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おっぱい花火

セクハラ発言になってしまったらご勘弁ください。来月になると花火の季節に入るが、花火会場の傍に住んでいる人から面白い話を聞いた。それは、会場近くの家には火のついた花火の残骸がボタボタ落ちて来るそうで、危なくて仕方がないとか。そして、丸い花火が咲いて、落ちて来たパッカリ割れた半球体を見せてくれた。

火がついて落ちてくるので、家にシートを張っていても穴が開いてしまうとのことで、聞けば聞くほど火事の危険を思ってしまった。そんな残骸物の後片付けも風物詩なのだそうだ。その人はお寺の住職なので、墓地に落ちて来る残骸物処理をしている。

見せて貰った半球体は、その形状と大きさから、思わず「綺麗に張った(片手に収まる程度の)小振りなオッパイ」と言うのが近しい感じだった。そしてポッチリ飛び出した乳頭部分が(燃えて無くなった)導火線が付いていた場所とのこと。オッパイの中には幾つか不発弾も残っている。

話は少し変わり、そこまで花火から近くないところでも、残骸や燃えカスが最近は住宅地で問題になっているとニュースでやっていた。そして、何と今年の花火大会は中止と決めた地域もあるとのこと。風物詩も受け入れられなくなって来ている、不寛容な令和の時代の表れなのだろうか?

不適切、不寛容、無関心な昨今であるが、何とも、打ち上げ花火の裏側である。
#note   #エッセイ   #高齢者   #フリーター   #役立たず
【記】やく・たたず(屋久 佇(竚))

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