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何かを達成するために必要なもの
まもなく2022年が終わろうとしている。個人的には、今年はなんかちょっと間延びしたような、中途半端な年だった気がする。2021年は転職や結婚をしたので変化が大きく、新しい生活に慣れる必要があったが、2022年はその流れのまま、惰性で過ごしてしまった。
コロナ対策についても、2020年・2021年は世間も敏感だったが、2022年はどれだけ感染者が増えようがみんなあまり気にしなくなっていて、その「感度」が下がっていっているように感じる年だった。
2022年は、将棋という新しい趣味を獲得した。最初にやり出したときはこんなにハマると思ってなかったが、どんどん深みにハマっている気がする。奥さんともよく指しているし、実家に帰ると父とも指す。あるときは、奥さんの会社の人(定年退職後)と、初対面なのに指す、ということをやった。
将棋というのはすごいコミュニケーションツールだと思う。あとシンプルに、普通の人が想像しているよりもはるかに奥が深く、一生かけて楽しめるものである。それは確かだ。
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しかし、その新しい趣味を獲得したおかげで、2022年はほぼ作曲をしなかった。作曲依頼があったのでゼロではないけれど、以前と比べるとかなり少ない。また、小説も書いていない。いままで書いた長編小説をKindleで出そうと画策していて、校正作業をしているのだが、遅々として進まない。
まだ年は明けていないが、2023年の抱負……などということを考えるつもりはない。というより、「抱負」を宣言では、達成できそうなイメージが湧かないのだ。「抱負」ほどあてにならないものはない。新年の、挨拶のときに適当に言う言葉であり、実質的に何も言ってないに等しいからだ。
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長年の経験を経て、物事を継続し、目標達成のために必要なものがわかってきた。それは、記録と締め切りである。思えば、ちゃんと目標を達成できたときは、このふたつの要素が必ずある。
まず、クリエイティブ系の趣味の場合、締め切りがないと何も作ることはできない。作曲の場合、ときどき依頼があり(ありがとうございます)納期があるため、締め切りは自動的に設定される。締切があっても、締切直前までの進捗は悪く、直前になってヒイヒイ言っているぐらいなので、誰からも締切を指示されていない状態では、言わずもがなである。
こうして、noteがかろうじて続いているのは、日々の締め切りが存在するからである。あと、日々の経過を記したログもかなり大事である。これがないと、際限なくだらけてしまうからだ。
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ビジネスの目標達成を、よくダイエットに例える人がいる。だいたいの物事はダイエットに例えられるような気がしている。レコーディング・ダイエットというものがあるが、この方法はまさしく、ログとデッドラインのコンボである。
年明けまでまだ少し時間があるので、来年の目標とデッドラインを定めるところからはじめようか。
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