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保活で結局、一番大切だったこと|『保育園の「ほ」の字も知らない人の激戦区保活レポ』

娘の保育園が決まりました。妊娠中から決めていた、第一志望の保育園。
ほっとするやら、少し寂しいやらの今日この頃。

自身は幼稚園卒(それも年中から)、文字通り「ほ」の字も知らない私が生まれたばかりの娘を保育園に入れるまでには、様々な壁と葛藤がありました。

今日はそんな葛藤の中で「一番大切だった」と思ったことについてお話しします。

至れり尽くせり激戦区保育園の、比較ポイントを考える

保育園の「ほ」もわかっていなかった私が、保活で最初にやったことといえば「保活」というワードでTwitter検索をしたことでした。
みんな何やってるの?どんなことをいつから?
そんな中で知った先人の知恵から、「おむつの持ち帰りの有無」「アレルギー対応の有無」「保護者会の有無」など、一所懸命チェックリストを作って妊娠8ヶ月のお腹を抱えて見学に向かったのです。

▲こんな感じで情報をまとめていました

が、蓋を開けてみると、我が家から通えそうな範囲の保育園はどこも、「おむつは園破棄、完全給食アレルギー対応あり、保護者会なし」など、保護者の負担の少ない園ばかりでした。
なあんだ、どこも至れり尽くせりなのね。と拍子抜けしてしまいましたが、逆にいうと何を比較して志望順位を決めるのか、再度よく考える必要が出てきました。

実際保育園によって、おむつのサブスク、充実した教育カリキュラム、こだわり素材の給食など、色んな強み・差別化ポイントがあります。

夫婦で決めた最初の方針

最終的に8園見学をしたのですが、実は、最初から最後まで私たち夫婦の考える第一志望の保育園は同じで、最初に見学した園でした。

しかし、その園には2つのデメリットが。

①保育対象月齢が満6ヶ月以上
11月生まれの娘が4月入所を目指す場合、満6ヶ月に達していないため入所不可=年度途中での利用調整申請を余儀なくされ、第一志望はおろか、どこにも決まらない可能性がある。

②小規模保育園
2歳児クラスで卒業になるため、転園=再度保活必須。(いわゆる3歳の壁)

このデメリットのことを何度も夫婦で話し合い、最初に決めた方針は以下の通りです。

・第一志望は変えず、リスクを取ってでも満6ヶ月=6月入所を目指す
・万が一、希望する全ての保育園に落ちた場合は認可外保育園に預けて点数を稼いで、認可保育園の0歳児クラスの空き待ちをする

そして私たちは、2021年12月、次年度4月度の募集を見送りました。
6月入所の募集は、2022年4月受付です。

私たちの決断した最終的な方針

年が明けてからも夫婦で手分けしていくつかの保育園を見学していきました。
公立、私立、小規模園、インターナショナルスクール、認可外保育園…。
当初保育園に預けることに消極的だった私はストレスから何度も爆発しそうになり、その度に夫と対話を重ねていきました。

そして私たちが決めた最終的な方針は以下の通り。

・第一志望は当初の予定通り
・全ての保育園に落ちても、認可外保育園に入れない選択肢を残す

結局、ありがたくも第一志望の園に滑り込むことができました。

▲運が良かっただけだけど、本当にほっとした

結局、一番大切だったこと

前述の通り途中で保活方針を変えた私たち夫婦ですが、「一番大切だ」と思ったことが譲れなかったのです。

「その園に通う子どもたちが、数年後の娘になっていてほしい姿かどうか」
最終的にその一点だけを考えていました。

第一志望の保育園の子たちは、見ず知らずの私に笑顔で挨拶し、話しかけてくれ、自発的にトイレトレーニングに臨み、自分の気持ちを言葉にする練習をしていました。
娘にもこんな子になってほしい。この先生たちになら、任せたい。そう思えました。

逆に、当初予定していた滑り止めの認可外保育園は、なんとなく、娘がそこで楽しく過ごせるイメージが持てなかった。
夫と話して「そこに預けるくらいなら、次の4月に1歳児クラスの入所に賭けてもいいかもしれない」という話が出たのでした。

第二〜五志望の保育園も、園児の印象と、保育士さんのフィーリングで順位を決めましたし、娘に望む未来がイメージできなかったところは志望から外しました。

カリキュラムや設備などは確かに魅力的なものもありましたが、私たちは結局「人」で選んだのでした。

水が器に従って形を変えるのと同じように、人は一緒にいる人によって良くも悪くも変わります。まだ個人の性格もわからない、まっさらな0歳児にはなおさら、人という環境を優先して整えたかった、というのが、私の最終的な見解です。

「保育園に預けたくない」から保育園始まるのが楽しみになった

全ての保育士さんに申し訳ないのですが、私は当初、保育園に娘を預けることがものすごく不安でした。自宅で自分の目で見ていれば、自分の思う通りの教育・保育ができるし最も安心だと、思えてならなかったのです。
でも保活の紆余曲折を経て、今ではとても楽しみになりました。

どんな子に育ってほしいかな、ということを追及していった時、私がイメージしたのは、幼くてもしっかり自分の意思を持つ、溌剌とした娘の姿でした。
親や祖父母以外の大人と信頼関係を築き、お友達を作って、家族だけでの生活では拓けない世界に飛び出してほしい。

2年後の娘の笑顔が、今からとっても楽しみなのです。



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