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埼玉キーパーソンとめぐる各エリアは魅力的だった|2023

私たち(※)はいま、埼玉県内のあらゆる地域を対象にキーパーソンに案内してもらうまちあるきを企画しています。キーパーソンに案内いただくと、どの地域にも固有の魅力があります。ということは、埼玉県内いたるところが実は既に魅力的なはず。そんな仮説を実証しています。

7年前くらいは、振り返れば市町村単位で考えるのが精一杯だった埼玉各地の空気感。それが、各地で特徴のある魅力的な活動をするキーパーソンが見えるようになり、さらにここ2〜3年くらいの間には、お互いの地域が刺激しあったり交流をはじめたりするようになって来ました。実はいま、埼玉では広域単位ですごいことが起きているのでは?

2023年3月に寄居、4月に鳩山、5月に北本と回を重ねるうち、冒頭の仮説に少しずつ確信を持つように。キーパーソンに案内いただくと、どの地域にも固有の魅力がありました。そして埼玉は今、あらゆる地域にキーパーソンがいるのです。つまり、埼玉は県内いたるところが既に魅力的なはず。埼玉のエリアごとに薫るテロワールを感じたい!

助走期間も含めると、2023年は6地域の埼玉ツアーを実施しました。来年も継続していく予定です。以下、各ツアーの実施概要をまとめたSNS投稿を備忘録的に整理しておきます。いずれきちんとウェブサイト等を立ち上げられればと思いますが、まずはこの場にて。

※私たち:上田嘉通風間崇志黒沢健二矢ヶ部慎一の4人です。


寄居 2023.03.02

旧寄居ドレスメーカー女学院2階にて

東武東上線の終点・寄居駅。20分もあれば行ける小川町の隣にありながら、何故かなかなか行くことがなかったところ、ここ数年で色々動きがあるという話も聞こえてきて気になっていた。寄居町商工会・笠原亮彦さんにお声がけしたところ、まちのキーパーソンを巡りまくる贅沢濃厚な視察ツアーにして頂いた。

ランチ:今井屋
寄居ドレスメーカー女学院跡→大田さんリノベ物件→馬場さんリノベ物件→アトリエRIKA→寧日→枕流荘京亭→rutsubo→mujaqui
懇親会:居酒屋か〜む→横浜屋

この日をきっかけにして、埼玉では広域ですごいことが起きているという思いを強めることになった。

7年前くらいは、いま思えば市町村単位で考えるのが精一杯だった各地の空気感が、それぞれの地域で特徴ある魅力的な活用をされる方々が見えるようになり、ここ2〜3年くらいの間でお互いの地域が刺激しあったり交流をはじめたりするように。話には聞いているけれど、まだお会いしたことがない方に会いたい、訪れたことのないまちへ行きたいと、強く思うようになった。

ご協力いただいた皆さんありがとうございました。

寄居ドレスメーカー女学院跡(リノベ中物件)
・ご挨拶に杉山明功さん
・寄居町商工会の活動(笠原亮彦さん)
・地域おこし協力隊の活動(大田幸子さん)
まち歩き
・ランステ準備中(馬場吉成さん+奥様)
・アトリエRIKA(加藤弘美さん)
・寧日(3/3オープン前日)
・枕流荘 京亭(某アーティストMVロケ地)
・玉淀河原・雀の宮公園
rutsubo
・共創型ローカルプロジェクトセンターの活動(根岸龍介さん、加藤隆也さん)
・市民による在来種街路樹活動(押田大助さん)
mujaqui
・上田さんの寄居での活動(上田嘉通さん)
交流会
・居酒屋か~む
・横浜屋(ジュークボックスがある!)

矢ヶ部Facebook投稿
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鳩山 2023.04.20

鳩山コミュニティマルシェ前にて

埼玉県庁との打合せ後の時間、せっかくなら行ってみますか?ということでセット頂いた鳩山。

東武東上線・高坂駅を降りてバスに乗れば行ける、なんなら小川町より時間はかからないはずなのに、なんだかんだと機会を逸していた鳩山コミュニティマルシェ。気軽な「行ってみたい〜」という矢ヶ部の一言で、黒沢健二さんに調整頂き、本家豊大さんには直接ご案内頂くのみならず「ニュー喫茶 幻」まであけて頂くなど恐縮至極。

夕方からの短い時間でしたが、楽しい時間でした。
ご一緒いただいたみなさんもありがとうございましたー!

鳩山コミュニティマルシェ → ニュー喫茶 幻

矢ヶ部Facebook投稿
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北本 2023.05.31

中庭にて

同じ県内でも東西のつながりはあまりなかったりする埼玉県。自分は西武池袋線・東武東上線以外の沿線には縁がなく、この日の北本も初めて。たびたびSNSで見かけたり話に聞こえたりもしていたけれど、土地勘・空気感は全然分からなかった。

そんな北本を暮らしの編集室・江澤勇介さんにご案内頂く。

最初から驚きの連続。江澤さんの案内ルートが絶妙にニクくて、さすが素敵な編集。流れるようなストーリー。日常と近所を楽しく穏やかに大切に編み出す温度感。プロダクトからエリアビジョンまでかなり繊細に意識されている。

北本市役所→北本駅前広場→荒川付近の地形・自然公園など→鴻巣市境の農園風景→北本団地商店街(てと→中庭)→ケルン→市役所

シティプロモーションを視点にする動かし方もあるのだなと気づく。「& green(アンド・グリーン)」などは、なるほどまさにこれですね感。まちの構造をデザインとしても上手に表現していて感嘆。

ご案内ありがとうございましたー!

そして、3/2寄居を笠原さん、4/20鳩山を本家さん、そして今回5/31北本を江澤さんにご案内頂き、キーパーソンに案内いただくと、どの地域にも固有の魅力的があるということを確信。

埼玉県内、今あらゆる地域にキーパーソンがいらっしゃいます。ということは、埼玉県内いたるところが実は既に魅力的なはず。そんな仮説を実証するためのツアー企画をやっていこうと考えたきっかけになったのがまさに今回の北本ツアーでした。

矢ヶ部Facebook投稿
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熊谷妻沼 2023.08.30

Y's cafeにて

地球沸騰とも言われるこの夏、わざわざ日本歴代最高気温を持つ埼玉県熊谷市へ(その1)。

熊谷駅から北に向かって車で30分くらい。旧大里郡妻沼町。利根川を越えれば群馬県というそんな距離感。地元では「聖天さん」と慕われる聖天山歓喜院のまわりに、リピーター絶えず新規出店の継続する店舗群があると聞き、埼玉県北部地域振興センター・高橋司さんにご案内頂いた。

集合(井田記念館前の駐車場)/Y's cafe→金子古家具店→聖天山歓喜院/ランチは福福/西田園・焦がし屋→むすぶん堂→島田料理店→note/解散

何に共感して集まるか、って大事よね。押しつけられず、強制されず、しかし一定のトーンはある。その辺りが心地よさを生んで、定期的にリピートしたくなるまちになっているのかもなぁ、と。

そんな感想を持ちつつ妻沼のファンになりました。

矢ヶ部Facebook投稿
https://www.facebook.com/shinichi.yakabe.5/posts/6697647233673273

熊谷星川 2023.09.04

AAOにて

地球沸騰とも言われるこの夏、わざわざ日本歴代最高気温を持つ埼玉県熊谷市へ(その2)。

星川通りで生まれ育ち、本業では地方創生スタートアップを複数立ち上げつつ、ご自身も星川のまちづくりに関わる中島雄平さんにご案内頂く。

PLACE HALL・駅ビル内→星川通り・星川農園→HACHI FARM→AAO
懇親会:スクラム茶屋 熊谷のはちごろう

PLACE HALLでは、推進中の熱中症対策モデル事業として、クーリングシェルターの設置、伊藤園と連携したデジタルサイネージの設置、駅ビルと連携したあつさたいさくコンテストの展示などの取り組みについてご説明。酷暑の今夏、説得力がハンパない。

暑さに注意しながら星川通りを散策。川の上に仮設を組み、自動灌水装置を備えた都市農園「星川農園」で、みずみずしく育つバジルや米ナスに驚く。その後車で向かったHACHI FARMでは、手作りハイテク装置による自動灌水・養液栽培のハウスを拝見。この装置に使う基盤にマニアックに反応する専門家も参加していたのですが、ちょっと話に追いつけなかった...

星川通りに戻り、AAOへ。シェアカフェ・レンタルスペース。ここで現在の星川まちづくりについての取り組みについてお話を伺いつつ、参加者とのディスカッション。

利根川流域でもJR高崎線沿線でも広域的な中心性を持ってきた人口約20万人弱の熊谷市。その駅前のローカルのあり方はなかなか悩ましい。少しずつでも着実に成果を出しつつも想定通りにはなかなかコトが運ばない渦中で試行錯誤する当事者同士の、ディスカッションを通りこした共有・共感・励まし合いは、とても濃密な時間でした。

中島雄平(なかじま ゆうへい )さん、ありがとうございました!

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宮代杉戸 2023.11.22

8月の熊谷に続き、11月は宮代町・杉戸町へ。

今回は、今年宮代町に引っ越して絶賛子育て中、まちづくりにも参加しはじめた公共R不動産メンバー・菊地くんの案内で宮代町や杉戸町をめぐり、キーパーソンからお話を伺いました。

埼玉県の東西ってあまり行き来がなく、自分自身もこれまで縁の薄かった地域。でも今年は草加にもご縁ができて、その沿線の春日部・杉戸・宮代あたりの動きも活発。今回とてもいい機会でした。

コミュニティーセンター進修館→蛭田農園→ROCCO→ひとつ屋根の下→無印良品
ランチ:一茶宮代
懇親会:おか芽

東武動物公園駅西口から数分のコミュニティーセンター進修館(設計:象設計集団)にて菊地純平くんからオリエンテーション。短い間にだいぶまちへ入り込み楽しんでいる。

周辺に広がる農園風景の中で循環型農業を営まれる「蛭田農園」では蛭田秀人さんから、微生物のチカラを利用した農法の合理性と効用をコンパクトにご説明(本来長尺のところすみません!)。

建設会社が6戸並んだ平屋を購入しリノベーションしたセレクト横丁「ROCCO」にも立ち寄り。すぐ裏手にはもう7戸めの動きも。

駅東口側のしごと創造ファクトリー「ひとつ屋根の下」ではみなさん集まり熱量あふれるカオスな中、矢口真紀さんから、3ビズや次の展開をご説明。3月が楽しみ!

駅西口側の公園のような芝生広場と大きな軒先が印象的な駅前開発では良品計画・Maki Fujiokaさん、宮代町役場・榎本恭一さんから、地域とともに育つ店舗のあり方や、宮代町の地域特性について。

それぞれ短い時間ながら親切丁寧に対応頂き感謝です!

駅をはさんだふたつの町。歴史的経緯から雰囲気もノリも違いながら、それぞれが生み出す暮らし文化が相互に刺激しあって混ざり合っていくさまも感じられて面白い。個人的には小川町・寄居町と比べてみるとまた別の視点で見えるものがありそうな気がしてます。

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