【アラ還セカンドライフ#9】電話番号を教えたのは彼が初めて、そして面会の運び!
1年以上もマッチングサイトでパートナー探しをしていましたが、自分から電話番号を教えたのは彼が初めてでした。日本なら電話よりLineの運びになるのでしょうが、ここ米国ではLineは一般的ではありません。
会ったこともない彼ですから、この時点ではなんの恋愛感情もありませんが、今たいせつなことは彼が安全な方だということ。人一倍、警戒心の強いわたしが、彼との12日間のやりとりで人間的に信頼できそうだと思えました。
恋愛に発展しなくても、旅が好きなら男女の関係はさておきトラベルパートナーってのも有り!?なんて思いました。そもそも、夫しか知らないわたしに再び恋愛できるのかも疑問だったのでとりあえずは友だちになれそうならまぁいいかの軽い気持ち。
予告通り彼から初めてのテキストメッセージ(SMS)が届きました。(日本ではショートメッセージのことね)
マッチングアプリ上から脱出!いちいちアプリを覗かなくてもよくなりすっきりした気分になりました。
👸「これで、プエルトリコの写真を見る準備も整ったわ。もう、旅の予約は終わっているの?」
👶🏻「いゃ、まだ予約はしていないんだ。近々エージェントに連絡しようと思っています」
という感じでメッセージのやりとりが始まり、会話のキャチボールがスムーズ。流れる会話からお互いの暮らしぶりがどんどん伝わります。
彼とマッチする前の経験、Grebeさんと半年にもおよぶチャットで深い精神的な繋がりを感じていたのに、会ってみたらときめきを感じずに超空振りだったことがありました。
何なのでしょう?ビデオチャットでも特に違和感はなかったのに、会ってみたら恋愛対象とは違うなということが、肌感覚で明確にわかったのでした。
時間を無駄にしない。こんな失敗を繰り返さないためにも「恋愛対象となりうるか」だけは早いタイミングで感じてみたいと思っていました。でも、早すぎては、その人の基本的価値観や家族のことがまるでわかりませんから、少なくとも、たいせつなことを探ったあとにしようと思っていました。
その後も旅のこと、家族のこと、友だちのことなど、自然な会話の流れであれこれ楽しい交流が続きました。
ご両親ともに他界していることや、離婚していても良好な親子関係があること、犬好きなことなど……レッドフラグどころかイエローフラグもありませんでした。それどころか、共感力の高さ、わたしの投げるトピックへの答えの中には人間力の高さを感じました。
そろそろ会ってみたいと心から思ったので、マッチしてちょうど1ヶ月ほど経った日に彼を我が家にランチ&ティーにお誘いしました。ちょうど、息子夫婦が出かけていて二人っきりで会えるので気楽です。
わたしを知ってもらうためには、暮らしぶりを見てもらうのがいちばん手っ取り早いです。どんなところで寝起きして、どんなところで料理して、どんな環境で暮らしているか、説明しなくてもわかってもらえるのですから。
そもそも、わたしが彼を恋愛対象と認めたとしても、彼も同じように感じてくれなければ何も始まるわけがありません。第一、わたしはアメリカ人ではないし、彼によれば日本人との交友関係も初めてというのですから、会ってみたらコミュニケーションが難しいってことだってあり得るわけです。
ともかく、素のままのわたしを見てどう感じてくれるかはたいせつ。自分を偽り無く伝えたいと思っていました。
彼のほうは、初対面において誰もいないわたしの家での面会ということに、逆の意味で緊張したようです。😁 「私は信頼を損なうようなことは絶対にしない安全な人間ですから安心して下さいね」と前置きされました。
わたしも「あなたを襲わないようにするので安心して下さい😂」と返しました。
楽しくメッセージ交換できる彼ですが、マッチングサイトの写真でしか知らないのですから初対面にワクワク、ドキドキな気分です。
ビデオチャットをしようと思えばできたのに、それをしなかったのはGrebeさんのときのことが念頭にあったからです。彼とはビデオでやりとりしていてかなり彼をわかっていたというのに、実際に会ってみたら言葉では表現できない「何か違う感」を感じました。
それって、思い返して見るとわたしの中にある傲慢さだったのかもしれません。「とってもいい人だけどわたしとは釣り合っていない」というネガティブな感覚が襲ってきました。今は良くても、先々彼を尊重したり信頼できなくなる日がくるかもしれないと思いました。
そんな経験があったので、ぶっつけ本番でニュートラルな気持ちで会ってみたいと思ったのです。
最初、土曜にお誘いしました。
👶🏻「わかりました。息子とルネサンスフェスにでかける予定になっていたのですが、私にとってはあなたと面会することのほうが今はたいせつに思えるので伺います」
わたしはそれを聞いて、息子さんとの予定を変更してまでも初デートを優先しようとしてくれたことに好感を持ちました。
👸「あら、父と息子の時間はたいせつなので、それなら日曜でもいいですよ。日曜はどうかしら?」
結局、彼は予定どおり土曜は親子の時間を過ごし、日曜日に125kmの距離をドライブしてやってきました。
さぁ、いよいよご対面で〜す。
🌺 共感、応援いただけたならうれしいです。 感謝の気持ちは次のどなたかに恩送りします。