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融資は計画的に

昔から私は、借金は怖いと思う人間なので、返せない借金はしたことがない。
社会人を長年やってきたので、借金をしたことはあるが、若いころは週末に金欠になることもあったが、銀行のカードで一時的にお金を得ても、翌週には返していたので利息はかからなかった。要するに利息を払うのが嫌いなのかもしれない。車のローンもしたことがない。人生で唯一したローンは住宅ローンだけだ。その住宅ローンも、何かあった時は手持ちの金融商品を換金すれば払いきれる金額までしか借りなかった。

でも世の中には平気でお金を借りる人がいる。ある人の話で、M銀行カードローンで200万、U銀行カードローンで200万、百貨店系カードローンで60万、合計460万の債務があると言う。そして「まとめて返そうと思っていたので月々の支払いは滞納している」と凄いことを自慢気に言っていた。

しかし、その人は障害者になって支払いが出来ない状態になったという。障害者と言っても内部障害で人工透析が必要になったとのこと。人生どうなるか分からないのに、なんで何百万もの債務を作って、かつ「まとめて返そうと思っていたので月々の支払いは滞納している」などと平然と言えるのだろうか。

もっとも私は極端に気が弱いからなのかもしれないが、この歳になってもチャントした借金ができない。その場で返せる範囲での借金しかできない。しかしこれは、借金をする意味のない借金なのかもしれない。若い時から、いつ働けなくなるか分からないという考えが頭から離れなかったので、借金が出来ない身体になってしまっている。

昔から病弱な私は病院が嫌いではない。病院の待合室での患者さん達の会話にこんなのがある。実際に病院で聞こえてきた話だ。
「元気じゃないと、病院にも来れないねぇ〜」
「そうだねぇ、健康じゃないと病気になれないね」
・・・確かに、ごもっともな御意見だろう。私も病院に行くために、最低限の健康は維持している(笑)

歳を取ってくると、病気と仲良くなる自分がいる。自分のアイデンティティのように、病気自慢が始まる場合もある。対立より共存、争いより寄り添い。人に優しく、自分に優しく、世界に優しく、地球に優しく、SDGsの基本ですね。「一病息災」は正しい言葉か否か?
#note   #エッセイ   #高齢者   #フリーター   #役立たず
【記】やく・たたず(屋久 佇(竚))

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