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【起業の理由】

私は35歳で起業した。

それまでは、病院薬剤師と薬局の薬剤師を経験し、つまりは勤務薬剤師だった。

毎日、会社への不満を口にして、

「待遇が悪い」

「給料がやすい」

「休みがとりづらい」

などなど、、、愚痴らない日は無かった。

会社がわるい

行政が悪い

色んなとこに不満があった。

周りを見渡すと、同じように困っているママ薬剤師がたくさんいた。ママ医療事務さんも困っていた。ママ看護師さん達も困っていた。

働くママ達は皆んな休めず困っていた。

高熱をだす我が子を病児保育に託し、

高熱をだして受診した高齢者にお薬を説明する自分に違和感を感じた。

私が今、お世話をしなきゃいけないのは、この高齢者なのか、いや、病児保育にいる自分の子どもじゃないのか、、、と葛藤する日々。

自宅に帰れば、夫からは

「俺は正社員だから休めないけど、ママはパートだから休めるでしょ?病児保育は子どもが可哀想。」と謎な原理を言ってくるw。

おむつを交換するだけがイクメンじゃない。

抱っこしてあやす事がイクメンじゃない。

この休めない困った状況を、共に助け合ってくれるのが真のイクメンだよ!と言いかけてやめた。

パートも正社員も、同じ責任を持って仕事してるんだよ、パパさん。知らないんだね。

休めれるなら、休む!でも、休めれないんだよ、だから、自分の両親や病児保育にすがって働き続けてる。

ママが働き続けるって事は、こんなに難しいものなのかと愕然とした。

職場が嫌なら退職すれば良い。私の場合は、職場が嫌だったんじゃない。何故ならば同僚に恵まれていた、最大限に子育てを優先させてくれた。

でも、薬剤師のとりまく環境に不満があった。

子育てしづらい社会に不満があった。

子育てしづらい社会を動かす事は出来ない、ただ働きやすい環境を作ることは、もしかしたら出来るのではないかと考えた。。。

気軽に休みをとれる環境ならば、職場への不満はおおよそ解決する。休みがとりにくい原因は、職員が足りないから。不足を補う職員がいれば休みを取れる環境になれるはず!

不足を補う職員になれば、色んな薬剤師の不満を解決出来る!

そう思った。

だったら、私が、不足を補う職員になろう‼︎と決意した。

そうだ、起業しよう!(笑)