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HUC5周年祭:絵本の著者が伝える「家庭でできる性教育」

包括的性教育

育休中から興味を持ち始めたワードの一つ。コーチングを深め、DEIを深めていく過程で、改めて大切だと感じていることもあり、HUC5周年祭の絵本の著者が伝える「家庭でできる性教育」に参加しました。

耳だけ参加になりましたが、参加記録と感想をまとめます。


国際セクシュアリティ教育ガイドライン

まずは基本から。
国際セクシュアリティ教育ガイドラインについて、説明がありました。

「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」は、包括的性教育を提唱し、健康と福祉、人権の尊重、男女平等を促進することを目標としてていること。質の高い包括的性教育のために、次の8つのキーコンセプトが示されていること。

1.関係性
2.価値観、権利、文化、セクシュアリティ
3.ジェンダーの理解
4.暴力と安全確保
5.健康と幸福のためのスキル
6.人間のからだと発達
7.セクシュアリティと性的行動
8.性と生殖に関する健康

国際セクシュアリティ教育ガイドライン

私はこの中の「1関係性」「2価値観、権利、文化、セクシュアリティ」「3ジェンダーの理解」に特に興味があるのだと、話を聞いていて理解。

人権としての性教育、多様な人がいることが前提の対話型性教育、に興味をもっており、これからの時代を生きていくためにも、みんながアップデートすべき知識だと思っていることを感じました。

親としての日頃からの関わり

我が家にも性教育の絵本は「げっけいのはなし、いのちのはなし」の他に数冊ありますが、図書館から借りてきた本を中心だったこともあり、「定期的に読むもの」ではありませんでした。しかし今回まなっぺの話を聞き、定期的に読む絵本に加え、いつでも気軽に触れて、読めることで、月齢に合わせた性教育が出来そうだと感じました。

親が「まだ難しいだろう」とか、「性的な話は恥ずかしい」など決めるのではなく、子どものころから日常的に触れられることであること、そして聞かれたら、親として丁寧に答えること(回答出来ない時は正直に待ってもらうなど)、も大切だと感じました。

そして、質問には「科学的に淡々と答える」に納得!

コーチングをしてからか、普段からIメッセージを意識しがちですが、ここは感情やIメッセージではなく、「〇〇にはこう書いてあるよ」「一緒に調べてみよう」、など淡々と伝え、子どもの解釈にゆだねることも大切だと感じました。

正解のないことも多いわけで、まずは気になったことを気軽に質問出来る環境を作ったり、「どうしてなんだろう?」と素朴な疑問を投げられることが、家庭の中では必要だと思いました。

子どもを触りすぎていないか

今回のワークショップに参加して、「子どもを触りすぎていないか」という自分への問いは残りました。

正直、自分は大丈夫!と思えたら良いのですが、一部そうでもないような気がしています。。

・子どもを抱っこする際に、末っ子のおまたに手を置いてしまう
・じゃれ合いの一つとして、子どものお尻をツンツンしてしまう
・子どもの身体を洗う時に「触るよ」の声がけなしに触る

などなど

まだまだ自分自身が変われることがたくさんあることに気が付いたので、まずは日常の中で自分自身と向き合っていこうと思います。

子どもとのじゃれ合いは、「スキンシップ」でもあるし境界線は難しいと思いつつも、親子間でも「合意」を意識し、ちょっとの声掛けをしていこうと思いました。

男性も参加して欲しい

まなっぺもまこちも言っていた、「性教育に男性も参加して欲しい」という声。

なるほどーそうなんだ!と思いながら聞いていました。
知らなかったけど、確かに助産師さんや保健師さんも女性が多いですし、性教育をお伝えされている方、講座に参加している方も女性が多いのかも。。!

私はDEI分野に関わることが多いですが、DEI分野の方が性別においては「多様性」があるのだと思い、驚きました。

バイアスとして大きいのは「性別、年齢」と言われていますし、性教育の分野においては性別・年齢のダイバーシティから課題。道のりは険しい、かもしれませんが、「1関係性」「2価値観、権利、文化、セクシュアリティ」においては男性でも興味関心が高い方も多いと思うので、「包括的性教育」がもっと普及し、対話型の性教育が広がると、男性も参加しやすくなるのではないかと感じました。

これからの可能性も無限大ですね。

私のスモールアクション

知識を正しく持っていると、性教育は恥ずかしいことでも何でもなく、とても大切なことであり、その人を尊重することであることが分かりました。

その上で。。

このnoteを書いていることもスモールアクションの一つですが、まなっぺの企画している絵本アンバサダーの養成講座を受けることにしました。

次世代を担う子どもたちに、今の私が出来ることの一つとして、対話を軸にした活動の幅を広げていきたいと思います。

HUCの5周年祭のイベントは、まだまだ続いています。
ぜひご参加くださいね。





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