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法学部が脚光を浴びるか?

卒業、入学、進学のシーズンとなるが、いろいろ世間から変化の声を聞く。

まず大きな快挙と言えば、松田聖子が中央大学法学部(通信課程)を3月で卒業し、法学士となったことだろう。忙しい芸能活動の仕事をしながら、わずか4年間で卒業できたのは驚愕としか思えない。
さらに同・通信課程は、実は通信課程でありながら司法試験合格者を「毎年コンスタントに輩出」している本格的な通信課程で、それだけでも一流だと言えるだろう。そこを4年間で卒業できたというのだから、素晴らしい以外の何者でもない。是非、法律に関わる仕事にも入って欲しいと思う次第である。

そして昨年春に慶應義塾大学法学部に入学した芦田愛菜の存在も大きい。今年は2年に進級する。才色兼備とは芦田愛菜のためにある言葉であり、将来の都知事、さらには未来の女性総理大臣とも言われているくらい、真面目に期待されている才女である。どちらも法学部というところに、私は何か感じるものがある。

社会が複雑化して久しく、混乱や犯罪も複雑化しているし、特にハラスメント系だと加害者と被害者の境目が曖昧になっており、誰でも加害者になりうる社会である。よって現代社会は「被害者にも加害者にもならない」考え方が大切であり、同様に「弱者にも強者にもならない、共生の社会」が基本的な土台となる。

テクノロジーの進歩も早く、AIがここまで育っている現在では、人間が出来ない事を機械に任せるのではなく、「機械やAIに出来ることは既に人間の仕事ではない」くらいの見方が必要なのではないだろうか。その上で私たちは人間をやって行かなければならない時代だと思う。そうでないと、知らず知らずの内に機械やAIに支配されるようになるだろう。そもそもスマホ依存になっている人は、スマホに支配された奴隷化しているとも言える。

AIがここまで台頭してくると法律の対応も速攻に進めて行かなければ追いつかなくなるだろう。テクノロジーの後追いではなく、もっとプロアクティブに法律を変革していかなければならないだろう。現時点では情けなくも法整備はテクノロジーの後追いになっている。

テクノロジーは否応なしに進化し、変化し、社会を取り込んでいく。SDGsではないが、人間は環境や社会との共存が必要であるが、それ以上にテクノロジーとの共生も必要になる。人間の社会生活の基盤に法があるとするならば、こんな時代だからこそ法学部が脚光を浴びても良いのかもしれない。
#note   #エッセイ   #高齢者   #フリーター   #役立たず
【記】やく・たたず(屋久 佇(竚))

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