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家を契約しました

一年半ほど家を探していたのだけれど、やっと契約にこぎつけた。何回かこれまでの記事で書いたことはあるけれど、やっとか、という感じ。情報収集などの動き出しは昨年の年明けごろで、引っ越しは9月を予定しているので、トータルの活動期間は2年弱といったところか。

購入したのは新築ではなく、都内の中古物件である。東京での中古物件の購入というのは契約書に捺印するその瞬間まで、ほかの人に取られたりすることと隣り合わせなのだということがわかった。なので、全く安心はできなかったのだけれど、やっと契約書にサインするところまでいけたので、これで本当に決まった、という実感が湧いてきた。

とはいえ、まだ住宅ローンの手続きはこれからなので、完全に終わったわけではない。仮審査にはあっさり通っているので、おそらくいける見通し。ちゃんと決まってから、あらためて活動をまとめてみたいな、と思っている。

家を探すのに一年半をかけた。これはかなり長いほうだと思う。担当の不動産営業の人は、自分が担当した中では最長だと言っていた。

あいだに休息期間もあったのだけれど、これだけ時間をかけたのは、妥協せずに家探しをした結果だと言っていいだろう。また、この時期までに絶対家がないとだめ、という時間的な制約がなかったのが大きかったな、と思う。時間的な制約があれば、どこかで妥協してしまったかもしれない。

条件面で一切妥協しなかったと書いたが、その「条件」も、実際に動くうちに結構変動した。部屋数や広さはわかりやすい指標として目安を設けつつ、特に立地にこだわった。

また、実際に内覧で見てみることでの発見もあった。最初は予算感もよくわかっていなかったので、あきらかに手が届かない価格の物件を見ていた時期もあったり。

結局、庭付きの家にしたのだが、自分たちがこんなに庭を欲しているというのも選んでみてはじめて気づいた。別に庭にこだわりはないと思っていたのだけれど、ある庭付きの家を見たところ、こういうのがあるといいな、と。

たとえば、人を招いたりするときは庭があると都合がいいこともある。それなりの広さがあれば、バーベキューとかもできるし。これは賃貸マンション暮らしが長いとなかなか出てこない発想ではある。

家を買うというのは投資と基本的に同じ考え方なんだな、と思った。こちらが買う準備が整っていても、売る相手がいなければ買うことができない。こちらのタイミングではなく、売る側のタイミングを考慮しなければならない。そして、好機チャンスは突然やってくるので、それが出てきた時にちゃんと準備をしていくことか、と。

まあ、本当の投資と同じように、最終的には売却することも考慮する観点で、立地にはこだわった。たぶん20年、30年後でも簡単に地価は下がらず、むしろ上がるものを選んだつもりだ。

家探しを通じて不動産購入についてかなりのことを学んだので、実際に住み始めたぐらいのタイミングであらためてこれまでの経緯をまとめてみたい。

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