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中身が同じでも、入れ物が違うだけで味が変わること

わたしはそれを「うつわマジック」と呼ぶ。

うつわが変われば味も変わる~コーヒーの場合~


例えば高級コーヒー豆で淹れたコーヒーを、紙コップで飲んでみると、どことなく味気ない。紙コップ=試飲・即席感・機械的なイメージがある。そこに心のゆとりや、リラックス、味を感じるという効果を求めることは難しい。

逆に言えば、インスタントコーヒーであっても、自分のお気に入りのうつわで飲めば、それなりに「美味しい」と思えるから不思議だ。正直、良質なうつわに入れられたら、中身の良し悪しの判断ができる自信はない。それこそ、うつわマジックだ。

(厚みのあるポッテリしたカップとソーサー)



(美しい色合いで持ち手が独特のカップ)


見た目はもちろん、持ったときの重さ、カップから伝わる飲み物の温度、カップに口が当たった感触。そうしたうつわに対する五感が、飲み物の味を決める。

だからこそ、料理や飲み物のうつわにこだわることには意味がある。そこに入れるだけで、乗せるだけで、いつもの飲み物や食べ物が特別なものに変わる。そして、味わうという時間を楽しむことができるのだから。

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