記事で!

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