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2022年11月の終わり

この時期になると昼間の南向きの部屋は明るくなってくる。

その一方で日の入りが早いので気がつけば黄昏時、という季節。

「権威主義者」しぐさにご用心

9月あたりは「反体制の皮を被った権威主義者」がキーワードになる、と思ったが実際その通りになったのは、かえって恐ろしく感じられる。

脱カルト支援を行ってきた瓜生崇氏曰く。

「《自分たちは絶対善の正しい存在、相手は絶対悪》という思考こそがカルト的な思考なのです。社会がそれにとらわれてはいけない」

統一教会と関係を絶つとは何を意味するか。カルト対策に魔法の杖はない【石戸諭ルポ後編】 
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/09/post-99666.php  

しかし現実には「正しさ」がカルト化している。

そしてその極北が昨今のフェミニスト達の振る舞いだ。その問題意識で9月から5本ほどnoteに書いたのであった。

シンプルに言ってしまえば、これらのリベラル権威主義者の行動原理はこうだろう。

進路、リケジョ、人文系アカデミア、ルンペンブルジョワジー…

白饅頭日誌も11月はリケジョとルンペンブルジョワジーの話が盛り上がった気がするが、これらの話題は決して他人事のような遠い話ではない。

やはり世の中のどこかが狂っているのではないか、そう思わざるを得ない。

何が「私たちは選ばされた」だ、と怒りつつも、今や他人の感情を制御する技術は進歩しており、既に先進国の政治を左右するどころか国際情勢にまで響く時代だ。

そんな中、イーロン・マスク氏によるTwitter社買収がパンドラの箱を開けた感がある。

そして、この2冊の訳書が出た。

いずれも原著のペーパーバック版を今年の正月休みの間に辞書片手に読破を試みたのだが、「『社会正義』はいつも正しい」のほうは難敵であった…

1960年代フランスのポストモダニズムを知らないと読めないというのは、実に難儀なもの。

相対主義の絶対化が起き、反体制運動が権威主義的な振る舞いを見せるというのは今に始まったことではない。

それが「権威主義者」しぐさにご用心、ということだ。

被害の絶対化、これは朝田理論の手口であり、それが「権威」の源泉となる。

〆のお言葉


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