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シニアのスポットワーク

TVの報道番組でやっていたが、タイミー等のスポットワークをシニアも利活用しているという話をやっていた。スポットワークは雇用関係の継続性がない働き方であるものの、労働者は雇用契約を結ぶため、労働基準法で守られている点が業務委託と大きく異なる。

そして、ハローワークに行っても60歳以上という理由で、清掃業務やドライバーや警備員くらいしか紹介して貰えない現状がある。それに嫌気がさしたヤル気のあるシニア世代が隙間時間が活用でき、短時間勤務で、継続でなく1回限りの単発仕事ということが良いらしく、現代のシニアのライフスタイルに合うと番組では言っていた。

私も、スポットで仕事をすることが多いが、この類はやった経験がないし、やりたいとも思わない。何故ならば、私は業務委託や請負や委任の方が自分に合っているからだ。その意味では、現代のシニア的ではないのかもしれない。

番組では金融機関を退職した60代のシニアが4年前からスポットワークを始め、既に千回以上やっていて、「ハマっている」と語っていた。理由は①その日の気分や体調で仕事が出来る、②短時間の一期一会、③イヤならもうしないし良ければ再びする選択肢が自分にある、④与えられた仕事を指示通りにやる、⑤ハローワークでは紹介して貰えない様々な仕事がある、⑥面接など面倒なものがなく即日契約/即日報酬入金のシステムが良い、⑦色々な現場に行けるのが刺激になって面白い・・・etc.

③と⑦に対しては私も同感だし、自分もそのような仕事の仕方をしている。また⑥のシステムは魅力的だが、逆に誰でも出来る単調な仕事か、力仕事に思えて、それだとイヤだと思ってしまう。それ以外の①②④⑤には全く共感できない。ましてや④のような仕事がイヤなので、私は業務委託や請負や委任が自分の信条とライフスタイルに合っていると言って良い。

番組で話していた人は過去4年間で千回だから年間250件の計算となり、スポットワークの収入が年間130万円ほどだと言っていたので、1回4時間程度の業務で5200円の計算となる。私には慌ただしいだけで、全く魅力は感じなかったが、番組はそのスタイルが良いと考えるシニアが増えているという内容だった。

特に最近増えている「なんちゃって業務委託」と違って、スポットワークは雇用契約なので労働基準法や労働契約法で守られ、労災の対象にもなるというのが良いらしい。でも、私は敢えてフリーターを名乗っていることからも分かるように、雇用関係・主従関係・上下関係は早期退職したサラリーマン時代で飽き飽きしているので、やはりフリーターで色々な事を自分のペースでやって行ける方を選ぶから、一般的なシニア生活でないのかもしれず、ちょっと寂しい感じがした💦

私は早期退職後は、色々な仕事を掛け持ちでして来た。辞めた仕事もあれば続いている仕事もあるが、現時点では8つの仕事をしている。それぞれに関係はなく、異業種のものである。その中で週にn回と言うのは1つだけ(かつ非常勤)で、残りの7つは全てスポットの請負や委任であり、双務契約である。この形がやはり、私には自由でラクなのだ(笑)
#note   #エッセイ   #高齢者   #フリーター   #役立たず
【記】やく・たたず(屋久 佇(竚))


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