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「情報を仕入れる」必要はあるか?
もう3年も使っており、毎日投稿してもう1200本を超える記事を出しているというのに、noteはいまだに無料会員である。
有料会員になってもいいのだが、純粋な損得勘定だけでいうと、有料会員になるメリットがあまりない。予約投稿がメリットといえばメリットだが、なくても支障はない。
どうしても朝に編集する時間がとれないと予想されるときは、事前にボタンひとつで投稿できる状態にしておき、朝はスマホから投稿ボタンを押したりしている。予約だと、予約したつもりになって投稿し忘れてしまう、という事故が怖い。
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そんな折、ホリエモンの有料メルマガに加入してみた。料金は月額800円ちょっとらしい。少し高くも感じるが、日経電子版が4000円程度だと考えるとどうだろうか。
これは、ホリエモンのファンだからというわけではなく、また、「最新のニュースを摂取しなければ」という義務感からでもなく、純粋に紹介されている「情報」が面白いからである。
日経新聞を読まなくなり、もう一年以上経つだろうか。何年か、毎日熱心に読んでいたのだが、あるときから読むのをやめてしまった。まっとうなビジネスパーソンは日経新聞を読むべき、とよく言われるが、本当か? というのがあった。
実際のところ、日経新聞で仕入れたニュースがビジネスシーンで活躍したかといわれると、必ずしもそんなことはない。少なくとも、いままでの仕事ではほぼ関係がない、というのが実情だった。
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「情報」を仕入れる、というが、「情報」を仕入れることに意味を感じないのだ。なぜなら、「情報」は陳腐化してしまうからである。
仕事ならば話は違う。仕事は、たとえ1年後には陳腐化してしまっても、常に新しい情報を仕入れ、判断しなければならないからだ。1ヶ月後、1週間後には状況が変わっているような情報でも、場合によっては重要かもしれない。
なので、仕事に関係するニュースは「Googleアラート」に登録して、毎日ニュースが飛んでくるようにしている。そのおかげで、仕事に関わる最新情報の摂取にはいまのところ事欠かない。また、前述のように、自分が「面白い」と感じる情報であれば、好きに摂取するのがいいだろう。
感覚としては、「ニュースをチェックしなければ」という義務感ではなく、「面白い人の話を聞く」ようなイメージである。
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「情報」は陳腐化しやすく、自分に関係のないことまで知ることにあまり意味はないのに対して、「教養」は幅広く身につけたほうがいい。
情報……変化しやすい知識
教養……変化しにくい知識
と定義できないだろうか。
よく、学校で習う内容が実社会の役に立たないと言われるが、上記の定義だとうまく説明できるように思う。国語や数学、理科などは、おそらく死ぬまであまり変化がない。一方で、株価や為替、世界情勢などは、一ヶ月でかなり変化する。
証券会社の社員にとって株価の変動は重要な問題だが、株をやっていない普通の人は、多少の株価の変動など、さほど気にする必要はない。
自分が関心のある情報、仕事などで関係の深い情報、面白いと感じる情報は好きに摂取したらいいが、それ以外の情報はあまり摂取する必要はないだろう。前述の通り、すぐに陳腐化してしまうからだ。
一方で、一度摂取したら生涯変わらないような「教養」は、摂取しておいても損はない。「耐久性のある知識」を積極的に摂取するようにすれば、知識は積み上がっていくだろう。
こういう長年の積み重ねによって、じわじわと差が生まれるような気がする。
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