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飲み会文化復活の兆しに憂慮
もう年末なので、忘年会シーズン真っ只中だろう。ここ数年はコロナにより飲み会の自粛も続いていたと思うが、今年はどうなのだろうか。行政からの規制もないので、「解禁」した会社は多そうではある。
そもそも飲み会が文化として根付いている会社であればこれまでもなんだかんだやっていたのだろうけれど、今年はかなり大々的にやっていそうである。
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自分は忘年会の予定はない。予定はないというか、この段階で予定がないのだから、「ない」と言っていいだろう。会社の飲み会を自分からやりたいとは全く思わない。個人的に飲み会を開催している同僚もいるかもしれないが、自分はいまのところそういったところには関わっていないので、なさそうである。
飲み会ははっきり「苦手」だ。メインの理由は、そもそも酒が飲めないから、というのが大きい。幸いなことに、これまであまり飲み会が盛んな会社に勤めてこなかったが、もしそういう文化の強い会社に就職していたら大変だっただろう。まあ、飲み会が業務みたいになっているところは、あまり「楽しんで」はいないのかもしれないが。
そもそも長時間なのがよくない。最近は2時間ぐらいで追い出される店も多いが、僕にとってはそれでも長い。会社で2時間の会議があったとしたら結構長時間なほうだと思うが、それに匹敵する。実際には、二次会なども含めると三時間、四時間に至るケースも多く、そうなると時間の浪費がすさまじい。
あと、お金もかかる。食事をしただけなのに、5000円とかかかるのは理不尽だな、と思う(もっとかかるケースもある)。普段の食費なら、一日でも2000円行かないのに。
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でも、やっぱり飲み会も自分の立ち位置とメンバー次第、というところはあるかもしれない。最近、月に1・2度、奥さんと鳥貴族に行くのだが、食べ物もおいしいし、ビールも一杯ぐらいならおいしく飲める。
また、昔は音楽活動をしていたころはオフ会的なものに参加し、いろんな人と飲んで楽しかった思い出もある。よく知らない人たちと飲むと「お互いを知れる」「人と繋がれる」という点で有益だと思うのだが、会社の同僚や上司と飲んでも、別に普段から接してるのでたいして面白くない、ということになる。
もっとも、それもメンバーによるかもしれない。入社したばかりで、まだよく知らない人が多いという場合は、「人を知る」という観点では有効かもしれない。
自分が上司という立場でいく飲み会はそれなりに楽しかった。が、自分が楽しかった分、部下の人たちは楽しくなかったのかもしれない(表面的には楽しそうにしているように見えたが)。
要は、上司という立場になると、部下とコミュニケーションをとることが仕事になるので、こういった打ち解けた場で交流を図ることにメリットがある、という見方もあるのだろう。まあ、そういう意図がある上司とだったら、飲み会にいく意義もあるかもしれないが。
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前職ではバングラデシュなど、イスラム教圏に海外出張に行くことが多かった。イスラム教は、ご存じの通り、酒を飲むことはご法度とされている。しかし、なぜかバングラデシュでもビールなどは製造しており、「外国人が入れるバー」的なものがある。
日本人である僕がいると、そういったバーに入れるということもあり、よく「一緒に行こう」と誘われた(要は僕をダシにして、自分が飲みたいだけなのだが)。人類というのはつくづく酒好きだな、と思ったのである。
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「飲み会が苦手」と書いてきたが、アルコールハラスメント的な気質の人は、そもそも普段の生活からしてパワハラ気味な感じの人が多いので、やっぱり究極は「人による」としか言えない。一番の問題は、酒によって暴走したり、人に迷惑をかける人がいる、ということだろう。節度をもって楽しむ分には、飲み会も楽しいのかもしれない。
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