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目に見えるものが全ては本当か?

「世の中の目に見えるものが全てだ」

という人もいますが、私はそうは思っていません。

いや、そうだったけど、今は違う。という方が正確かもしれません。

私が好きな本に星の王子さまという本があります
("Le Petit Prince"、英題:"The Little Prince")は、フランスの著者アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリによって1943年に出版された小説です。

この作品は、美しい言葉と心温まるイラストで知られ、子供から大人まで幅広い読者に愛されています。

物語は、飛行機事故で砂漠に不時着したパイロットと、小さな王子との出会いから始まります。

この王子は、小さな惑星B-612の出身で、他の惑星を旅して地球にたどり着きました。

旅の間、彼はさまざまな大人たち
王様、虚栄心の強い男、酒飲み、ビジネスマン、ランプの点け人、地理学者など
に会い、それぞれの大人が抱える孤独や矛盾を描いています。

物語の核心部分は、小さな王子が育てたばらの花との関係です。

彼はこのばらをとても愛していますが

その愛情が試されることになります。

『星の王子さま』は、愛や責任、人間関係の大切さについての深い洞察を与えてくれる物語であり

何を本当に大切にすべきかを問いかけています。

私が中でも印象に残っている部分は狐との会話の中で王子様が狐から言われた言葉

ものごとはハートで見なくちゃいけない、っていうことなんだ。 大切なことは、目に見えないからね」

サン=テグジュペリ. 星の王子さま (p.123). ゴマブックス株式会社. Kindle 版.

「君がバラのために使った時間が長ければ長いほど、バラは君にとって大切な存在になるんだ」 ――ボクがバラのために使った時間が長ければ長いほど……。

王子さまは、また、その言葉を覚えるために、くり返しました。

「人間たちは、みんな、このことを忘れてしまっている。

だけど、君は忘れちゃあだめだよ。

サン=テグジュペリ. 星の王子さま (pp.123-124). ゴマブックス株式会社. Kindle 版.

自分にとっての親友や恋人が、いきなり白馬に乗って現れるわけではない。
その人が自分にかけてくれた時間が長ければ長いほどに特別な存在になっていく。ということだと考えました

この本を何人かの知り合いに勧めてみました。

すると、面白いことに読んだ人にとっての「薔薇」は異なっているところがわかりました。

ある人にとって薔薇は大切な「子ども」という人もいました。
ある人にとって薔薇は大切な、「仕事」という人もいました。
ある人にとっては王子様と同じように「愛するひと」であるという人もいました。

年代や性別を超えて共感される名文学サン=テグジュペリの

星の王子さまぜひご一読ください。あなたにとっての薔薇が読み終えることでわかるかもしれません。


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