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アクティブなエンジニアコミュニティーをつくるのための、方向性と戦略を公開しておくよ

僕は7年間のリモートワーク会社員を経て、4月からフリーランスエンジニアになりました。
Developersjp は、ずっとリモートワークしていた寂しさから「深い議論がしたい、良い情報交換がしたい、一緒に学ぶ仲間がほしい」と立ち上げた エンジニア Slack コミュニティーです。

コミュニティーの目標としては、フリーランスや個人の時代おいて、小さなチームでカッコいい仕事をしつつも、勉強の幅と、モチベーション、そして、困ったときに助けてくれる関係性 1mm でもいいから増やす。というのが目標です。

それにむけてまずは、参加メンバーにとって良い場になるようにしたい!と考えています。

ですが道半ばで、まだまだ価値の提供ができていない状況ですので、僕の考えていることを整理し伝えるために、note します。

目次

・アクティブ施策(定例会 / オンライン勉強会 / にぼしBOT)
・クローズド招待制・有料化の方向性
・ターゲットとコミュニティーランサー
・Developersjp に参加するには
・他のエンジニアコミュニティーの紹介

アクティブ施策

今まで人数を増やそうとしたり、若者を増やそうとしたり、色々実験してきましたが、現在はアクティブ施策にメインを力を注いでいます
アクティブ施策とは、コミュニティーの発言やスタンプなど、Slack への参加具合を上げるための施策です。

これはメンバーに色々相談にのってもらった結果、僕が目指したいところは、規模や人数ではなく、アクティブさが重要そうだと言うことがわかったからで、今、アクティブさを目標値にすることにしています。

これは徐々に成果がでてきたのか、直近は 約2倍のメッセージ量になりました。

定例会 & 個別ヒヤリング

アクティブさを生むために最初にやったことは、毎週定例会というオンラインで顔を合わせる場を設けることです。
Slack で話したい内容を溜めておいて、それをオンラインで雑談するというかたちで開催してきました。

オンラインコミュニティーの1つの難しい点は、テキストだけのやり取りで多くの人の熱量を保つのは大変だということです。

僕はこれまで色々なコミュニティーに参加してきました。
そこで得た経験として、熱量があるコミュニティーは大体オンラインとオフラインがセットなケースが多いということです。オンラインに加えて、オフラインの勉強会や飲み会があるなどがあると熱量が保たれます。

ですが、僕は現在オーストラリアに住んでいます。
なので、オフライン施策は簡単にできないという縛りがあります。

そこで、オフラインの代わりでやったのが毎週定例会です。
実際にこれは効果がありました。オンラインで話したあと、メンバーのコミュニケーションが生まれ、メッセージの数は増えました。

仮説ですが、会話をすることで、自己紹介のテキストだけでは読み取れない相手がどんなひとか?がわかり、安心感が生まれるからではないかなとか思っています。

とはいえ、たくさんのメンバーが急に目的が雑な定例会に参加してくれるわけもありません。

そこで、次にやったのが個別ヒヤリング&雑談会です。

僕がこのコミュニティーで何が提供できるのかを個別に聞いていくことで、オンラインで話すきっかけをつくりました。加えて、その場を他のメンバーも参加できるようにして、定例会の目的同様で会話をすることで安心感がつくろうとしました。

やはり、雑談会したあとはコミュニケーションが多くなりました。

オンラインだけのコミュニティーだとしても、うまく会話の場をつくっていくことで、良いコミニティーが作れるのではないかと、今はさらに実験をしています。

オンライン勉強会

雑談会だけだと熱量があがってコミュニケーションが増えていくものの、本来の目的である勉強の幅と、モチベーション、をうまくあがっていきません。

なので、次にオンライン勉強会をしていくことにしました。

オンライン勉強会とは言っても、勉強会のために準備するのは大変なので、簡単に気軽には発表できる感じにしてきたいと思っています。例えば、

・すでに別の場所でおこなったスライドを再利用
・オンライン上で発見した勉強になる記事やスライドを解説
・自分でブログを書いて、そのブログの解説

・実際にコードや画面をみせて解説

など、友達に見せるくらいの感覚で、これやってみたレベルの勉強会もたくさん開いていきたいなと考えています。

先日、僕が話した勉強会も、ブログ書いたよ!って話を、ローカル画面をシェアしながら話しただけです。この記事について話しましたが、準備はほぼしていません

最近プログラミングをはじめたの長野くんにも、別の場所でつかった仮想通貨勉強会の資料をそのままつかって、発表してもらいました。

今後もこのサービス使ってみたよ!とか、これ面白いから一緒に使ってみたい!とか、気軽な勉強会を開いていきたいと思っています。

くろねこさん、煮干しお届け機能

徐々に活発感がでてくると、僕としては日々色んな情報をシェアしてくれたり、質問に回答をしてくれたり、色々感謝ばかりでした。

そこで、その感謝の数値を可視化する通称、にぼしBOT をつくりました。

今はまだ 単純な感謝の数値を渡し合うだけの機能なのですが、今後ポイントのつかいかたを、Developersjp の中で、一緒に考えていけたら面白いと考えてます。

ふわっと考えていることとしては、感謝の数値が多い人と、感謝をたくさん送ってくれる人に、還元する何かができないかなーとは思っています。

ここまでが今やっている3つのアクティブ施策です。

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クローズド招待制・有料化の方向性

現在は、クローズド招待制にしています。

僕の力不足ではあるのですが全く返事が返ってこないかたは、Slack から抜けてもらうようにしました。現在は MAX を 30 人にしていて、空きが空きしだい招待していくという形にしました。

加えて、現在の目標である「参加メンバーにとって有益な場である」ということは「 紹介したくなるほどのコミュニティー」ということで、メンバーはだれでも招待できるルールにしました。

つまり、僕は 有益な場をつくる ことで、招待したくなる という流れにできるように、アクティブ施策に力を注いでいるわけです。

少なくとも 50 人〜100人までは増加はこの方法でいきますが、もちろん僕も招待しできますので、僕が招待する基準は最後に記述します

逆に、50人〜100人くらいまではこれでいきますが、それ以降は無駄に参加者を増やしたいわけではないので、有料化したいなとも考えています。
無料枠の人数に幅があるのは、まだ適正よく人数がわからないからです。

元々立ち上げ当初は、このコミュニティーを有料にしようと考えていました。去年末有料オンラインサロンが活発になってきた時期で、有料だとコミットしたいという気持ちが上がり、活発になると考えたからです。

目的は売上ではないので、コミュニティーに全部再投資して良いエンジニアコミュニティーをつくれば、ひと集まるのではと思いましたが、そんなに甘くはなかったです。

当初考えていた施策の一部がこちら。

有料サービス・有料プランを運営費から負担します。
海外のサービスや新しいサービスをメンバー内で試せるようにしたいです。レビューしたりしていきたいです。

若手エンジニアを育てます。

U25 はどんどんコミュニティーに参加できるようにしたいです。日本全体のエンジニアコミュニティーで育てることで、質の良い若手エンジニアを育て、教える側もリクルーティングに役立ちます。

リアルのつながり支援をします。

メンバーが勉強会や飲み会を開催することで、最大半額まで還元する仕組みなども考えています。
加えて、たとえば勉強会の場所探しやエンジニア飲み会のセッティングとかもマネージャーが、一緒に手伝ってくれるような仕組みも考えています。

こちらは当時考えた施策で、まぁ将来的にやりたいことでもあったりしますが、一旦これら施策は全部やめました。

当たり前ですが、何もない段階で僕が提供できる価値が弱い以上、お金を払って参加してくれる人はいません。

なので、Developersjp コミュニティー自体に価値をつくることにフォーカスしはじめました。

その後、アクティブな人 50 人を超えれば、コミュニティーに価値が見えてくる気がするので、当時考えていたコミュニティーへの再投資と価値をあげるブースターとして有料化も視野にはいれています。

有料より前からの参加者は、ドネーション制にしたいと思っています。

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ターゲットとコミュニティーランサー

最初の方向性としては、僕のように独学で勉強してきたひとが学習者をターゲットにしようと考えていました。

僕がメンター的に教えつつ、学習者どおしが一緒に勉強すれば、盛り上がり、若者の勢いに力をもらって、僕も頑張る戦略にしようと思っていました。

ですが、なかなか良い若者に出会えないですし、見ず知らずの強いかどうかもわからない僕を頼ることは難しくうまくいきませんでした。

が、逆にフリーランスや小さな会社では働くひとにとっては、僕と同じ課題である勉強の幅と、モチベーション、困ったときに助けてくれる関係性 に魅力を感じるひとが多いことがわかりました。

なので、現在は

優しいエンジニアのためのオンラインコミュニティ

のざっくりコンセプトから、

フリーランスや小さな会社で
孤高に戦うエンジニアのための
優しいコミュニティー

のフリーランスや小さな会社のエンジニアをターゲットに変更しました。

そうした中で色々な意見を聞いていると、仕事を依頼しあう関係性にも需要がありそうなことがわかりました。

でもこのコミュニティーは、コミュニティーであり、あくまで各自それぞれ活躍した別の場所であり、その幅に意味があると考えています。

そこで思いついたのが、コミュニティーランサーです。

フリーランスに仕事を紹介するエージェントでもなく、一緒に仕事をしていくチームランサーの間くらいの、知り合いの人がこんな人探してるけど、興味ある?くらいのマッチング率が低くて問題ないエンジニア問い合わせ窓口を用意したいと思っています。

つまり、コミュニティーにいい人いませんか?的なという仕事の依頼を受けて、メンバーに聞いていくようなイメージです。

こちらはまだまだ準備段階であるので、なんか良いアイデアがあれば教えてほしいのと、一緒にこの仕組みつくりたい人は集めたいです。

依頼もあれば、とりあえず Twitter の DM や FB メッセンジャーなどでお待ちしています。

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Developersjp に参加するには

前述したとおりクローズド招待制ですが、メンバーを募集しています!

現在の参加の条件は、

・参加時の自己紹介必須
・月1のスタンプ または 書き込み

です。今はスタンプ押すだけなので簡単でありますが、今後変わることがあります。
※ 月1の条件は強制退会というより、運営から最近どうっすか〜?って DM がくる目安です。DM にも返信がない場合は退会になる場合もありますがご了承ください。

参加方法は、3つあります。

1. Developersjp 参加者に招待してもらう。
フォームの「招待者」の欄に紹介者の名前を入れてください。招待者が確認に出来次第、すぐに招待メールが送られます。
https://goo.gl/forms/LBFjkiWRUcXhkrZw1

参加メンバーのTwitter のリストがあるので、参考にしてください。
https://twitter.com/Djp_shironeko/lists/developersjp

2. 運営者の宮本に招待してもらう。
参加者に知り合いがいない場合は、宮本に DM を送ってください。
コミュニティーから何が提供できるかをヒヤリングしたり、一度オンラインで話したいです。参加前に記事中の個別ヒヤリングをするイメージです。
僕以外にメンバーが参加することもあります。

運営者:宮本の Twitter はこちら。

3. サポーター参加

毎月 1000 円〜 ドネーションをいただくことで、参加条件である自己紹介や、書き込みが無くても参加できることにします。

エンジニアじゃないけど応援したい。
アクティブになれないけど、参加してみたい。

上記のような方はサポーターとして、polca ドネーションすることでサポータとして、参加いただけます。Polca はこちら。
https://polca.jp/projects/7xnJls0qB1N

優しいコミュニティーをつくるエンジニアを待っています!

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他のエンジニアコミュニティーの紹介

色々コミュニティーには参加してきましたが、正直コミュニティーは合う合わないがあります。

Developersjp も、クローズドで参加条件が色々あって、合わない人には合わないかも知れません。

なので、今は別のSlack コミュニティーもたくさんあるので、参加ができるなら参加して色々参加して、自分の会うコミュニティーを見つけてみても良いと思います。ので、僕が知っているコミュニティーを参考までに。

参加しているコミュニティーの中で、一番いいなと思ってるコミュニティーです。僕は個人サービスがないのにコッソリ入っているので、若干心苦しくアクティブにはなりきれてないのですが、、いつかサービスをつくりたいので参加させてもらってます。オフラインイベントも楽しそうです。

最近始まったばかりのコミュニティーで、ラシュリエさんがちゃんと運営母体としてあるので、安心感があります。始まったばかりなの、一緒に色々考えていける一番おもしろい時期かとおもいます!

やりたいことが近そう(多分)なので、参考にさせてもらっています。
都内のレンタルスペースを定期的に借りてイベントするオフラインの場があるので、楽しそうです。

こちらは Discord ですが、最強・圧巻・憧れる〜。ってコミュニティです。
普通に勉強になりすぎるので、ぜひ。

他にもオススメのエンジニアコミュニティーがあれば、教えてください。
よければ入れてくださいm(__)m

開発しているサービスの運営の足しにします!