焼きたてパン

初めて生きています

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久々に

2年ぶりくらいにnoteにログインした。友人が、TwitterでもなくInstagramでもない、文章を綴ることができるツールを探していると知り、あ、noteがいいんじゃない?とおすすめしたのがきっかけだ。 自分が昔書いた文章を読んで泣いてしまった。祖母の死から8年が過ぎようとしているが、全く立ち直れていない。 あの頃とは違う祖母の家。記憶も薄れつつある声。変わってしまった関係性。 周りの人は祖母の死を受け入れ、悲しいけれどそれはそれ、と生きているような気がする。それか、悲

    • 名前を呼ぶのがなんだか

      まだ距離感を掴めない人の名前を呼ぶのがなぜだか苦手だ。 小学校は、クラス替えもない小さなところだったから、そういったことに気づくこともなかったが、中学生になり、新しい人に出会うことが増えてから自覚したような気がする。 何と呼べばいいのかわからない。○○ちゃんと呼べばいいのか?でも、あの子は呼び捨てにしているし、また別の子はあだ名で呼んでいる。知り合ったばかりの私はどう呼べばいいのか? というよりも、呼び捨てが苦手なのかもしれない。小学校の友達はみんな、ちゃん付けで呼び合

      • 雨上がりの匂い

        今年から社会人となった。会社と家の往復は徒歩である。 今日、会社を出て、雨上がりの道を歩いた。ふと、なにかの匂いがした。 嗅いだことのある匂いというものは、いつまでも覚えているくせに、なんの匂いだったか、どこでそれを嗅いだのかはなかなか思い出せない。それが切ないし寂しい。だが、今日のその匂いは違った。 祖母の家に行った夏休み、雨が上がって少し涼しくなった夕方に、祖母、叔父、叔母、いとこ、父、母、姉、みんなでお墓参りに行ったときの匂いだった。誰かが留守番したりと、フルメン

        • 死んでいてよかった

          そう思ってしまう。私の、大切な、もういない人に。 父方の祖父は、私が生まれる前に亡くなっていて、私は祖父の生まれ変わりだ、とみんなから言われていた。 母方の祖父母は、遠いところに住んでいて、小学生の頃にしか会わなかった。あまり聞けないでいるが、祖母は母の実の母親ではないらしい。 そういうわけで、一番近しいおじいちゃんおばあちゃんは、父方の祖母だった。祖母の家は同じ県内にあって、家族でよく行っていたし、中学に入り土日が部活で忙しくなるまでは、父と2人で祖母の家で週末を過ご

          今日はきのうの続きだけれど

          なにぶん生きるのが下手くそだから、食材の期限が切れる。どんどん切れる。悪くなる。 しかも、体質なのか、よし自炊頑張るぞ、と食材を買い込んだり、自分にしては手の込んだ料理を作ったりすると、体調を崩す傾向にある。 そういうわけだから、私は、期限切れの食品、しおれた・とろけた野菜などと常に戦っている。 その時に、私を強くしてくれる詩がある。みつはしちかこさんの「今日はきのうの続きだけれど」だ。 〜以下引用〜 今日はきのうの続きだけれど 今日はきのうの続きだけれど 朝ごとに目

          今日はきのうの続きだけれど