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シワが好きになれるお年ごろ

とってもうれしいコメントをいただきました。

わたしの記事を読んで本気で人生やり直そうと動いた結果、夫さんとやり直しが始まり仲良く手を繋いで歩けるようになったと。

わたしの記事って、わたしがマッチングサイトでみつけたQPさんと仲良くしていることだと思うのですが、なんと光栄なことでしょう。

わたしの最近の記事なんて、「勝手にやってろよ!!」と思われちゃうだろうなと思いながら書いているので、もし良い影響が与えられたならとても光栄です。

おまけに「わたしの記事読んでもう一度恋をしたくなるシニアは多いと思います」なんて言葉もほんとうにうれしいです。

2年前に夫を亡くし、絶望から気持ちを整理するためにはじめたnoteなのに、最近はすっかり幸せな日々を取り戻しているのですから、チャッカリした者です。

とはいえ、グリーフが消滅したわけではありません。喪失感は常に心の奥底にありますが、だいじな人を失う儚さを体験したからこそ、今生きている時間のたいせつさに気づいたというか、無駄にしてはいけないという気持ちが強くなっています。

そして、シニア世代になっているからこそ、本質を見極める力はついているし、人を数値や見栄、外見でジャッジする愚かさも知っています。

マッチングサイトでマッチしたQPさんとわたしはほんとうに相性がいいです。(もちろん今のところですが……)

深く付き合うようになってこれで7ヶ月ほど過ぎたのですが、お互いに未だ何ひとつとしてネガティブなことがみつかりません。

「これだけいっしょに過ごせばひとつぐらいは、“ここは……”てのがみつかって当たり前だと思うんだけど」とQPさんも不思議がっています。

わたしが考えるに、それはわたしたちがお互いにしっかりとした自分軸を確率していて、それを尊重し認めあっているからだと思います。そして、年齢を重ねているからこそ、お互いに持つ軸を尊重しあう重要性を理解しています。

43年もの歴史を持つ夫との関係よりも心地よいと思えるのはそこがちがうのでしょう。昭和オトコの夫は「黙ってオレについて来い」タイプでしたから。

多くの人がマッチングで人を探すときには、条件から絞り込みます。身長や体重など含めた外見、収入、職業、趣味などなど。相性のいい人をみつけるためにふるいにかけるのにだいじな要素ですが、何よりたいせつなのはやはり人柄です。そこは数値や外見からは見えないからやっかいです。

外見だけを見るなら、QPさんはわたしの理想とはほど遠いタイプです。

若い頃のわたしは「チッチとサリー」に憧れ、小柄なわたしは絶対に背の高い人がいいと思っていました。時を経て背の高さなんてほんとうにどうでもいいことになりました。それどころか、夫の闘病から別の見方を学びました。夫は170cmほどだったのでごく普通でしたけどそれでも、「でかい人」が怪我や病気をすると小柄なわたしがお世話するとなれば、かなり負担になります。

実際、大きな体の夫が怪我して動かすことにも苦労しているという友人がいます。若い頃のように故障しないことがあたりまえではなくなっていくお年頃なのです。

亡くなった夫よりも小柄なQPさん、小さいことはむしろメリットとさえ思うこのごろ。

マッチングサイトにいるころ身長の話になり、QPさんが「背の低い男性は女性には好まれないから、自分はもてないさ。あなたは珍しくぼくより背が低くてうれしい」と喜びました。

わたしは身長は気にしませんが、オーバーウェイトは避けたいと思っていました。そもそも体重のコントロールはその気になれば可能で肥満は健康に直結します。QPさんは筋肉モリモリ体型ではないけれどごく普通です。

彼の外見でわたしがいちばん気に入っているところ、実は顔のシワです。

歳を重ねると人相てシワに出ます。怒ってばかりの人は怒りジワができてきます。穏やかな人は、やさしそうなシワが入ります。QPさんのお顔をはじめて対面で見たときにシワでやさしさを直感しました。恋愛感情はこの時点ではまったくありませんが、悪い人ではないと確信できました。

義ムスコのムコヨシにQPさんの写真を初めて見せたときに、「顔のシワからこの人はきっといい人だと思う」と言ったので「わたしと同じ見方をするワ」と思わず爆笑しました。

背が高いことよりも小柄ながらフットワークが軽く働き者なことに気づくこと、シワや体全体から滲み出るやさしさと誠実さを感知できたのは、わたしがこれまでに人を見る目を養ってきたからなのでしょう。

人と出会ったときに、この人は友達になれるとか、なれないとか、相性に対する自身の直感センサーはかなり信用できるものです。恋愛も同じ。

さてさて、時間つぶしにこの記事をデトロイトの空港で書いています。これからわたしのバケットリストのひとつ、デンマークとスウェーデンに出発するのです。お気に入りの友人が日本から合流するので、人生初の女二人旅が叶います。どんな珍道中になることやら……。

やさしいQPさんが元気に楽しんでおいでと、仕事を半日休んでまでわたしを空港まで送り届けてくれました。運転苦手なわたしが自分で運転することもなく、息子たちに面倒をかけることもなく、QPさんが喜んで送迎を引き受けてくれました。I love my QP-san!! 🐽❤️

セカンドライフがどんどん素晴らしくなる現実にワクワクがとまりませんワ!!自分の人生は自分で編んでいくものなのですから、幸せに繋がる行動をどんどんアクティブに進みますよ〜。I love my life!!🐽❤️

行ってきま〜す。







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