新たな価値観を知ることが大切で、全ての価値観を理解する必要はない

直近のブログでは、価値観という言葉を多用している。今日は価値観そのものについて、僕の捉えかたを述べておきたい。これ自体が、僕の基本価値観でもある。

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僕が定義する価値観とは、全く同じ出来事を全く同時に経験したときの、人による捉えかたや感じかたの違いのようなイメージをしている。

例えば、同じ海という景色を見ても、心が安らぐなぁと思う人もいれば、波がいいなぁって思う人がいるということ。
僕は波乗りの価値観を持っているので、波乗りをしたことのない人にはわからない捉えかただろう。

同様にして最近僕が手に入れた価値観だと、車で生活するバンライフだったりする。

バンライフは、今までそれなりに住めれば家なんて何でも良いやって考えから、この小さな空間にどう工夫して何を持とうかって考えに変えた。

今までただ通っていた道路が、ハイエースやワーゲンバスをみると興奮するようになる。これを考えている時間は楽しいし、新たな価値観で同じ道路が楽しい時間を増やすことができた。

価値観を手に入れるということは、全く同じことが起きていても、捉え方によって楽しくも、つまらなくもできる。追加も、交換も、アップデートもできる、自分のソフトウェアのよう。

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ところで、僕の親友（男）のパートナーは男だ。LGBTだが、これも価値観である。同じ男を見て素敵だなと思うことができる。

彼に出会ってから5年後くらいにそれを知ったが、それまで僕の周りにそういった人がいなかった（知らなかった）ので、そういった価値観が存在するということを改めて実感した。
僕は今でも女性が好きだし、男を好きになることは今のところない。だが、それを知ってからは結婚という制度に懐疑的だったり、LGBTへの配慮が足りない言葉や行動は目につくようになった。

僕はLGBTの価値観を理解できたわけではない。でも存在しているということは、知っている。

この価値観の存在を知っているが、理解できないという状態が重要だ。
この状態を楽しめる人は人生が豊かだろうし、この状態を受け入れる人が多くなれば、社会はもっと豊かになるのではないだろうか。（この考え自体も価値観とも言えるのですが）

そして、逆に価値観を伝える立場となっても、これを理解していれば、人間関係は楽になる。そもそも万人に理解してもらえる価値観はないだろうし、伝えても理解はされていなくても、知ってもらうだけで、関係性がよくなることもあるだろうと考えている。

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例えば、肉を食べない価値観があったする。それを伝えていたならば、相手はお肉料理以外もあるレストランを選んでくるかもしれない。相手はお肉を食べるかも知れないが、尊重してくれる姿勢がありがたいと感じるのは、良いことではないだろうか。
でも、もしその価値観の理想が動物が可哀想なので、人間がお肉を全く食べない世界を望んでいるとする。そうなると、お肉を食べる人は仲良くできないのだろうか。だけど、他の人の協力がないと達成できない理想が存在すると同時に、またその人が協力がしないとできない他の価値観も存在するだろう。

多様な価値観が存在する今の社会で、一つの価値観を達成をすることが難しいのであれば、それぞれの価値観を尊重してしく社会が、心地良いのではないだろうか。

価値観を伝えたり、発信することには大いに意味はあるが、もしそれが理解されなくても嘆く必要はないし、まして価値観の強要なんてはしてはいけないのだ。

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これが、新たな価値観を知ることが大切で、全ての価値観を理解する必要はない。という理由だ。

価値観を知れたとき、寛容性が生まれ、チャンスは広がる。
価値観が理解できたとき、あなたの幸せが広がる。

他人の価値観を知って、尊重して、自分の価値観をアップデートして生きる。

僕はこれからも価値観を探し続けて、知っていきたい。

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