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多様性の先にあるもの

半年ほど前、とある場で「組織や集団の多様性が重要だと考えている」と話したところ、「多様性もいいけど、その先にあるのは何か?」という問いをいただきました。

多様性の先にあるもの。
なんのために多様性が必要、重要であり、多様性は何につながるのか、という問いでもあると受け止めて考え続けています。

私が出した一旦出した答えは「新たな価値を創る」。
一旦出したけれど、その後も考えています。

自分はなぜ多様性が重要だと考えるのか。
もしかしたら、自分が大切にしていることを大切にされなかった、という経験があって、だから多様性を尊重したい、と考えているんじゃないか、と考えることもあります。
多様性が重要と考える一つのきっかけではある。
でも、理由の説明としては十分ではない。
多様でなく、単一であった場合どうなるのか、などとも考えていたところ、5月に参加したセミナーで「同質性のリスク」を聞き、あ、これが多様性が必要である理由に近いかも、と答えの一部を出すことができたと思います。

参考:プレジデントWOMAN
日本企業がリストラの前に取り組むべき「働かないおじさんの活躍推進」策
https://president.jp/articles/-/43652?page=3#:~:text=同質性の最大の,以下の8つです%E3%80%82

リスク回避のために多様性が必要、重要。
これだけでは、ちょっと後ろ向きな気持ちになる。「避けるために行動する」みたいな動機以外で、多様性の重要性、その先に何があるかを考えたい。

同質性のリスクにも繋がるけれども、組織や集団が同質であると、視点が単一になり、内部は膠着状態になって変化が起こりにくく、外部への変化に気づきにくいのではないか。
同一組織に異質な人材が複数いると、それだけ視点が増える。複数の視点や意見があると、その組織から新たなアイディアが生まれやすいと思う。それが新しい価値の創造につながっていく。価値の創造、それは新たな解決策でもある。
多様性の先には新しい価値の創造、チャンスが待っている。

今、そして今後も日本は縮退していく時代が続く。
これまでと同じ方法、考え方で課題を発見し、解決していくことは難しいんじゃないか。だから異質な視点を持っている人材が組織、集団に複数いて、それを否定せず、尊重しあう=多様性の尊重が重要だと考えている。重要、というか必須だと思っている。

まだ十分な答えではないかもしれないけれど、一旦、ここまで。


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