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教育の変化

かつて大学で教職課程を取り、20代の若いころ及び企業を早期退職後の一時期、教員をしていた私だが、すっかり教育の世界からも、置いてきぼりになってしまったようだ。

「あれば良いのに」と勝手に思っていた「教師に介護知識を」が、何と1998年から小中学校の教員免許を取得する場合に、社会福祉施設(5日間)および特別支援学校(2日間)において合計7日間の介護等体験を行うことが義務化されていたことを初めて知った。1998年だと介護保険制度が動き出す前なので、凄いなぁと思ってしまった。良いことだと思う。

あと、J-SHINE(ジェイシャイン)という言葉も最近になって初めて知った。小学校での英語指導者の資格だという。2020年から小学校3・4年生で「外国語活動」が必修化されたと同時に、5・6年生は「外国語」の教科として英語を学ぶことになり、小学校の教育も変わって来ている。よって巷の英会話教室もこの資格取得をセットにして授業商品を売っているそうだが、そこに揉め事があるとの話も聞く。

実は私は資格が大嫌いな人間で、ノーライセンスで生きて来たし、今後も同じように生きていくと思う。仕事をするのに絶対必要な資格であれば取るのはやむを得ないが、あってもなくても仕事ができるのであれば、別に資格など取らなくても良いと考える。

ただ、一時に迷いの渦に落ちた時期があった。
それは50代の頃、私は不慮の交通事故に巻き込まれ、半身不随の寝たきりになってしまった時である。幸い何とか社会復帰はできたが(後遺症は今でもある)、その時は「人間いつ死ぬか分からない、どんなに注意をしていても災害に巻き込まれることがある、こちらに落ち度はなく自分が何も悪くなくても地獄に落とされることもある」と悟って、やり残したこと(主に勉強や知識関係)を生きている内にやりたいと考え、社会復帰してからの1年間狂ったように、それまで気になっていた色々な資格勉強をして取得した。その数は1年間で20個くらいだったと思う。まさに何かの祟りか狂っていたとしか思えない(笑)

お金も時間も労力もかかるので、1年後には我に返っていた。もう、資格など要らない。なぜならば、何事にも縛られず、ノーライセンスで生きて行きたいからである。それが高齢者フリーターの日々の過ごし方だろう。
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【記】やく・たたず(屋久 佇(竚))

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