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ラオス・トンルン首相:新型コロナ対策で連携、ASEAN+日中韓首脳と協議

トンルン・シースリット首相は、2020年4月14日、首相府にてASEAN首脳特別テレビ会議及びASEAN+3特別首脳テレビ会議に出席し、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大について協議した。

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1 ASEAN首脳特別会議
2020年のASEAN議長国であるベトナムのグエン・スアン・フック首相が議長を務め、COVID-19の予防、監視、管理及び拡大防止のため、各国の状況・取り組みについて意見交換が行われるとともに、各国の努力及び協力を称えた。
ASEANの各首脳は、ASEAN調整委員会特別会議(2020年2月、議長国:ラオス)、第25回ASEAN調整委員会テレビ会議(2020年4月9日)及びCOVID-19関連の会議開催の成功を称えるとともに、委任された関係セクターによって協議事項が実施されるとし、高く評価した。また、COVID-19対策について、ASEANメンバー、域外協力国及びWHOをはじめとする国際機関との連携を継続することで同意した。
ラオスは、COVID-19対策におけるラオスへの支援として、専門家支援、医療備品、予防薬、治療薬などを供与してくれたメンバー国、友好国、国際機関に謝意を表明した。

2 ASEAN+3(中国、日本、韓国)特別首脳会議
トンルン首相
は、同日午後、首相府にてASEAN+3特別首脳会議に出席。ASEAN代表のフック・ベトナム首相と日中韓代表のムン・ジェイン・韓国大統領が共同で議長を務め、COVID-19対策について協議した。同会議には、WHO事務局長も出席。
会議では、COVID-19の対策についてのASEAN+3の協力枠組みにおける各国の取り組みを高く評価するとともに、成功事例を共有し、さらなる協力関係の強化を確認した。
トンルン首相は、外出禁止令などラオスにおける現状及び措置について共有し、WHOの提言に基づぎ公衆衛生の管理を実施していると述べた。
同首相は、会議において、COVID-19のワクチン開発研究にかかる協力、公衆衛生の人材確立及び国民生活への影響を踏まえた経済対策に取り組む方針案を提言した。また、医療チームの派遣、医療備品、薬など、日中韓、友好国、国際機関からの支援に謝意を表明した。

先述した2つの会議においては、COVID-19感染拡大における協力についての共同声明が採択された。
(トンルン首相)

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引用元(ラオス首相府):
http://laogov.gov.la/activities/pages/news.aspx?ItemID=1438&CateID=5

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