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焼肉店開業!ユッケは?レバ刺しは?今だから言えるアドバイス!

さぁ、物件契約も終わりいざ開業。

ん…?開業ってどうやるんだっけ?あれ?

しかしこのご時世、本当に便利。Google先生の検索で’飲食店 開業手続き’とでもいれてみて下さい。

開業エリアによって多少ルールは違ってきたりするものの、だいたい要件は同じ。

開業の手続きについては私がまとめるよりも既に素晴らしいまとめサイトも御座いますので是非ご自身で探してみて下さい。

私が今回は皆さまにお伝えするのは、'焼肉店の開業'で事前に知っていると得するかもしれない情報です。

ユッケやレバ刺し、昔は当たり前に食べれましたよね。

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しかし近年では殆ど見ることは無くなりましたね…。どうしてお店から消えたのかも是非Google先生に聞いてみて下さい。いくらでも情報でてます。

常連さんだけ特別に出してくれるお店もあるみたいですが、こは完全闇営業。NGです。お客さんの立場からすると嬉しいかもしれませんが、ちゃんと営業許可を取っていないお店での提供ですのでちょっと危険です。

じゃあ出してるお店はどうやってだしてるの?まぁここですよね。知りたいのは。

結果から申し上げると…。

レバ刺し→✖️(完全に出せません)

ユッケや牛刺し→△(条件を満たせばOK)

…!?レバ刺しはもう食えんのか!?

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はい、そうなんです。レバ刺しに関してもう完全に飲食店としてお出し出来なくなりました。どんなに新鮮でもどんな厨房設備でも、レバ刺しは提供出来ないんです。'炙りレバー'なんてメニューも厳しい保健所なんかだと指導されます。レバーに関しては中心部までしっかり加熱処理しないと食べてはいけないとなっています。ただ、最近の調理方法の技術の進歩によりあのレバ刺しに似たものを提供できるようにもなっています。

そしてユッケや牛刺し。こちらは条件さえ満たせばOKです!詳しい事は管轄の保健所に相談されるのがベストですが、大体要件はどこも似てますので僕の場合どうだったかお伝えします!

ユッケや牛刺しを提供する為の条件。

条件を確認されるエリアは厨房エリアです。当たり前ですね。w

具体的にどのような厨房になっていればOKかと言いますと、こちらの生で提供するユッケや牛刺し専用の厨房エリアを作る必要があります。

具体的にどのような設備が必要かと言いますと…

①二層シンク、②生食用のお肉を保存する専用の冷蔵庫(温度表示付き)、③生食用の専用まな板や包丁の調理器具、 ④生食用の専用食器を保管する扉付きの戸棚等、⑤まな板等を殺菌するのに必要とする給湯設備(※こちらの設備が当店の場合準備するのが難しかった為、IHを設置してお湯をそれで沸かす事を条件にOKを頂きました。)、⑥そしてこれらの設備が他の厨房設備と別のエリアに隔離されている事。

要は、生食エリアを設けて全て専用品にせぇよぉ〜って感じなんです。設備は大した物必要ないんですが、小さいお店だと⑥の別のエリアというのがなかなか難しいですよね。私もそうでした。扉で仕切られてないとダメと最初は鬼に見えた保健所の方々。しかし、保健所の方々にも少しは人間の心が残っていたのです。ゾーニングでOKにしましょう。そう言ってくださったのです。何度も諦めず交渉してよかった…。

はて、ゾーニング!?この場合のゾーニングとは、こちらからこっちは生食エリアでこっちは通常のメニュー作るエリアですよ〜って'床の色分け'をペンキでするだけです。

ゾーニング

扉で仕切るよりはるかに簡単かつ費用も抑えられる。

是非みなさんも諦めず、人の心を持った保健所の方を捕まえて交渉してみて下さい!w

次回は生食用のお肉についてとレバーについてお話ししますね!

→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→次回に続く…。


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