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開催報告:大学職員の方向けワークショップ③(次世代ファミリーコーチング)

次世代ファミリーコーチングにて、大学職員の方向けのワークショップ、「人材ビジョン構想 DAY3 理想のチーム像(ビジョン)を描く」を開催しました。
たまちゃん、こと、藤田珠世さんがメインファシリテーター。私はサポーターとして参加してきました。開催時の概要・気付きをまとめます。

◆DAY1の開催報告はこちら

◆DAY2の開催報告はこちら


人材ビジョン構築

DAY3として、はじめての参加者半分、2回目・3回目の方半分の状態でスタート。今回も大学の職員の方(手上げ約20名)向けの全3回、1回2時間で進めていきました。

体感型ワークを中心に、思考や身体、左脳と右脳を動かしながら、盛沢山の内容を120分でお届けしました。

ワークショップ概要と参加者の声

①振り返り(組織軸と自分軸の関係)

前回同様、組織軸と自分軸の共有ゾーンについて。
組織軸と自分軸の共有ゾーンを広げるためにも、「自分軸」の大切さをお伝えしました。

さらに、前回のアンケートの振り返りや、ダニエル・キム教授が提唱している「組織の成功循環モデル」から、「関係の質」の重要性をお伝え。
ネガティブ感情をチームの力に、信頼関係を向上するヒントをお伝えしていきました。

バッドサイクルの説明に、みなさん反応されていました

②組織における理想の人材とは

ホームページから抜粋した「自組織の使命と目標」から、組織における理想の人材とは?大学らしさとは?を付箋に書きながら、個人ワークで書き出していきました。その上で、グループディスカッションを行い、組織における理想の人材の5つの柱に沿って、分類分けをしていきました。

・意見の共通点や違い、独自性があることなど、色々な意見が出たことで見えてきたと感じた。
・5つに分けようとすると、相反することが起こると感じた。その中で「じゃあどうしたら前に進めるか」を議論してまとめていく力が必要だと感じた
・この大学をどうしたいのか?あまり考えたことがなかった視点だと感じた。人と意見が違っても良いと言われたので、言葉にする勇気になった。

「慣れないワーク」を行いながら、少しずつ意見をまとめていく

私が印象的だったのは、理想の人材と言われると、スペシャルな人を描く方が多いということ。基本的な業務が完璧に出来た上で、ユニークネスなアイディアが出てくるとさらに良いとのお話もあり、みなさんの専門性の高さや仕事への想いを感じました。

③理想のチーム像(ビジョン)を描く

「起点は自分」を合言葉に、個人の自分らしさやありたい姿を組織で活かすために、「強み」「弱み」を言葉にしていきました。

ここで力を借りたのが、お馴染みのビジョンカード。
各自の「強み」「弱み」をカードで選んでもらいつつ、チームメンバーの「強みと感じること」をカードを用いながらギフトしていきました。

今回は4人1グループだったので、みなさん3人ずつ強みのフィードバックをカードと共に受け取りました。そしてその中で、「今日の嬉しかった強み」として1枚カードを選び、自分の手元に置きました。(自分が選んだ強み・弱みのカードそれぞれ1枚と、チームメンバーが選んだ強みのカード1枚、計3枚)

「〇〇さんの強みは〇〇だと思います、なぜなら~」

最初は照れくさそうに聴いていた方も、最後は嬉しそうにご自身の強みと思われることを受け取っていたのが印象的でした。

お互いのカードを見せあいながら、談笑

その上で、各テーブルで最長のチームのカタチを作っていきました。

カードに付箋でコメントを付け、そこから最強のチームを作っていく

ポイントを2つお伝え。弱みを強みで補完しあうこと、自分のポジションに妥協しないこと。その2つを大切に、みなさんでチームを作っていただきました。

重ねても、広げても、何してもok。
思い思いに並べては崩し、崩しては並べ、最強のチームを作ってくださいました。最後は「チーム名」を決めて、全体発表へ。

・強みと弱みでチームを作っていくことがとてもよく理解出来ました
・コミュニケーションが大切だと感じました。弱みがあってもチーム内で見えていると、支えてもらえることが分かりました
・いろんな人がいることが分かり、楽しかったです。

チームメンバーに影響を受け合いながら、楽しそうにチームつくりをされていたのが印象的でした。

④ビジョン実現へのアクションを設定する

最後にアクションプランに向けて、もう1ワーク。
普段使い慣れていない部分の思考を使っていることもあり、疲れが見える中、みなさん最後までワークを頑張ってくださいました。

「明日から、職場で取り組んでみたいことを書き出す(5個以上)」

書いた付箋の中から、アクションを1つ選び、グループ内で共有いただきました。

強みと弱みを開示し合ったチームメンバーとのアクションの共有は、とても前向きな時間となりながら、全3回のワークショップを締めていきました。

サポートした感想と気付き

はじめての方、2回目の方、3回目の方が混ざって参加くださった今回のワークショップ。みなさんビジョンカードを上手く活用され、言葉のギフトを送り合っていることが印象的でした。

また、理想のチームを描く際、とても元気で笑いの絶えないチームがありました。業務中ということを考えると「笑いすぎ」と思う方もいるかもしれません。しかし、元気に笑い合いながらディスカッションを進めている姿に、大学の未来への希望を感じました。

本来、未来を語る、ビジョンを出すということは、とても楽しい、夢いっぱいのこと。いつもの常識の枠を取っ払い、枠外から出てくる本音や本質的な議論があるのではないかと思います。

「ワクワク」から生まれるシナジーで、理想のチーム像をさらに大きく膨らませられたその先に、本当の意味での「変革」が待っているのだと感じました。

今回のワークショップは全3回で終了となりますが、大学の企業組織の「人材ビジョン構築」の旅ははじまったばかり。これからどのような進化が起こっていくか、楽しみです。

次世代ファミリーコーチングとは

次世代ファミリーコーチングでは、組織開発で蓄積したノウハウを、家庭や
地域のチームづくりに応用した、コーチングプログラムを提供しています。

特に特徴的なのが、「ビジョンカード」を用いて言語化のサポートをすること。コーチングで左脳に働きがけることはもちろん、ビジョンカードを用いて右脳を使うことで、より直感的で、ワクワクする言語化をサポートしていきます。

今回の大学の職員の方向けだけでなく、小学校・中学校の先生向け、保育士向け、お教室の先生向け、保護者向け、など、様々なシーンで活用いただけるコーチングプログラムをご提供可能です。
ぜひ気になった方は、次世代ファミリーコーチングの公式ホームページやLINEより、お問合せください。
次世代ファミリーコーチング | 子どもを想う人が学べるコーチングカリキュラムです (familytc.co.jp)

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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