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ファスティングに挑戦してみたかった

たまにファスティングをしたくなることがある。特に、三十代になってから、そう思うことが増えた。
 
ファスティングとは、簡単に言うと「何も食べない」ことである。日本語では「断食」と訳されるのだろうか。もちろんイスラム教などの修行的な意味でやりたいのではなく、健康のためにトライしてみたいな、と思っている。
 
調べてみると、ファスティングにも色々とやり方があり、一日程度のライトなものから、三日程度のものなど、期間も調整できるらしい。今まで「食事を抜く」ということはトライしたことがあったが、本格的に取り組んだことはなかった。

ファスティングは、ただ食事を抜けばいいというものではなく、開始するまでに胃腸を整えたり、実施後に普通の食事にランディングしていく過程が面倒で、なかなか手が出なかった。また、やったことがないので、実施中はどういう状態になるのかわからず、想像以上にフラフラになって仕事に支障が出たりするのはまずいと思った、というのもある。

その点でいくと、いまは転職活動中で、通勤などがないため、トライしてみるチャンスといえばチャンスかな、と。
 
若い頃から脂っこいものが苦手で、揚げ物などを大量に食べると翌日に胃もたれすることがあった。もちろん歳をとってくるとさらに顕著で、油物は好物ではあるのだが、トンカツよりもチキンカツのほうが好みになった。

もちろん、そういったカロリーや脂質の高いものはこれからは控えるに限る。胃もたれを抱えながら、無理して食べ続ける必要はない。

現代人は、何かの栄養素が足りなくて不健康になる、というよりは、過剰に接種するがゆえに不健康になるような気がしている。僕はやらないが、酒やタバコなどはその筆頭だ。

どちらも、社会的にも有害だと広く認知されているので、仮に現代になってから発見された物質だとしたらどちらも麻薬のような扱いになることだろう。

社会が近代になる以前からあるものなので、ある程度容認されている、というだけだ。接種しないですむのであれば、それにこしたことはない。
 
生活習慣病なども、基本的には脂質や塩分などの過剰な摂取から起きる。もちろん野菜を摂ることなども必要だとは思うのだが、そこまで過剰に気にする必要があるのかな、と思う。

外国に行くと、新鮮な野菜はあまり手に入らないという事情もあるが、ほとんど野菜らしい野菜を食べていないところも多いので、日本人はむしろ外国人からみれば相当に野菜を摂取している国だといえると思う。だから平均寿命が長いとも言えるけれど……。

体重が増えてきていることももちろん気になるが、それ以上に、定期的に体の中にあるものを出して、いったんゼロにしたい、という要求のほうが強い。なんかいろんな余計なものを食べてきているはずなので、いったんリセットしたいというか。
 
一度やってみたら、身体の調子など、色々と発見もありそうなので、やってみようかな。少し勉強してみます。

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