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ラオス・トンルン首相:外出禁止令は5月3日まで延長、新年の挨拶にあたり新型コロナ対策の声明発表

サバイディ・ピーマイ
2020年4月15日
は、ラオス暦の正月です。ラオスでは、サバイディ・ピーマイとあいさつし、新年(ピーマイ)をお祝いします。ラオスの方々にとってピーマイは一年の中でも特別な行事です。
水かけをし、お寺を参拝し、家族や親戚、友人や仕事仲間と集まり、ビールを飲んで、焼き鳥を食べ、また水をかけ...誰もが場所を問わずお祝いします。
しかし、今年は新型コロナウイルスの対策の影響があり、新年のお祝いも制限されています。トンルン首相は、新年の祝辞にあたり、「家で過ごそう」と語り掛け、国難に一丸となって「協力」呼びかけ声明を発表しました。
声明の概要は次のとおりです。

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1 全国の親愛なる父母、兄弟姉妹のラオス人の皆様
本日、2020年4月15日は、ラオス暦で2563年5月5日に当たり、ラオスの元旦です。ブンニャン・ヴォーラチット・ラオス人民革命党中央委員会書記長兼国家主席兼党書記長から心温まる祝福を受け、全国の皆様とお祝いできることを誇り思い、また今回の非常事態において、国内外にいるすべてのラオス人にとって大きな励みとなります。
この機会に、ご健勝と国難の克服・国家発展のための指導力の発揮をお祈りし、国民とともに国家主席及び党政府の指導者に祝福を送りたいと思います。

2 ラオス政府を代表し全国民にお伝えします
新型コロナウイルス(COVID-19)による肺炎は、急速に拡大し世界の脅威となっています。
COVID-19は、既に数多くの命を奪い、感染者は100万人を超え、まさにこの瞬間も感染を拡大させ、その脅威をいつ止めることができるかまだ分かりません。
昨日、ベトナム国のイニシアティブの下、同国が議長となり、ASEAN首脳特別テレビ会議及びASEAN+3特別首脳テレビ会議があり、COVID-19について各国が協力して取り組むことで一致し、共同声明が採択されました。

3 親愛なる父母、兄弟姉妹の皆様
本日、閣僚とともに、COVID-19対策本部から、ラオスにおけるCOVID-19の感染状況及び首相命令06号(2020年3月29日付発出)の実施評価及び修正事項についての報告を受け、2週間の実施状況についてよく理解しました。
党の指導力の下、中央・地方全てのレベルにおける管理によって、首相命令の実施は円滑かつ効果的であり、社会のすべての人が重要性を理解し責任と役割を果たしています。

そのおかげで、初期におけるCOVID-19の抑え込みに成功していると言えます。この場をお借りし、政府を代表し、心からお礼申し上げます。

特に、終わりの見えない中、危険に晒され時間と闘い責務を果たしている全国の医療関係者の皆様に感謝申し上げます。
また、この2週間、重責の任務を果たした中央・地方の対策本部、国防及び治安維持活動に従事した方々に、心から謝意と信頼を表したいと思います。
メディア関係者におかれましても、迅速に国民に周知できるよう、情報収集・発信を行っていただき感謝申し上げます。

4 親愛なる父母、兄弟姉妹の皆様
事業者含む多くの皆様が、この厳しい状況の中、財産を犠牲にし、社会益のため様々な形で助け合い、政府の命令、ガイドライン、規則に理解を示し、実施していただいていることを誇りに思い、感銘を受けています。
この危機の中、友好国、国際機関は心からの支援の手を差し伸べてくださり、私たちはその支援を受け取りました。全国民が感謝できるよう、その支援が必要とする方々に適時適切に届くことを願います。

5 親愛なる同志、父母、兄弟姉妹そしてすべての皆様
我々は、いまだ凶悪なCOVID-19と対抗する戦場に身を置き、闘いは終わっていません。ラオス国民は、さらなる危機に直面している局面において、この際は、さらに思い切った行動を取る必要があります。

国民・社会の皆様に政府を代表しお願い申し上げます。2020年3月29日付け発出の首相命令06号及びCOVID-19対策本部発出のガイドラインその他法的措置について、期限を14日間延長し2020年5月3日まで厳守の上引き続き適切に実施してください。
感染拡大の悪循環を断ち、自身を、大切な人を、そして社会を守るため、これまでの法的措置及び状況の変化に応じて発出されうる新しい措置を遵守することは、個人、組織、法人その他すべての人の義務であり責任です。

我々は、老若男女、階級問わず、皆一様にこの恐ろしい病気に感染する危険性があることを、常に認識しなければなりません。私たち一人一人が遵守し実施していくことは、直接的また間接的に、党・国を助け、危険の中疲れ見せず責務を果たしている対策本部や医療従事者そして社会全体の負担を減らし、国民の生命を救います。

政府は、社会における生活の急激な変化を認識しています。
生活・移動の自由が制限されることは望むべきことではありませんが、実際は、あらゆる事業活動に影響が出ています。新年は、いつもなら、皆で集まり楽しむ伝統的な祝い事です。
しかし、今日、私たちは制限されています。このことが、緊急事態にあるということを思い出させます。自身のため、社会の平和のため、そして国家の安定と安全のために、誰もが犠牲を払わなければなりません。この危機を克服した暁には、皆様の笑顔が国内に、家庭に戻ってくることを確信していいます。

政府は、先日の会議において、経済的影響の緩和を目的とし経済・金融政策の政策及び措置について規定した首相合意書31号発出しました。関係者が迅速にかつ実のある形で実施していただくことを期待しています。
また、国民の皆様には、将来の食糧不足に対処するため、また経済の改善に資するべく、生産性を高める行動を取っていただきたくお願いいたします。

個人の利益のためにこの難局を利用するようなことは、人々、社会の不利益であり、国民は絶対に許すことはありません。噂やフェイクニュースは信用せず、常に公式発表を確認してください。すべてのラオス人には、道徳心と愛国心が備わっています。

我々は一致団結しなければなりません。諦めてなりません。マスクをし、手をよく洗い、家で過ごし、人集まらず、社会的距離を保つ、COVID-19との闘いに勝利するのは我々です。

「協力」をスローガンにCOVID-19に勝利しましょう。

(KPL紙のFB動画:声明を発表するトンルン首相)

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引用元:
http://laogov.gov.la/activities/pages/news.aspx?ItemID=1439&CateID=5

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オーストラリア留学。ハノイで日本語講師。日本の雑貨商社6年勤務。30歳、ラオスに渡る。外務省専門調査員・在ラオス日本大使館勤務。36歳でデジタルコンテンツ・クリエイターに転身。著書『25のカタカナ母音が世界を変える』

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