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【医学からみる魔術解明】分割脳の研究は超常現象を紐解く鍵になる?

こんにちは. ヤク学長です. 古代~近代の魔術的な医療の関係を追ってきました。現状、世界は科学的に魔術的のような現象の解明をしようと試みていますが、分かっている事はほとんどありません. 今回は科学が理解しようとしている魔術的なお話. 

医学からみたポルタ―ガイスト現象

医学的に【ポルターガイスト現象】と呼ばれるものがあるのはご存じでしょうか?

ポルターガイストとはラップ音がしたり・物が動いたりする現象のことだ. 科学的には空気特性の変化や容積や体積, なんらかの影響で電磁場が変化しものを動かすような現象のことをイメージするでしょうか. 

この現象を解き明かす上で鍵となるのはなんだと思いますか?
実は…常に 「」の存在がいるのだそう.

どうやらこの特異な現象を発生させていると疑われる「」は,典型的な特徴を持っているようだ.

まずどういう特徴の人か?ということだが,,,年齢が未成年であったり,大部分は家庭環境に問題を抱えていることが多い. そして多くは, 親から精神的に疎外されていて親への敵意を多分に持っている. どうやらポルターガイストは,そういった不遇な人が注目を引く手段として用いる事があるようだ. 

医学からの解明

ここから,医学的に考えてみる. 
ポルターガイスト現象が起きると, どうやら本人が全く記憶していないことが多いようなのだ.

合理的に考えると, ポルターガイスト現象の原因が人間の無意識に関係し、精神に障害を持つ若者の心に何かがあることは疑いようがない. 

ちなみにこんな研究もある. 超常現象を人工的に起こす幽霊部屋の実験のようだ. 結論は以下の通り. 

【超常現象を人工的に起こす:「幽霊部屋」の実験】

結論:人工的に幽霊の出やすい部屋を作ったのだが、実験の結果はそのような環境要因ではなく、人々の暗示にかかりやすい性質との関連を示したと述べた。

https://wired.jp/2009/11/02/%E8%B6%85%E5%B8%B8%E7%8F%BE%E8%B1%A1%E3%82%92%E4%BA%BA%E5%B7%A5%E7%9A%84%E3%81%AB%E8%B5%B7%E3%81%93%E3%81%99%EF%BC%9A%E3%80%8C%E5%B9%BD%E9%9C%8A%E9%83%A8%E5%B1%8B%E3%80%8D%E3%81%AE%E5%AE%9F%E9%A8%93/

以前から述べてきたように魔術的な超常現象には精神的な「」といった複雑なものが絡んでいるようだ. 

精神障害のある若者がポルタ―ガイスト現象を引き起こすことがあるのは, 「無意識の心」が肉体に影響を及ぼすようだ. 人は体の変化に鈍感だ.

極度な緊張のせいで, 普通の人間には比べものにならないほど身体に負荷を掛けてしまうことがある. 多くの人の無意識は普段はの生活に順応している. あくびをしたりリラックスしているというイメージで良い. ただ, その真逆がポルターガイスト現象を紐解く鍵のようだ. 

R・W・スペリーの「分割脳研究」

近年, 科学的証拠が1つ現れておりR・Wスペリーが「分割脳研究」と言う分野で発見した例がある. これは、ノーベル賞の受賞にもなっている.内容はこうだ.

てんかん治療の目的で2つある脳の半球間の信号伝達を行っている「脳梁」を切断した患者に、片方の脳半球に依存することが知られている作業を行ってもらった. 結果, 2つの脳半球がそれぞれ独立した意識を持っていることを実証した. この研究は, 左右の大脳半球の機能分化の理解を大きく進化させた. 

要するに、簡単にイメージ化すると頭に2人の人間がいるということである.

分割脳の一例

脳の右側と左側は全く別の機能を持っている. 
左脳が使うのは言語などの分析. 右脳は直感が主である. 

例えば、左右別々のモノを見せられた状況を想像して欲しい.
左目に「ペットボトル」, 右目に「時計」を見せられ今何を見ているのかと問われる. すると「時計」と答えるのに対し, 見たものを左手で書けと言われると「ペットボトル」を書いた. 今書いたものは何か?と聞かれると「時計」と答えたのだ. 

言い換えれば、「私」と自称する人は実は脳の左側とわずか数センチ先に離れたもう1人の「私」が存在している. それは完全に独立して存在していることがわかったのだ. 

よって, ポルターガイスト現象を引き起こしている存在が, まさか自分が原因だとは本人も全然気づかずにいる理由の説明がつく. 

ただ, このような現象で再度注意したいことは, ポルターガイスト発生の背後には, 当人の精神面での重大な問題が潜んでいる可能性が高い. 安易に刺激をするのは注意が必要だ. 

ポルターガイスト事例の原因究明は, 最終的に心理セラピーとなってしまうことが多いのはこのためだ. 

このように科学的に分かりつつあることは増えてきている.

超自然的テクノロジーの到来と魔術の再来

今後は, 更に高度に進化したセンサーやカメラが環境にばらまかれていく.
旧世代のAIは, 機械学習が未熟であったために物質と人を良く見間違った.

旧世代の見分けのつかないようなAIとは異なり, 正確に物質と人の判別がつくような時代になる. 今後, あらゆる環境に配備され様々な説明変数が定量的に算出できるようになる.

更には高度にフーリエ変換された可聴領域以外の音もデジタルに変換することも可能になるし, 空間の繊細な圧力の変化も可視化して見ることができる. もしかしたら, 科学現象を一つずつテクノロジーを駆使した人間がロジカルに考えて超常現象を翻訳する日が来るかもしれない. 

だが, 更に進歩した自然とテクノロジーが融合された世界においてロジカルのフレームを超えて超常現象といったワードを再び持ち出す日がくるのだろうかという疑問が残る. 

逆に, 因果律がすべて計算機に置き換えられたそんな世界では, 我々の見える風景は, 再び超常現象的な景色にみえるに違いない. そのように考えると, 世界は超魔術的な, ポルターガイスト的な, そんな世界に包まれていくに違いない. と思ったしだいだ. 



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