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新規事業はどう発想すればいいんですか?

最近、新規事業のアイデアに頭をひねっている。

今年に入ってから、本業の仕事をやりつつ、新規事業開発のメンバーに入っているので、空いた時間を使って新規事業に取り組んでいる。といっても、いつまでに、という具体的なものではなく、とりあえず今年一年は修行中ということで、学校に通いながらスキルアップしていく感じだ。

事業プランを100個考える、というミッションがあり、納期は長いものの、コツコツ考えていかないとな、と思っている。これまでも新規事業関連はよくやっていたので、なんとなく簡単にできるのではないか、と思っていた部分もなくはないのだが、「量を出す」ことを考えるとかなり難しい。

量は質に優るということで、どんどんアイデアを出していく必要があるのだが、なかなかそう簡単に思いつくものではない。

数週間考えてみて、これはnoteの記事を書いたりすることと同じく、「習慣化」が大事なのでは、と思った。僕はnoteの記事で「いい記事を書いてやろう」と思ったことはない。ただ、毎日更新するということだけを決めているので、その締め切りに間に合わせるように書いているだけだ。

こういう生活を何年も続けることによって、自分の脳が「書く脳」になり、書くことが普通の状態になっている。ここまでくると、書くことはなんら負担にならない。この状態を作り上げることが創作をするうえでは一番大事なのでは、と思う。

頭をひねってビジネスアイデアを考えているのだが、さすがにそんなに気の利いたものはすぐに思いつかない。そもそも、いまの世の中はそれなりにちゃんと回っているわけで、新しいものが入り込む余地なんてないんじゃないか、とさえ思える。自分だって、生活の不満なんてほぼ抱えていないではないか。

しかし数週間にわたってぼんやりと考え続けていたら、「こう考えていけばいいのかもな」というコツが見えてきた。なので、少しそれについて書いてみたいと思う。

1.日々の不満をメモする

いまの世の中、だいたいのことはすでにサービスとして確立しており、あまり不満を感じることはない。しかし、全く不満がないかといえば、そんなことはないはずだ。

たとえば、満員列車に乗ったら、入り口付近にいる乗客が邪魔で降りにくい、みたいな不満があるだろう。そもそも満員列車が不満、とか。そういった日常の些細な不満を、とりあえずメモしていく。

2.面白いな、と思ったサービスをメモする

日々の生活の中で面白いな、と思ったサービスをメモする。朝のニュースでもいいし、ネットニュースでもいいし、新聞でもいい。街中で見かけて、使ってみたものだとさらにいい。

見聞きしただけのアイデアはそのままだともちろん使えないので、「仕組みを転用できないか?」「ほかの使い方はないか?」などと考えていく。既存のアイデアをベースに、アレンジを加えていくといった感じか。

3.世の中の最適化を考える

僕は車を運転しているとき、片側1車線で、対向の右折車が右折できなくて困っているのを見ると、ほぼ必ず道を譲る。これはかつてトラックの運転をしていた頃の習性的なところもあるのだが、右折車がいてなかなか右折できないと、後ろに車がどんどん溜まって、渋滞になっていく。

もちろん、対向車線の出来事なので自分は関係ないといえばないのだが、多少減速してパッシングでもしてあげれば、その渋滞は解消される。このように、「ちょっとした努力(気遣い)で世の中がもっとよく回るのでは」と思うことは随所にある。

全体最適としてどういう仕組みが考えられるか、それを商売にするにはどうしたらいいか、と考えていくということである。

とりあえず上記を意識した結果、たまたまテレビを見ていたら、野菜工場についてのニュースをやっていた。最近は余った土地や店舗を野菜工場にする企業があるらしい。地面に植えるのではなく、棚みたいなもので栽培ができるのだとか。

なので、その発想を転用して、レストランの駐車場の一部に移動式のコンテナのような工場をつくり、野菜を生産・販売する商売を思いついた。農場から野菜を持ってくるのではなく、レストランで直接栽培するため物流コストがゼロになる。夜間や休日のメンテナンスは、別途出張したり、リモートで監視したりする仕組みだ。

思いつきレベルなのでしょぼいが、そういうことをどんどん考えよう、ということである。一年も続ければ、何かいいものを思いつくかもしれない。


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