ハーバードはなぜ仕事術を教えないのか ⑤ 失敗
5. 失敗
自分の失敗を語る
「部下や同僚の前では、自分の失敗談を語りましょう。失敗を笑い話に変え、堂々と語るあなたに人々は共感し、尊敬の念を抱くことでしょう。」
自分は大丈夫だと思う
「もうダメだと思った時は、「私は大丈夫だ」と思える理由を書き出してみましょう。私には友人がいる、家族がいる、貯金も少しながらある、健康だ、こんな能力がある−−−。思いつくまま書き出しているうちに、気力が湧き上がってきます。」
リスクを想定内に収める
「あなたは新しいことを始める時にリスクを計算していますか。最初は小さい試行錯誤を繰り返しましょう。間違っても、全財産を失ったり、職を失ったりするような大きな賭けをするのはやめましょう。」
不運だったと考える
「「私のせいだ」と落ち込むのはやめましょう。運がどんどん逃げてしまいます。それよりも、この不運の分だけ、あとから幸運がやってくると信じて、行動し続けましょう。」
失敗を人のせいにしない
「上司から「この失敗はお前のせいだ」と言われたら、自分なりの解決策を示し、上司の意見を聞きましょう。部下から失敗を報告されたら、一緒に解決策を考えようと手を差し伸べましょう。」
数多く打席に立つ
「あなたの失敗に対する免疫力はどのぐらいでしょうか。ちょっとしたことで落ち込んでしまう性格でも、意識して「打席」に立ちましょう。企画でも、提案でも、数多く出せば、当たる可能性は高まるのです。」
紙に書いて分析する
「あなたは今、悩んでいることはありますか。悩みを全部、紙に書き出してみましょう。意外に些細なことに思えてきませんか。その悩みを「自分で解決できること」と「自分では解決できないこと」に分類し、解決できる方に焦点を当てて、行動を起こしましょう。」
ポジティブな面を探す
「あなたは今、つらい時期を迎えていますか。そんな中でも「よかったと思うこと」はありませんか。会社で失敗したけれど、上司の温かさを知ったとか、会社を辞めたけれど、家族が支えてくれたとか。どんなに小さなことでも構いません。ポジティブな面を探しましょう。」
失敗の予行演習をする
「あなたには職場以外で「失敗してもいい場」はありますか。セミナー、学校、マンションの自治会、町内会、ボランティア活動など何でも構いません。そういう場ではできる限り、新しいことを提案しましょう。職場よりも金銭的なリスクが少ない分、思い切って予行演習をすることができます。」
レジリエンスを示す
「あなたは失敗したら減点されると思っていませんか。その時は減点されても、すぐに行動して対処すれば、長期的には加点となります。今はレビリエンスが評価される時代、何も行動しないことが最もリスクが高いことを知っておきましょう。」
昨日・今日・明日で考える
「あなたの人生で最悪の経験はどんな経験でしたか。それを今、振り返ってみるとどうでようか。その経験があるからこそ今の自分があるのではありませんか。逆境を乗り越えた自分を誇りに思いましょう。」
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