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【政治エッセイ】日本共産党は本当に危険なのか?

今年で創立百年を迎えた日本共産党。公安調査庁から監視を受けている団体ですが本当にそれほど危険な政党なのか?疑問を持ったので調べてみました。

まず大前提として日本共産党は破防法に基づく監視を受けています。破壊活動防止法(通称:破防法)とは「団体の活動として暴力主義的破壊活動を行つた団体に対する必要な規制措置」を定める法律です。(かぎ括弧内はe-gov法令より引用)

また「暴力主義的破壊活動に関する刑罰規定を補整し、もつて、公共の安全の確保に寄与することを目的とする」法令でもあります。

ではなぜ日本共産党は監視対象になっているのでしょうか?公安のホームページによると共産党がかつて採択していた「51年綱領」に記述されている「われわれは武装の準備と行動を開始しなければならない」との文面から共産党は武装闘争の方針を取っていたためとされています。この51年綱領は現在では改定されていますが政府見解では共産党は今でもこの武装闘争の方針は変えていないと見ているようです。

https://www.moj.go.jp/psia/habouhou-kenkai.html

これに対して共産党は「武装闘争は中央委員会が解体され党が分裂した時代に中国に亡命した一派が唱えた主張であり党として公式に方針を示したことは一度もない」だと反論しています。更に1958年にはこの方針を自己否定したため問題ないと結論付けているようです。


私は本当に今後共産党が武装闘争を起こさないという保証ができたわけではないと考えています。共産党は今日でも綱領に「日本共産党は、労働者階級をはじめ、独立、平和、民主主義、社会進歩のためにたたかう世界のすべての人民と連帯し、人類の進歩のための闘争を支持する」(以上、リンク先の「日本共産党 綱領」3部「二十一世紀野世界」11項より引用)

と明記されているのです。平和の党を謳っていながら闘争を支持するとは大きな矛盾があります。共産党は他の政党とは異なりこのような方針を掲げているのです。昭和前期とはいえ数々の暴力事件を引き起こした共産党。約70年だった今でもその不安は拭えていないと思います。共産党は未だに危険な政党と言っても差し支えないでしょう。今後、暴力事件が起こる可能性は低いとは思いますが起きないとは言い切れません。備えあれば憂いなし。事件を防ぐためにも監視はしておくべきなのかもしれません。


今回は日本共産党について調べてみました。いかがでしたか?コメントやいいねをしてくださると幸いです。

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